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今日はみんなでぼうけんに出かけました!
村のまわりは木の壁でかこまれているので、外にはいけないので、村の中でぼうけんです。みんなが言うには、ぼうけんは男がするものだから、アリアとかは来ちゃだめなんだって。へんなの。
ぼくよりアリアの方が、心はずっとつよいと思います。……ちょっといやだけど。ぼくもいつかつよくなりたいな。
ぼくの村は、ダニエルお兄ちゃん(村の外に行って、ほかの町や村からいろんなものをもってきてくれるんだ)がいうには、小さいらしいです。それでも、反対からその反対に行こうと思ったら、ぼくたちにはとてもじゃないけどダメです。遠すぎて、つかれてしまいます。
村には一つだけ大きな門があって、門のあたりは危ないから行ってはいけないので、今日はその反対のはしっこに行きます。門は、開いた時に外からマモノがいっしょに入ったらいけないから、だから守るものがいっぱいあるし、いつも見はりの人がいるんだよ。
最初、ジャンは見はり台から外を見よう! っていきごんでいましたが、みんながダメっていったらむーって顔をしながらやめてました。ジャンはワガママだけど、でもみんながほんとうにいやだとやめるから、それは良いところだなって思います。
でも、そう思ってたぼくが転んだのをバカにしたので、やっぱきらいです。
門の反対は、牧場や畑があります。ぼくたちの家は門と畑との間です。
ひみつきちを作ろうとマイクがいったので、みんなそれに賛成しました。場所は丸太置き場です。まだ切られてない木もあるし、丸太をかさねたところとか、もうひみつきちっぽいです。
みつかったらおこられる! って思ったけど、でもとってもたのしそうだったから、ぼくも大きな枝を探したりしました。
みんなで、とおりかかったミリガン神父にとってもおこられました。走ってにげようとしたけど、いっしょにいたジェイクさんやグレイおじさんにつかまりました。教会の床が抜けてしまったので、木材を取りに来たんだって。
つんである木材がくずれたりしたら、ケガをしたり、ひょっとしたら死んでしまうかもしれない。そんな話を聞いていたら、とつぜん大きな音を立てて丸太がたおれました!
みんなびっくりしてそっちを見たら、犬が一匹、丸太の下じきになってしまっていました。見たことがない犬です。ぼくたちは顔を見合わせて、ぼくもついてないなって思ったことを反省しました。とても、こわかったです。
ミリガン神父やジェイクさんはその後、もう一度気をつけるようにいって、ぼくたちを帰してくれました。
なんだか、ようすがおかしかった気がする。慌ててたような?
ふしぎです。
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