inter2. 闇に宿る炎、光に潜む陰

 商業の街アスティリエは、夜間でも絶えることのない明かりと賑やかさに包まれている。

 アティリアの目に痛いほど眩しい光が照らすのは、過度に肌を露出させ、金糸雀のように細く甘い声で人々を誘惑する女郎。呑んだくれの赤い顔に下卑た熱のこもった瞳で、地下への裏道を進む男。昼間の明るい市場から闇が支配する花街へ、人々の喧騒が移動していく。

 ホーラノアは宗教国であり、本来花街は禁止されている。しかしアスティリエは夜の街が生む利益を鑑み、市民が毎夜地下で遊び狂うことを黙認している。天空塔に真っ先に近づいたこの国の重鎮は損得感情のみで政治を動かし、街になった後もあらゆる場面でしたたかさを発揮してきた。地下街が塔も完全に把握できないほど入り組んでいることも、そもそも天空教に深く信心しているはずの関係者が度々花街を訪れていることも、彼らは理解しているのだ。

 そんな地下街の喧騒から離れた海辺、とろりと濃い闇に沈む時計塔に突然紅の閃光が現れた。眩い光は、やがて銀髪の若い男の形に収束し、何事もなかったかのように静まり返る。

 永遠に途絶えることのない歯車の音が支配する小さな部屋で、光を失ったアティリアを抱えたツァイトは深々と溜め息を吐いた。

 

「精霊、ですか……。厄介なものが現れましたね」

 

 精霊は、ウィステリアの魔法使いにはよく知られた存在だ。その起源や詳しい生態にまでは理解が及んでいないものの、魔力の濃い場所で暫しその声を聞くことから、「魔法の守護者」として大切にされていたのだ。真偽の程は分からないが、精霊の予言によって国を発展させてきたという話もある。

 一方、天空塔では精霊の話は全く聞いたことがない。魔法に関するものとして信仰されてもおかしくはないはずだが、教典にすら載っていないのだ。これは、やはり天空教が天空神ティルテリアを唯一神として定めていることに関係するのだろうか。

 これらの事情から、精霊が天空塔の差し金であることは有り得ない。だが、彼らはアルテミシアが蔵書室に入ることを助け、ツァイトを弾いた。精霊が一体何を考えてそのような行動に出たのか、それが今後に関わってくるのではないかと思えて仕方がないのだ。

 

「結果的に、アルテミシアに蔵書室を探らせることには成功したものの、『あの方』がどのように関わっているのか分からなかった以上油断は禁物ですね」

 

 誰にともなく呟くツァイト。窓辺に歩み寄りながらポケットを漁った彼は、金色の懐中時計を取り出すと両手でぎゅっと握りしめた。

 この懐中時計は、アティリアとは違う、ツァイトが魔法使いとして魔法を使うための道具だ。カチコチと音をたてる歯車の原動力は、ツァイトの魔力。それと、父と「彼女」の魔力も含まれている。

 目を閉じれば、今も僅かだがその残滓を感じ取ることができる。優しい魔力が像を結んで、在りし日の彼女を思い出すことができる。

 そうして、いつものように彼女の幻に自分の誓いを告げようとした時だった。

 

 ――バサッ。

 

 風の唸りにも似た大きな羽音を立て、蒼色の巨鳥が窓辺に現れた。猛禽類特有の鋭い瞳は、陽気にも怜悧にも見える。ツァイトは、突然現れた鳥を半目で睨みつけた。

 

「……ヴァンデ」

 

 興を削がれたことに非難の眼差しを向けながらも、ツァイトは懐中時計をしまって窓に手を伸ばした。彼がどうやってツァイトが時計塔に戻ったことを知ったのかは不明だが、丁度良かった。彼もヴァンデに聞きたいことがあったのだ。

 開いた窓に近づいたヴァンデは、僅かに目を細めてツァイトに近づいた。彼が何かしようとする前に、ツァイトが窓枠を越えながら二言、三言囁いた。

 突然、二人のすぐ下に魔法陣が展開した。魔法陣は蔓植物にも似た幾何学模様を結ぶと二人を包み込み、そのまま空中に固定した。

 一連の出来事を見届けたヴァンデは、人に変化し、呆れたようにため息混じりの声を上げた。


「……お前、言ってからやれよ。大体、わざわざ場所を作らなくても時計塔の部屋でいいだろ」

「生憎、貴方に前もって言う義理はありませんから。また部屋を漁られても困りますし」


 半分は本音の言葉を呟きながら、ツァイトは素知らぬ顔で夜空を見上げていた。半分は建前。彼との会話は、なるべく時計塔の外の、人に絶対に聞かれないところでする必要があるのだ。お互い、天空塔に知られてはまずい内容を話すことが大半だから。

