承の章「果てない争い」

承 の章 登場人物ほか

承の章 「果てない争い(第13~24話)」


 若武者に成長した虎夜刃丸とらやしゃまること正儀まさのりは、動乱に身をほだされる。楠木の宿命に翻弄ほんろうされる兄、正行まさつらの真の思いとは。



  目 次(主人公、楠木正儀が17~29歳の物語)


第13話 伊賀局いがのつぼね弁内侍べんのないし

第14話 正行まさつら出陣

第15話 四条畷しじょうなわての戦い

第16話 吉野山炎上

第17話 南大和の戦い

第17話 観応かんのう擾乱じょうらん

第19話 和睦交渉

第20話 正平しょうへい一統いっとう

第21話 八幡の戦い

第22話 賀名生あのう一揆

第23話 祝言

第24話 足利尊氏


  登場人物(歳は正平元年(1346年)時の数え歳)


楠木正儀まさのり  17歳……主人公、楠木正成まさしげの三男


楠木正行まさつら  24歳……正儀の長兄、父の後を継ぎ河内守かわちのかみ

楠木正時  21歳……正行まさつらの弟、正儀の次兄

内藤満子みつこ  21歳……楠木正行まさつらの妻、能勢のせの国人、内藤満幸みつゆきの娘

南江みなみえ久子ひさこ  43歳……楠木正成の妻で、正儀ら兄弟の母


美木多みきた賢秀けんしゅう20歳……いみな正兄まさえ美木多みきた正氏まさうじの嫡男

美木多みきた賢快けんかい 17歳……いみな正朝まさとも賢秀けんしゅうの弟


河野辺かわのべ正友まさとも 17歳……正儀の近習、通名とおりなは又次郎

津田つだ武信たけのぶ  16歳……津田範高のりたかの末子、正儀の近習、通名とおりな当麻とうま

津熊つぐま義行  15歳……楠木の郎党、通名とおりなは三郎


和田正武まさたけ  26歳……和田正遠まさとおの子、正儀の従兄(伯母の子)

美木多みきた助氏すけうじ 19歳……楠木党の与力、和泉国いずみのくにの豪族

恩地おんち満一みついち  45歳……二代目左近さこん、楠木家の家宰かさい

神宮寺じんぐうじ正房まさふさ 38歳……神宮寺正師まさもろの嫡男、将監しょうげん、楠木家の重臣

橋本正茂まさもち  45歳……橋本正員まさかずの弟、正儀ら兄弟の指南役

橋本正高  25歳……楠木一門、橋本正員まさかずの嫡男

きよ    46歳……南江久子の侍女

ふく    19歳……内藤幸子ゆきこの侍女


楠木晶子あきこ  37歳……正成の末妹まつまいで正儀の叔母、服部元成の妻

服部はっとり元成もとなり  48歳……猿楽の小波多こはた座座長、芸名は竹生大夫ちくぶだゆう

観世かんぜ   14歳……服部清次きよつぐ、晶子と元成の子、正儀の従弟

聞世もんぜ   14歳……服部成次なりつぐ観世かんぜの双子の弟


後村上ごむらかみ天皇 19歳……後醍醐天皇の後を継ぐ南朝の天皇

阿野あの廉子かどこ  46歳……後村上天皇の母

阿野あの勝子かつこ  14歳……後村上天皇の女御にょうご、阿野廉子かどこ大姪おおめい

北畠房子ふさこ  17歳……後村上天皇の中宮ちゅうぐう(皇后)、北畠親房ちかふさの娘


日野俊子としこ  22歳……弁内侍べんのないし、後村上天皇の傍に仕える女官

篠塚しのづか徳子とくこ  16歳……通称は伊賀局いがのつぼね、阿野廉子かどこお付きの女房

たえ    15歳……伊賀局いがのつぼね(篠塚徳子)の侍女


二条師基もろもと  46歳……南朝の左大臣、後の関白

北畠親房ちかふさ  54歳……南朝の准大臣じゅんだいじん、南朝の指導者

四条隆資たかすけ  55歳……南朝の大納言だいなごん、公家大将

洞院とういん実世さねよ  38歳……南朝の重鎮、北朝に対する強硬派

阿野実村さねむら  37歳……阿野あの廉子かどこの甥、南朝の中納言ちゅうなごん

阿野実為さねため  26歳……廉子かどこの甥にして側近、右近衛少将うこんえのしょうしょう

中院なかのいん具忠ともただ 23歳……南朝の頭中将とうのちゅうじょう、帝の伝奏でんそう


授翁じゅおう宗弼そうひつ  51歳……出家した万里小路までのこうじ藤房ふじふさの法名


二条良基よしもと  27歳……二条師基もろもとの甥で北朝の関白

洞院とういん公賢きんかた  56歳……洞院とういん実世さねよの父で北朝の左大臣


足利尊氏  42歳……征夷大将軍となり室町幕府を開く

足利義詮よしあきら 17歳……足利尊氏の嫡子

足利直義ただよし  40歳……足利尊氏の舎弟、室町幕府の副将軍

足利直冬ただふゆ  20歳……足利尊氏の子で、足利直義ただよし嫡養子ちゃくようし


高師直こうのもろなお  45歳……足利将軍家の執事、幕府軍事の要

高師泰こうのもろやす  44歳……高師直こうのもろなおの舎弟


山名やまな時氏ときうじ  43歳……幕府の有力大名

赤松則祐そくゆう  33歳……幕府の有力大名、赤松円心えんしんの三男

細川頼春よりはる  42歳……幕府侍所頭人さむらいどころとうにん、細川一族の惣領そうりょう

細川顕氏あきうじ  45歳……幕府側の河内守護しゅご、細川頼春の従弟


佐々木道誉どうよ 41歳……いみなは高氏、足利尊氏の盟友、婆娑羅ばさら大名

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る