余談:計量テキスト分析が素晴らしいと主張します
余談4:レビューが作者にもたらすものとは?
私が、このレビューのノウハウについて書こうと思ったのは、
カクヨム内にレビューを増やしたいと考えたためです。
レビューが増えて、より多くのレビューが作品につく環境になったらどうなるでしょう?
レビューが増えることで、作者がもっと面白い小説を書くためのヒントになる。
と私は考えています。
極端な例を挙げれば、
10人からレビューをもらって、その10人全員からヒロインが素敵だと言われれば、
その小説、その作者にとってヒロインが最大のアピールポイントなのは明白です。
そういう情報が得られれば、
ヒロインの影が薄い場面をあまり作らないようにしよう、と考えられるわけです。
反対に、すごく力を入れたはずなのにレビューで全然触れてもらえないところがあったとします。
こういった場合は、
読者に伝わらない表現になっていた(作中で語る場面が少なすぎた)可能性や、
力が入りすぎて読者が付いていけず、退屈させてしまっていた可能性などがありますよね。
こういったことに気付けるんです。
「気付ける」っていうのがすごく重要な部分だと思います。
長所にしても短所にしても、自覚することでより良い方向へ調整していけるのです。
他人から「あなたの小説はここが素晴らしいんですい」って言われても、
それのどこがどう素晴らしいのかよくわからないから、活用しようがないってこともありますよね。
特に、辛口でアドバイスされた時にそれだと、単に酷いこと言われておしまいってことで、アドバイスした側もされた側も損した感じがします。
ちなみに私は、アドバイスする側でこれをやらかしたことがあります。悲しい!
レビューが多くなれば、辛口の需要が低くなります。
辛口の批評って、書く側も受け取る側も大変じゃないですか。
意識していない人ももしかしたらいるかもしれないですけれど、
自分の意見が正しいという保証はないっていうのが、頭によぎるんですよね、辛口で書く時って。
辛口でアドバイスしたつもりが的外れとか、恥ずかしいですから。
私はそこらへんがトラウマになって、ここ数年は厳しいことを言わないし、求めもしないスタイルでいます。
で、辛口に頼らずに、効率良く改善点を見つける方法はないか?
ということで目を付けたのが、
レビューと計量テキスト分析なんですね。
レビューは単体でも、気付きのきっかけになるんですけど、
多ければ多いほど、アドバイスとしての機能を強く持ちます。
そしてレビューが増えてくれれば、
計量テキスト分析がものすごく活躍します。
自分の作品がどのように評価されているのか測定できるのはもちろんのこと、
自分の過去の作品や、他人の作品との比較だって容易にできます。
なのでこれからは計量テキスト分析を活用して、
自作品の反省をする流れが来るんじゃないかなって想像しています。
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