 時計塔も、ならず者が入らないようにある程度の強化はしている。しかし、塔はツァイトが管理を任された天空塔の所有物。ツァイトが下っ端の魔術師である以上、極端に傍聴を防ぐ結界でも張れば不審に思われてしまう。

 一方夜闇に突如出現した空間は、ツァイトによって見ることも感じることもできないように作られている。魔術師としては下っ端でも、魔法使いとしてなら天才とも呼べる能力を持つ彼ならこのくらい造作もない。

 問題は、それを天空塔も知っていること、それ故にあっさり見つかってしまうかもしれないことぐらいか。天空塔の航路は把握している。が、空を見て多少警戒するぐらいの緊張は必要だろう。

 ツァイトの考えを知っているのか否か、ヴァンデはげんなり肩を落としながら、「あれはきちんと謝っただろ」と言った。


「それよりどうしたんだ、あいつらは? 一緒じゃないのか?」


 ヴァンデの問いに、ツァイトはようやく彼の方を見た。面白くないというように眉をしかめて言う。


「アルテミシアなら図書館ですよ。少し……閉め出しを喰らいましてね。私も一度戻った方が良いかと思いまして。心配せずとも、彼女の魔力はあの方と同じですし、外に出たり何か良からぬことが起きたりしたらすぐに行きます」


 ティル・ノグは最重要都市のひとつであり、天空塔とホーラノアを繋ぐ政治と宗教の要。ツァイトのような末端の構成員は、招集の際機密の多い天空塔ではなくティル・ノグに呼ばれる。その時のために、移動用のアティリアを支給されているのだ。アルテミシアの居場所も、彼の魔法を使えばあっさり分かるだろう。

 だが、ヴァンデは心の中で首を振った。


(ツァイトの言葉の歯切れが悪い。酷く怒っているわけでもなさそうだ。警戒はしているが、時計塔に戻ったことを考えても、ティル・ノグでやらかして塔のやつらに追われた訳ではないだろう。……となると、精霊の仕業か)


 ヴァンデは魔物だ。その上少々特殊な宿命と役割を持っていることもあり、精霊が行動した意図について思い当たることもあった。……彼は、知りたくもないと思っているが。

 とにかくそこから察するに、精霊はツァイトの妨害をする可能性が高い。ツァイトはアルテミシアを天空塔に行かせたくないと思っているが、彼らにとってはそれこそが目的なのだから。

 そして不本意なことに、ヴァンデにとってもアルテミシアを天空塔に連れて行くことは目的のひとつだった。約束を果たすための。

 本当なら、ヴァンデがツァイトを妨害するつもりだったのだ。ティル・ノグに行ったならそこで。置いていかれたとしても方法はある。だが、それはつまり彼らがツァイトに関わる必要はなかったという意味でもあった。


(それでも、俺は……)


 深く考え込むヴァンデに対し、自分から質問したのにも関わらず碌な反応も返さない彼を、ツァイトは暫し半目で睨めつけていた。が、不意に大股で歩み寄ると、その襟首をがしっと掴んだ。苛立ちを隠さない低い声で言う。


「そんなことより、そろそろ教えてくれませんか? ……貴方、俺とアルテミシアを会わせるためにわざとアスティリエに向かわせましたね?」


 意味が分からない、といった表情でヴァンデを見るツァイト。彼が不信感を抱くのは最もであった。そう、ヴァンデはツァイトの手など借りずともティル・ノグに行くことができるのだから。

 ヴァンデにとって、天空塔の戒律など知ったものではない。どんなに高い壁があっても、「特別な道」を通ることができる彼には関係ない。目的を果たすためにも、ツァイトのもとを訪れてアルテミシアに会わせる必要もなかった。

 それでも会わせたいと思ったのは、協力者としての義理か、いがみ合いながらも何年も顔を突き合わせてきた友人としての申し訳なさか、あるいは、本当は止めて欲しいと思っているからか。

 アルバートに言った通り、しようとしていることが本当に正しいことなのか、自分でも分からなかったのだった。できることなら、ツァイトに自身の行動を阻止してもらいたいのかもしれない。たとえ宿命と役割から逃れることはできず、約束を違えることもできず、結局自分がツァイトを止めることになったとしても。

