日曜日

「師匠!殴りますよ!?」

その言葉と共に教師にその拳を叩きつける。

「言いながら殴ることを教えた覚えはないぞー?」

教師は鉄製の板でそれをガードしたが、大きな音をたててそれは凹んだ。

夜影のその威力は怒りからくるものではない。

「日曜に学校に呼び出しされたこちとらの身にもなって下さい!」

「あー、知ってる知ってる。お前は仕事があったよな」

「ありましたけど!師匠のお呼び出しをお断り出来ると思ってんですか!!」

「思ってないから呼び出したんだ。文句言いつつ働くからなー、お前」

シャーッ!と怒るもネイテオは夜影の頭を撫でる。

「単位にしてやるさ。1時間、2時間くらいサボれ」

「それが教師の言う言葉ですか?絶対サボらせて貰いますからね!」

「ってことで、働け。言っとくが俺の授業だけだからなー」

「えぇ!?」

「えぇ!?、じゃないだろ」

「師匠の授業を楽しみに学校来てる生徒にそんな酷な事を!?」

「お前みたいな生徒が増えねぇかなぁ」

そんな会話をしつつもゆったりとネイテオはくつろぎ、テキパキと働く夜影を眺めた。

様々な仕事をする夜影だからこそ、その腕は教師を超えた。

なんでも出来る、、、わけではないが、大概のことが間違いなく出来る。

今回呼び出された内容は、プリント作成等の雑用と称して実は建前。

パソコンのウイルスについて、金庫の解除、それと、、、という生徒に任せるにしては異常な内容である。

しかし、この内容はネイテオでも出来る筈である。

何故なのか。

夜影の手が、ズダダダダダッという音を鳴らす。

それは電卓を高速で押すが為。

「いいんですか?こんな裏作業、生徒にさせて、師匠クビになりません?」

「んなこと言うな。ならねぇから。で、額は?」

「これ本当に教材を買ったっていう額ですか?」

「それについて、お前は知らなさそうだな。よし、調べてくれ」

「わかりました。ウイルスに関しても徹底的に調べましょうか」

夜影の顔付きが変わる。

その真面目で鋭い顔付きが、画面を見つめた。

それかた数時間後、夜影によって犯人まで特定。



作者、力尽きゆ

続きはまた続編へ

(続編書ける気力あらば)

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二息の学校生活 影宮 @yagami_kagemiya

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