第六話-僕は魔神じゃありません

とっさに言い訳をしようとしたができなかった。

なぜなら、僕が落ちた場所を中心に町全体にヒビが入っており、落ちた場所は大きく陥没している。

もう言い訳できないレベルである。

住人たちを見てみると皆、怖がったり、泣いたり、尊敬の眼差しで見たりしている。

最後のはちょっと違くね?

何でそんな目で見てるの?

あ~なんかこっちきたよ、逃げていいかな?とあれこれ考えているうちに、、、、

「初めまして、魔神様、私は、魔王をしています、リオ=スカルクスと申します。

どうか魔族のためお力をおかしいただけないでしょうか?」

「すみません。

僕は魔神じゃありません」

ちゃんと否定させてもらった。

「そうですか。

何でもいいのであなたの力を貸してください。

報酬ちゃんと払いますから」

迷わず僕は女神様に心の中で尋ねていた。

『どうします?』

『大分切羽つまった感じですし、助けてあげてください』

『わかりました』

対話が終わり目の前のスカルクスさんにいった

「僕でよければお手伝いさせてください」

「ありがとうございます。

では、さっそく我が魔族領にご案内いたします」

転移とかすると思ったら、普通に歩きでいくようだ。

こうして魔族領までの旅が始まった。

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