大河小説 南北朝時代／楠木正儀 伝

結の章「南北朝の合一」

結 の章 登場人物ほか

結の章　「南北朝の合一（第37～48話）」

　思わぬ事態が正儀の南北朝合一の希望を打ち砕く。はたして正儀が求める合一は成るのか。感佩（かんぱい）の最終章。

　　目　次（主人公、楠木正儀が45歳～の物語）

第37話　歌合（うたあわせ）

第38話　楠木討伐

第39話　康暦（こうれき）の政変

第40話　雨山土丸（あめやまつちまる）城

第41話　河内平尾（かわちひらお）の戦い

第42話　即位

第43話　篠ヶ城（しのがじょう）

第44話　家督相続

第45話　厳島詣（いつくしまもうで）

第46話　明徳の乱

第47話　南北朝の合一

第48話　小僧と大御所（最終回）

　　登場人物（歳は文中三年（1374年）時の数え歳）

楠木正儀（まさのり） 　45歳……主人公、楠木正成の三男、河内守（かわちのかみ）

篠塚（しのづか）徳子（とくこ） 　44歳……楠木正儀の妻、伊賀局（いがのつぼね）

楠木正勝（まさかつ） 　20歳……楠木正儀の嫡男

如意丸（にょいまる） 　　13歳……楠木正儀の次男、後の楠木正元（まさもと）

楠木式子（のりこ） 　11歳……楠木正儀の娘

篠崎（しのざき）正久（まさひさ） 　23歳……篠崎（しのざき）久親（ひさちか）の子、正儀の猶子（ゆうし）

津田正信（まさのぶ） 　19歳……津田武信（たけのぶ）の子、正儀の猶子（ゆうし）

交野（かたの）達（たつ） 　　43歳……交野（かたの）秀則（ひでのり）の娘、正儀の側室

三虎丸（みとらまる） 　　 3歳……正儀と達（たつ）の子

橋本正督（まさただ） 　29歳……楠木正行（まさつら）の嫡男、楠木正綱（まさつな）から改名

池田教正（のりまさ） 　27歳……池田教依（のりより）の嫡子、実は楠木正行（まさつら）

楠木正顕（まさあき） 　40歳……正儀の異母弟、朝成（ともしげ）／正澄（まさずみ）から改名

楠木正近（まさちか） 　41歳……正儀の従弟、楠木正季（まさすえ）の子

河野辺（かわのべ）正友 45歳……駿河守（するがのかみ）、正儀の家臣、通名（とおりな）は又次郎

河野辺（かわのべ）正国 18歳……河野辺（かわのべ）正友の息子、通名（とおりな）は真次郎

菱江（ひしえ）忠儀（ただのり） 　19歳……菱江（ひしえ）忠元の嫡男、通名（とおりな）は庄次郎

津熊（つぐま）義行 　43歳……楠木の郎党、通名（とおりな）は三郎

妙（たえ） 　　　　43歳……篠塚（しのづか）徳子（とくこ）の侍女

和田正武（まさたけ） 　54歳……楠木正成の甥（姉の子）、正儀の従兄

和田正頼（まさより） 　34歳……和田正武の息子。通名（とおりな）は孫次郎。

美木多（みきた）助氏（すけうじ） 47歳……正儀と袂を分かった和泉国（いずみのくに）の豪族

和田良宗（よしむね） 　29歳……橋本正督（まさたか）の近臣

恩地満信（みつのぶ） 　37歳……楠木家家臣、恩地満一の次男、三代目左近（さこん）

神宮寺（じんぐうじ）正廣（まさひろ） 42歳……楠木家家臣、神宮寺（じんぐうじ）正房（まさふさ）の嫡男、通名（とおりな）は彦太郎

服部（はっとり）成次（なりつぐ） 　42歳……聞世（もんぜ）、正儀の従弟で家臣

服部（はっとり）成儀（なりのり） 　19歳……服部（はっとり）成次（なりつぐ）の息子、通名（とおりな）は十三（じゅうぞう）

観世大夫（かんぜだゆう） 　42歳……実名は結崎（ゆうさき）清次（きよつぐ）、聞世（もんぜ）の双子の兄

鬼夜叉丸（おにやしゃまる） 　12歳……観世大夫（かんぜだゆう）の嫡男、元服し芸名を藤若大夫（ふじわかだゆう）

長慶（ちょうけい）天皇 　32歳……後村上（ごむらかみ）天皇の後を継ぐ南朝の天皇

熙成（ひろなり）親王 　25歳……長慶（ちょうけい）天皇の弟宮（おとみや）、後の後亀山（ごかめやま）天皇

嘉喜門院（かきもんいん） 　42歳……熙成（ひろなり）親王の母、阿野（あの）勝子（かつこ）の院号

宗良（むねよし）親王 　64歳……信濃宮（しなののみや）、後醍醐（ごだいご）天皇の第四皇子。

懐成（かねなり）親王　 13歳……、後村上（ごむらかみ）天皇の第六皇子。上野宮（こうずけのみや）

二条教頼（のりより） 　47歳……二条教基（のりもと）の弟、南朝の関白

北畠顕能（あきよし） 　49歳……北畠親房（ちかふさ）の三男、南朝の准三后（じゅさんごう）

葉室（はむろ）光資（はるすけ） 　44歳……南朝の大納言、民部卿（みんぶきょう）

阿野（あの）実為（さねため） 　54歳……南朝の大納言（だいなごん）、後の内大臣

六条時熙（ときひろ） 　37歳……南朝の参議、後の中納言（ちゅうなごん）

吉田宗房（むねふさ） 　46歳……南朝の権（ごん）大納言、後の右大臣

花山院（かざんいん）長親（ながちか） 27歳……南朝の中納言、高名な歌詠（うたよ）み

授翁（じゅおう）宗弼（そうひつ） 　79歳……出家した万里小路（までのこうじ）藤房（ふじふさ）の法名

二条良基（よしもと）　 55歳……二条教基（のりもと）・教頼（のりより）の従兄で北朝の元関白

足利義満 　17歳……足利義詮（よしあきら）の後を継ぐ室町幕府の征夷大将軍

大方禅尼（おおかたぜんに）　　43歳……渋川幸子（ゆきこ）、足利義満の義母

山名（やまな）義理（よしただ） 　38歳……山名時氏の次男、幕府の有力大名

山名（やまな）氏清（うじきよ） 　31歳……山名時氏の四男、幕府の有力大名

畠山基国 　23歳……畠山国清の甥、幕府の有力大名

斯波（しば）義将（よしゆき） 　25歳……足利一門の幕府有力大名

伊勢照禅（しょうぜん） 　66歳……諱（いみな）は貞継（さだつぐ）、将軍、足利義満の近臣

細川頼之 　47歳……室町幕府の管領（かんれい）

細川頼元 　32歳……細川頼之の弟で、かつ嫡養子（ちゃくようし）