【σσ 21本】シンエンディング!

どこかのネズミランドよりよっぽど夢の国だな。

ここが塔の中なのか?園庭ガーデンの奥にはバロック建築の宮殿があり。その建築物の裏庭からしばらく歩くとこの塔の主が造ったと言う小さな村がある。水車小屋や農民の民家風の家が建っていて。白賢者の村と名付けられていた。


美少女賢者様の案内でランドを散策しています。デートですよね。これはもう。


「僕、頭のいい美少女が好きなんですよ」


「美少女じゃないよ!頭がいいってそんなぁ…///」


賢者様といちゃいちゃしながら歩く散歩最高です。しつこいかもしれないけれど今度こそ真のエンディングを迎えたのではないでしょうか?

しかし、またもやそれを邪魔する者がいた。


「姫、お久しぶりでございます」


「スラろうた!」


「キュウィ♪」


美少女賢者が引き笑いを…なんか既視感があるのですが、気のせいでしょうか?


「うちのスライムとお知り合いなのですか?」


恐る恐る訊ねる。


「はい!シロイルの情報共有者スラろうたさんです。」


一人称を名前で言う奴って、かなり痛い人って思っていましたけれど、賢者様なら可愛いからOKです。


「情報共有ってどういう事ですか?」


「シロイルは賢者さんなのでこの世界の膨大な知識を有しているのですが、使わない知識はキル同然なので知識を多く共有してもらうために一つはこの塔の地下の大図書館として具現化して、もう1つはこのスライムさんに分け与えているのです」


「仕組みは全くわからないけど、このスライムいやスライムさん賢者様と同じ知識を持っていると言う事か…接し方を改めます」


宮殿と村の間に小さい丘がに、桜色のミニローマ神殿のような建物フォリー が建っている。賢者様専属のメイドさんが持って来てくれた、アフタヌーンティースタンドの皿に配食されたサンドイッチやデザートを食べながら話は弾む。あちらのメイドさん紅茶を入れてくれました。こちらのメイドさんは。


「リアルメイドさんだぁ…」


なんだかメモ帳に書き取っている。今勉強しているのかな?遅すぎます。

紅茶のいい香りに穏やかな気持ちになった。




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