転生者が多すぎて異世界に転生できなかった俺は、他人の転生を阻止することにした
最上へきさ
プロローグ
0:俺も無事トラックに轢かれました
俺の名前は
今、まさに死んだところだ。
皆まで言うな。分かってる。どこにでもある話だ。
確かに、俺はトラックに轢かれた。
ボールを追いかけて道路に飛び出した子供を助けようとして。
もちろん死ぬつもりはなかった。俺はそこまでお人好しじゃない。
子供を突き飛ばしたついでに、自分も走って、それでどうにか逃げられるはずだった。
なのに、誰かが俺をもう一度突き飛ばしたのだ。
中央分離帯を越えて反対側の車線に飛び出した俺は、逆方向のトラックに轢かれて死んだ。
幸か不幸か、痛みを感じる暇はなかった。
死体は相当エグいことになっているだろうけど、それも見ないで済んだ。
そして予想通り、女神に出会った。
すんごい美人でおっぱいが大きい女神。
冴えないフツーの高校生だった俺にチートな能力を授けて、うまいこと転生させてくれるって。
そこまでは俺の希望通りだったんだ。
……そこまでは。
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