 長く複雑な迷いと葛藤。だが、その全てはおくびにもださず、ヴァンデはいつものからかうような軽い雰囲気でにっと口角を上げた。


「いいじゃないか。お前も探していたんだろ?」


 軽薄そうな口ぶりに固い意志を感じ取ったツァイトは、不承不承頷いた。


「まあ、生きていたらいいと思っていたのは否定しませんけどね。便利ですし」

「お前って、本当にドライだよな……」


 唯一と定めた人以外にはいくらでも無関心になれる。自分の目的のためなら悪魔になることも厭わないその冷淡さと堅物さに、ヴァンデは呆れるばかりだ。

 一方のツァイトは、少し心外そうに肩をすくめた。


「あの子のことは、それなりに大切に思ってますよ? 何せやっとみつけた本物で、この様子だと唯一の生き残りのようですし」

「……それだけじゃないだろ」


 何を察したのか。……否、これは共感だろうか。刃物で突き刺すように、ヴァンデが鋭く問う。ツァイトはぴくりと肩を震わせた。やがてぼそっと呟く。


「……まあ、似ているというのも否定はしませんけど」


 いかにも仕方がなさそうに付け足された言葉は、それでも隠しきれない思慕の情を含んでいた。俯いて瞳を閉じたのは、瞼の向こうに抑えきれない想いを沈めるため。そのくらいよく似ているのだ。アルテミシアと、あの人は。

 けれど、彼が追憶に浸っていた時間は決して長くなかった。すぐに黄玉トパーズの瞳を開くと、ヴァンデの方をきっと睨みつけた。


「というか、おかしくはないですか? 確かに彼女はあの方の魔力を持っていますが、それだけでああはならないはずです。そのことについて、俺、全然知らないのですが。ヴァンデは何か知っていますね」


 ツァイトも、ティルヤ族に関しては天空塔よりもずっと知識を持っている自信がある。だからこそ、アルテミシアに関しては不可解なことが多かった。そして、その理由を恐らくこの小憎らしい鳥は知っているのだ。

 しかし、ヴァンデはそのことについても口を開こうとはしなかった。ただ一言、それしか言うことはできないというように同じ言葉を繰り返す。


「言ったろ? 約束だって。詳しくは言えないが、必要なことなんだ。……複雑な気持ちになるのも、分かるけどな」


 言いながら、ヴァンデも視線を地面に落とした。彼自身、何度「彼女」とアルテミシアが重なって見えたことか。その度に胸がつまり、するべき行動を躊躇ってきた。本当にそれが正しいのか、たまに自分でも分からなくなるから、余計。

 しかし、ヴァンデはゆっくりと顔を上げた。真夜中色ミッドナイトブルーの瞳に決意の星が宿る。


「俺は魔物だ。俺は、俺の宿命に縛られている。それは絶対に変わらない。だがそんな中、唯一あいつのためにできるのがこれなんだ。邪魔は、しないでもらうぞ」


 ツァイトに凄むというよりは、自身に告げるように深く噛み締める。宿命は逃れられない。約束も破ることはできない。それが間違っていることだとしても。だからせめて、もう躊躇うことがないように。躊躇いは全て、アルテミシアを誰よりも大切に思う無邪気なクジラに預けてきたのだから。

 ヴァンデの決意を聞き、ツァイトは無表情のまま相手を見つめた。その声が、淡々と夜闇に響く。


「さあ? ヴァンデが何をしようとしているのか、俺には関係ありませんけどね。俺は、俺の目的を果たすだけですから」


 全ては復讐のために。天空塔を滅ぼし、失ったものを取り戻すために。それが、ツァイトの目的。果たすべきこと。

 少しの揺らぎもないツァイトの言葉に、ヴァンデは薄く笑みを零した。


「ほんっとうに頑固だな、お前」


 からかうような声と共に、ヴァンデの身体を蒼い光が包む。巨大で美しい翼を持つ怪鳥。鋭い瞳は、言葉と裏腹に真面目で揺るぎない。何かを警告するように。

 ツァイトは溜め息をつくと、自身も魔法を解除した。時計塔の部屋に戻り、飛び去っていくヴァンデを見送る。口の端を僅かに持ち上げ、勝ち誇るように夜闇に告げた。


「頑固でも何でも、言っておけばいいですよ。でも俺も、俺の目的は誰にも邪魔させません。天空塔に復讐し、彼女を取り戻すためなら何だってします。どんなに時が経っても、俺の主も、大切にしている人もただひとり」


 その言葉は夜の吐息のように冷たく、けれど甘く虚空に響く。


「――我が主、だけですから」


                     *

 一方、場所はホーラノアの何処かの空に移る。

 漆黒の幕を切り裂くように、天空塔が夜空を滑空していた。

 一切の穢れのない白を基調とした壮麗な姿。高く聳える大塔を中心に、幾つもの小塔が囲む外観は塔と言うよりも城を思わせ、ホーラノアを統べる天空の要塞としての威厳に満ちている。

 その大塔の最上階のすぐ階下に位置する部屋を、ひとりの男が訪れていた。白地に金刺繍の法衣。禿頭に豪奢な絹の被り物。老いてなお弱さを見せない琥珀の瞳と白く豊かな髭が特徴的だ。

