84話「遊園地4」
「おっひっるー」
「「ひるー」」
みんな元気だな、僕はまだキツイよ。
お昼はレストランに入ることになった。
ハンバーグ、ナポリタン、ピザ、僕は控え目にサンドイッチにした。
「こぁみゅれたべむぐたらどぉいうする?」
「食べるか喋るかどっちかにしよ、わからないよ」
「んぐ⋯⋯これ食べ終わったら次どうする?」
「ジェットコースター!」
「それはやめてくれ」
流石に食後すぐ絶叫系はリバース確定だ。
「美緒ーそれは流石に鬼畜、食休みもしないで後悔するよ」
「そうそう、流石にさっきの先輩見ててそれはやめてあげなよ」
「ぶー」
助かった。
昼食が終わり、食休みが終わったのでレストランを後にした。
次はジェットコースターではなく、シュミレーターライドというものに乗ることにした。簡単に言えば映像に合わせて乗り物が動く奴だ。
「レッツゴー!」
映像はSFムービーだった。宇宙船に乗り敵を撃ち落としたり、剣で切りあったりするのがカッコイイ。
宇宙船が避けるとその方向に乗り物も動くので自分が乗ってるような感覚になる。
「おおおお」
「楽しいー」
このアトラクションでは酔わずに楽しむことが出来た。
「ふー楽しかった」
「わくわくしたね」
「次はどうする?」
「コーヒーカップとかどう?」
「いいね!」
次のアトラクションはコーヒーカップに決まった。
コーヒーカップ乗った。4人なので2人ずつに別れた。僕は佐宮さんと乗ることになった。2人でコーヒーカップに乗る。
「ふぅ〜」
「先輩疲れました?」
「まぁ、多少ね、絶叫系がキツくてね」
「留守番でもいいですよ、無理は良くないですから」
「ありがとう、みんなの荷物は見ておくから乗ってくればいいよ」
「わかりました」
僕達のコーヒーカップはゆっくりと回ってた。
隣の美緒亜美ペアは凄いスピードで回ってた。
戻ってきた時2人は酔っていて、結局絶叫系に乗ることは無かった。
その後みんなでお土産コーナーを回り、お土産を買う。
僕は愛花にお菓子とハンカチを買った。
他のみんなもお菓子など買っていた。
帰りの時間も考えてそのまま帰宅することにした。
電車での帰り道。
「先輩、今日はありがとうございました、楽しかったです」
「僕も楽しかったよ、そんなにアトラクションは乗れなかったけど、ありがとう」
「苦手なのはしょうがないですよ」
「あはは⋯⋯佐宮さん、2人は大丈夫?」
海藤さんと鳩羽さんは寝てる。佐宮さんの肩に乗る感じで寝てるので大変そうだ。
「重いですけど、大丈夫です」
「荷物はこっちが見ておくから」
「ありがとうございます」
駅に着きみんなと別れ帰路に着く。もう夕飯の時間帯だ。家に帰ったら愛花の所に行ってお土産も渡しておこう。
アパートに着き部屋に入る。何故か空いていたので愛花が中にいるんだろう。
「ただいま」
「あ、おかえりー」
愛花は料理を作って待っててくれたようだ。なんか新婚さんみたいな感じになってるけどこんなことは今日が初めてだ。いつもは愛花が部屋に来るし、待ってることの方が多い。
「わざわざ作って待っててくれたの?」
「うん、まぁ何時に来るかわからなかったからもう少ししたら帰ろうかと思ってたけど、よかった」
「ありがとう、じゃあ食べようか」
「うん」
食べながら今日の出来事などを話して、お土産も渡して、残りの時間のんびり過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます