医療従事者は見た

第4話 カロリーなんて頭にない

第３話の患者さん。

カロリーが足りない。

嚥下障害でもないのに昼食しか出してもらえない。しかもハーフ食。

しかし、胃の切除歴もあるこの患者さんは本来分食が必要なほど１食で食べられる量が限られている。

何回も病棟に掛け合っても意味のわからない理由でノー。

師長でもないヒラ看護師が声が大きいからと独断で決めたことがまかり通る。

主治医も病棟の圧に流される始末。

しまいには、ある看護師Kが「あの患者は足が動かないからカロリーは上半身で十分でしょ」「絶食したことあるから大丈夫でしょ」とのこと。

ここの看護師は狂っているとしか思えない。カロリー計算したら大丈夫じゃないことがわからないのか？殺したいのか？

さらには「あの患者の家族がいろいろ食べ物を持ち込んでくるから嫌いなのよ！また持ってこられたら困るからご飯出したくないの！」と。感情論で返され終わり。

なんでご飯が出ないのか？何度も聞いてこられる患者さんが不憫でならない。