時の間「白い瞳のグローリア、始まりの日記。」
ここは霧の異界ケイオスにある迷い星テラ……その外にある秘密の遺跡。そこに、私はいます。テラに住む人や魔物から忘れ去られた遺跡で、ずっと眠っていたみたいです。
私には、曖昧な記憶しかありません。
私の
私は白い瞳の■■■・グローリア。
■■■。自分の名前なので、大切なものです。でも、この三文字が分かりません。発音できないから、グローリアと名乗っています。
私の曖昧な記憶。どこかの教会で、赤いリボンと金色の髪の女性からもらった名前。それは覚えているのに……■■■-私の名前とその女性が誰か分からない。
悩んでいても仕方ありません。私の
私たち、魔物の異端者は迷い星テラの外にある、秘密の遺跡にいます。詳しく書いたら、
別の星にも、古代の遺跡はいっぱいあるので……ここが怖い者たちにばれたら逃げるよと、
迷い星テラにいる怖い者たち。
三大魔王の1人-狂王。
その龍たちが、魔物の大陸を占領して……狂王の軍勢は、殆どがトカゲに似た人型の魔物みたいです。大きな龍程、強くはありません。
狂王の兵士には、水中で呼吸できる者たちもいる様なので……狂王の支配地域にある、海の近くを進む時は注意した方が良さそうです。
テラの大樹。若葉色に光る透明な根っこ。森林魔術による、魔晶の木。迷い星テラは、この光の大樹の庭らしく……魔術を行使した術者の居場所が分かるみたい。
光の大樹は非常に厄介です。迷い星テラでは、慎重に行動しないといけません。
迷い星テラの中にある、唯一の人間の都-水の都ラス・フェルトに運ばれているって……水の都に潜入することがあれば、山盛りにされたぬいぐるみ達に出会えそうですね。
テラの大樹は、
あとは、希望の魔女様。
水の都ラス・フェルトにおられるテラの主神。
私と
これからは、
テラの大樹は、希望の魔女様の使い。水の都には怖いので近づかないと思います。何か、とても惹かれる様なことがなければ……
私の状態も書いておきます。
白いリボンは……私に名前をくれた金色の髪の女性の真似です。思い出そうとすると、うっすら見える、赤いリボンの女性の姿を忘れたくなかったから。
私の吸血鬼の体は幼いので、日光を避けないといけません。この遺跡から出る時は、夜になると思います。日光を浴びて、焦げたくないです。
※白い瞳のグローリア。
強欲の烙印(100) = ■■■の強欲(50) +堕落神―名も無き神の色欲(50~)。
堕落神―名も無き神の魂は、招魂魔術によって
実感できていないので、深く考えません。私が、大罪の一つを宿す
迷い星テラの怖い者たちのところで、書き忘れたことがあります。女神様が創った白と黒の霧の中に、とても怖い悪魔の軍勢がいます。女神様のご息女も……最近、黄色の雷を纏う魔女様が降臨されました。
爆ぜる様な黄色の瞳をもつ、魔女エレナ様。
悪魔の軍勢を指揮されているのでしょうか……最も危険なのは、魔女様が指揮する悪魔の軍勢です。とても大きな霧の龍ウロボロスもいるので、すぐに逃げるのが得策でしょう。
今日はここまでにしておきます。
テラの大樹が、全てのぬいぐるみ達を捕まえる前に、行動しないといけません。私も微力ながら、
迷い星テラは危険な星なので、ぬいぐるみ達に頑張ってもらいます。
魔物の異端者に幸あれ。私と
■■■・グローリア。
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