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 今日はアリアと花畑にいきました。

 ほんとうはオニごっこがしたかったのだけど(今度こそ、ジャンをつかまえてやるぞ! とおもったからです)、アリアがママにお花をあげるの、と言ったので、ぼくもそれはいいなと思って、いっしょに探しにいったのです。


 花にくわしいビーンおじさんに場所をおしえてもらって、二人で牧場のところにいきました。おしえてもらったとおり、牛がほうぼくされてるところに、ママが好きな青い小さな花があります。

 ぼくは小さな花をいっぱいもっていこうとおもいましたが、それだと花がかわいそうです。だから、小さな花は指輪にして、それからぼくがきれいだなぁって思った大きな花で花束をつくりました。

 アリアが指輪で、ぼくが花束の担当です。


 うまくできたか心配だったし、家に帰るとほかの人もママにプレゼントをわたしていて、それがとても立派だったので、ぼくはますます不安になってしまいました。ぼくがそれを言うと、アリアは「だいじょうぶ」と言ってくれました。

 アリアの言った通り、ぼくが花束をわたすと、ママは「ありがとう」と、とってもよろこんでくれました。よかったです。ナビおばさんも、「とってもすてきなプレゼントね」といってくれたので、ぼくはほこらしい?(えっへん、って感じです)気持ちになりました。


 ぼくのママは、アリアのほんとうのママだけど、ぼくのほんとうのママではありません。ぼくのほんとうのママは、マモノにさらわれてしまったんだって。だから、ぼくはママのこどもでいいのかなって、たまにおもっていました。

 けど、夜に、ママはぼくをねかせるときに、「あなたはわたしのじまんのむすこよ」っていってくれたんです。だから、ぼくは、ママをほんとうのママにしていいんだなって分かって、とってもうれしくなりました。


 ずっと、ママのこどもで、アリアのきょうだいで、いれたらいいな。

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