第3話ツイキャスとYouTube
「
「え?」
「だって、一話と二話のリアクションの差が 笑」
このような心無い言葉を事実言われたかどうかは置いておいて。
どうも皆さん。CDが売れない男。三文です。
さて、今回はまず前回書いたsound cloudで試聴音源を投稿してみてどうだったか、という話から。
全然ダメでした。
販売促進どころか私がソロで投稿してる曲よりも再生回数が少ない始末。全然ダメ。片腹痛い。
やはり知名度ゼロバンドが生意気に視聴版とか言ってるからいけないのかな。フルで出さないと聞いてくれないのかな。
早くもそんな風に根本から覆す意見が頭を飛び交っている。
さて、sound cloud作戦が失敗したからと言ってめげてもいられない。何しろあと二百枚以上CDを売らなければいけない。
私は次の一手を考えた。
次はツイキャスをやりつつ、YouTubeのインターネットラジオ風番組をはじめてみようと思う。
まず、ツイキャスに関して。ツイキャスは知ってる人も多いはずだが一応ざっくり説明。ライブ配信のSNSで動画かラジオの配信がお気軽にできる。もちろん視聴することも可能で、しかもtwitterと連動してるので告知も楽々。すこぶる便利なのだがイケメンもしくはイケボであるか、喋る才能がないと厳しい世界だ。
残念ながらイケメンでもイケボでもない。むしろ真逆の位置に存在している。しかし喋りの方は多少自身はあった。私はバンド活動全盛期にお金をいただいて司会の仕事をしたことが何度かあった。レギュラーでイベント司会をしていたこともある。
自信は多少ある。
と、言ってはみたが実のところツイキャスに関してはバンドメンバーが昔からやっていて、今ではあまりやらなくなったので最近は私がその地盤を受け継いでやっている。だもんで喋りの才能うんぬん以前に何人か聞いてくれる人がすでにいる。ここでやらない手はない。
そんなこんなでバンドアカウントの方でこの間ツイキャスをしたところ、4枚ほどCDが売れた。泣きそうになった。
自分たちの浅はかさ。そして人の暖かさ。役八ヶ月ぶりにツイキャスを開き、そして図々しくも「CD出したから買ってくれ」などとぬかしたバカに対して「いいよー」と買ってくれた方。彼ら彼女らに対しての感謝は筆舌にし難いほどである。
しかしこれで終わりではない。私は考えた。フォロワーの分母が大きければ一見さんでも視聴者が増えるし、そしたらあるいは、CDも売れるのではないか。
という感じでこのエッセイでの反響次第だが、こちらのアカウントでツイキャスを開いてみるのもいいのではと考えている。皆さまの意見をお待ちしています。
正直、ここで「ベシャリには自信がある」などとほざいて実際小説アカウントの方で開いたら噛みまくりのしどろもどろのグダグダでフォロワー激減したらどうしよう。と少しビビっている部分もある。だが仕方ない。売らないと。
男は度胸、なんでもやってみるもんさ。
男なら、やってやれだ!