 老人の名は、アレグラス大司教。天空塔の最高権威である大司教のひとりで、天空教の創設にも関わった功労者のひとりだ。

 アレグラスが部屋のノブに手をかけた時、数人の男が彼に近づいた。白衣にも似た白い修道衣を着た男が次々現れては耳元で囁く。

 告げられる内容の殆どは、逃げ出した「人形」について。聖騎士団を派遣して捜索に当たってはいるが、中々見つけることができない。そのことにやきもきしている者も多いらしい。

 だが、アレグラスは全くそれを気にかける様子はなかった。神官達の告げる言葉にも、ただ髭を撫でながら鷹揚に頷くだけ。

 確かに「人形」は天空塔にとって重要だ。あれがないと動かない機構も、進まない研究も多く存在する。下々の者はそのことを不安がっているのだろう。

 だが、アレグラスはそのことについて全く心配していなかった。多少不便ではあるが、いずれ帰ってくるという確証があった。だから、どの言葉にも彼は一言だけ返した。

 

「ティルテリア様を信じなさい」

 

 信心深い天空塔の神官は、誰もがその言葉だけで深々と頭を下げて立ち去っていく。

 全ての人が立ち去った後、アレグラスはようやく部屋の扉を開けた。木戸が僅かに軋み、室内を煌々と照らす光が目に飛び込む。

 その部屋は、まるで御伽噺のお姫様が暮らしているかのような部屋だった。

 柔らかい琥珀の光を零すシャンデリア。大きな窓には薄いレースのカーテンが重ねられている。床には足が沈み込みそうな毛織の絨毯が敷かれ、クリーム色の扉の奥から覗くのは何着もの純白のドレス。壁際に並ぶ戸棚も、床に転がる幾つかの椅子も、インク壺と鵞ペンが並ぶ書き物机も最高級のもの。部屋の各所に飾られた白百合の花が芳香を放つ。そして中央には大きな天蓋付きベッドが置かれていた。

 アレグラスは部屋を見渡し、自分の他に誰もいないことを知ると深々と嘆息した。

 

「今日はここに大司教が全員集まる予定でしたが……。一体、いつになったら来ることやら」

 

 天空教を発足する前から、彼らは自由人が過ぎるのだ。各々、自分の望みのためにしか動かないし、それでいいと思っている。まともに働いているのはアレグラスぐらいだろう。彼にとって、それが望みであり欲であるとも言えるが。

 アレグラスは僅かに口角を上げると、そろりと中央の寝台に近づいた。何枚もの純白のサテンのヴェールの向こう側、誰もいないと思われたそこに、ひとりの女性が座っていた。

 女性はアレグラスに寝台を覗かれても、ぴくりとも動こうとしなかった。華奢な身体を包むのは、あちこちに宝玉や貴石があしらわれた煌びやかな衣装。腰まで流れ、シーツに広がる豊かな金髪の巻き毛。頭部を飾るのは、蔓植物と小さな花を象った繊細な白銀のラリエット。薄く化粧を施された顔は輝かんばかりに美しく、気品と高貴さに溢れていた。

 だが、美しく着飾った彼女の碧玉の瞳は暗く澱み、何の感情も映していなかった。それどころか乳白色の肌も、薄桃の唇にも生気を感じられない。……まるで人形のように。

 アレグラスは粘ついた笑みを崩さないまま、女性の手をとるとその甲に口付けた。少しも抵抗しない彼女に暗い愉悦感を感じながら、静かに唇を開く。

 

「政務は滞りなく進んでいます。……貴女様が最早何を望んだとしても、既に遅過ぎるのです」

 

 丁寧な言葉。恭しい態度。だがそれは女性に対する警告であり、忠告だった。

 

「貴女様は、ずっとそこに座っておられたら良いのです。何も考えることなく。それが、沈黙を狂わせた貴女様の罰なのですから」

 

 アレグラスが女性の頬に手を伸ばす。彼女は身じろぎもしない。聖なるものを崇めるように、あるいはそれを穢すように、老人の愛撫は続く。だがそれは、不意にぴたりと止まった。彼は遠く下方を見遣る仕草をした。恐らく見ているのはホーラノア大陸、そこに逃げ出した小さく愚かな人形。

 視線を女性に戻す。彼女の頭を両手で引き寄せ、アレグラスはそっと耳元で囁いた。

 

「貴女様は、ずっとここにいるべき存在。ですが……そうですね。小さくひ弱なお人形の帰還だけは特等席で見届けて頂きましょうか。この国の、天空塔の発展のために」

 

 ――ねえ、

 

 女性は――天空神ティルテリアと呼ばれる存在は、やはり何の反応も示さなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る