第一話-信仰者、異世界転生

その日から、僕こと京宮優はあたらしい日常を過ごしていた。

朝6時に起き、家を出る7時までの1時間ひたすら手を合わせお祈りし、学校から帰ってきたあとは、寝るまでの間ひたすら座禅をくんで過ごしていた。

その日、夜11時いつもなら座禅をやめ寝るのだがどうしても寝れなかったため、そのまま朝まで座禅しようと思った。

夜中3時、なんか変なことが起きた、座禅をくんでいるとなんかおかしなことになっていた。

あヤバ、なんかヤバい、床に魔方陣が見える気がするんだけどこれもしかしたら異世界転生するやつじゃね?少し前まで全然良かったけど今はそんなことよりひたすらあの人のことを想ってお祈りしたいんですけど、て言うか女神がこの世界にいるのに今さら異世界になんか行きたくなです。

でも現実は無慈悲なもので僕の願いなんか聞きもしない。

その魔方陣は、僕の気持ちをあざ笑うように輝きはじめ、視界が真っ白になった。

こうなった以上は仕方ない、どこぞの王国か、神だろうと知ったことか、僕はどんな世界に行ってもやることは変わらないひたすら女神を崇めるだけだ。

そんな決意を胸に僕の意識がなくなった。


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