私はこの二つを座右の銘にするかどうか迷っているくらいなので、積極的にいこうと思っている。
さてYouTubeの方だ。
この動画時代になんたる時代錯誤なことをしようとしているのか。自分でも呆れている。
ラジオ風番組をやろうかと考えているのだ。
実は昔からラジオのパーソナリティになるのが夢だった。音楽家として食っていきたかった理由のひとつがラジオ番組をやってみたかったというのある。
ラジオ番組をもつにはミュージシャンになるかお笑い芸人か声優かアナウンサーしかない。笑いのセンスもなくイケボでもない、ましてや勉強もできなかった私は必然的に音楽を志したのだ。が、ダメ。夢は散っていった。
実は数年前、ソロでアルバムを出した時にローカルラジオ番組に二回ほど出演させていただいたことがあった。その時はすこぶる楽しかったのだがその後活動を縮小してしまったのでそれ以来出ていない。
だがここまできたらラジオをやってみよう。失うものは何もない。そう思ってまずは小説の経験を活かして、脚本を書いてみた。
これはその一部だ。
◆ラジオ脚本
※冒頭 音楽が4秒くらい。音量が小さくなり喋りはじめる。
さあはじまりましたよこんにちは。ほとんどの方が初めましてかと思います。この番組は知名度ゼロのラップユニット、僕ら◯◯◯のファーストアルバム「◯◯◯」を宣伝して販売促進していこうという下心剥き出しの守銭奴企画、録音スタイルでお届けするYouTubeラジオ風番組です。それでは早速はじめていきましょう。
※「番組名」エコー
※曲 転換 音量がちいさくなり喋りはじめる
改めましてこんにちは。「番組名」へようこそ。この番組は知名度ゼロなのにアルバムを作ってしまったラップユニットがなんとかしてアルバム完売を目指し、日々奮闘するところに付き合っていただこうという視聴者参加型の苦行になっています。
苦行は言い過ぎましたね。待って、帰らないでください。お願いします。明るいスーパーハッピーな番組なんです。
ま、苦行ではないにしてもこの番組を聞いてもし少しでも◯◯◯いいなと思っていただけたらCDを購入していただくのはもちろんなんですが、是非周りにオススメしていただきたい。そういう意味で参加型って言えると思いますね。もうその為ならなんでもします。はい。
えーお相手はそんな悪魔に魂を売り渡した男、ハーメルンのラップを担当させてもらってます。MCの◯◯ですどうぞ最後までお付き合いください。
※再び曲転換
さあはじまりましたね「番組名」。もうホントにね。時代錯誤もいいとこなんですよこの番組。この動画時代にね。まさかの音声。まさかの録音。時代に逆らう産卵期のシャケのような番組なんですよ。まあなんで動画じゃないのって質問、すごくあると思いますので。簡潔に。最初に言っておきましょう。もう二度いいません。
※無音で声にエコー
ブスだからです。僕が。
※音戻る
さあそんなブスも含めてまずはメンバー紹介から。
まずシンガー。◯◯。歌のパート担当ですね。アルバムにはソロ曲も収録してます。彼はですね。えー。YouTuber、でし、た。もう一回言います。YouTuber、でし、た。飽きたんでしょうね。以上です。あと歌が上手いです。以上です。
えーもう一人。MC。ラップ担当。◯◯ですね。この人は、よく名前が変わります。結婚詐欺師かってくらい名前が変わります。ラップが上手いです。以上です。
そして今喋っているのが、僕。◯◯です。ブスでデブです。去年の健康診断で中性脂肪が542ありました。あとはハゲだけが心配です。以上です。
メンバー紹介が終わったところでこの番組のスタイルなんですけど。まず軽く雑談、天気や政治の話なんかを交えてね。それから収録曲の解説。それで解説した曲を流して終わりと。それが基本的な流れになります。
で、曲なんですけど。全部で8曲あるんですよ。てことはね。はい。この番組。あと7回は最低でもやります。苦行ですね。
そんなとこで雑談終わったんで早速曲の紹介。記念すべき一曲目。ノットリグレット。後悔しないって意味らしいんですけど。日常ではあまり使わない英語ですね。えー僕がこの曲に関して後悔してることはですね。この曲は先行でiTunesでシングルリリースしてるんですけど。ミュージックビデオもYouTubeにあげてて。そのビデオに関して。もうちょっと、僕の髪型、あったんじゃないかって。後悔してます。
それでは曲の方に参りましょう。
ただね。普通に紹介してもアレなんで。モノマネして流そうと思います。毎回違うモノマネします。はい。今回はプロレスラーの天龍弦一郎選手のモノマネでお別れです。
※天竜のモノマネで
ノットリグレットはアルバムの一曲目。シングルカットするくらい好きな曲です。アレンジは先輩のらゆうさんにやってもらいました。何に関しても後悔しないようにと。そういう曲です。でもは聞いてください。◯◯1stアルバム◯◯から「ノットリグレット」
※曲流れる
◆以上
こんな風に番組を作りYouTubeであげてみようと思っている。文書に書き起こすとそこそこ笑えるのだが、実際喋るとどうなるか。そこが不安である。
何か意見を思いついた方は遠慮なくガンガンコメントしていただきたい。
たとえ誹謗中傷であっても、私はいっこうに構わん!
ということで、近々YouTubeの方もあげる予定です。
売れるといいな。
以上です。
◆在庫数 残りあと233枚(4枚ツイキャスにて販売)
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