皇城にて3(三人称視点。過激描写注意)

 既に呼吸が荒くなった騎士は、容赦せずに姫を

 けれど、その時に破きはしない。時折つっかえても、それだけは残った理性で守っていた。

「ふふ、もうこのように……。ねえ、騎士様……」

 騎士もまた、自らを

 そうして二人とも同じ姿になったその時、互いの体を抱き寄せた。

「んっ……熱い、ですわね……」

「姫様も、ですよ……」

「ふふ……んっ、んちゅ」

「ちゅっ、ちゅ」

 ディープキスを経て、騎士は姫の両頬に手をあてがう。

「ぷはっ……。それじゃあ、いただくよ」

「ええ」

 姫の承諾と同時に、騎士は姫を押し倒す。

「っ」

 ちょっとした衝撃に多少驚く姫であったが、顔は期待に満ちていた。

「お願いします、騎士様。うふふ」

 その言葉の直後、激しい衝撃が姫を襲った。

「ッ……!」

「んっ……!」

 騎士もまた、同様の衝撃を受ける。

「はぁ、はぁ……。いいよね。いくよ?」

「ええ、きてください……」

 少しずつ、ゆっくりと、影が蠢き始めた。

「んん……」

「ふあっ、騎士様ぁ」

 たまりかねた姫が、可愛らしい叫びを上げる。

「ひあぁっ、そこはらめぇ」

 騎士を止める声を上げるが、最早耳には届いていない。

 いや、むしろ過激になっていった。もっとも止める為ではなく、より激しくする為の下準備のようなものであったが。

「ひゃんっ、赤子のようにっ……」

 それに煽られた騎士は、姫の豊かな果実を一心不乱に貪り始めたのであった。




「っ、そろそろ、ですのね……?」

 ひたすらに互いを感じ取る事十五分。

 二人は、同時に限界を迎えようとしていた。

「ふあぁっ、騎士様、くださいっ……!」

 組み伏せられるような姿勢に高揚した姫は、最後の高揚を感じつつ、騎士を受け止めんとする。


「………………!」

「~~~~~ッ!」


 お互いがお互いを感じ取りながら、限界を迎えた。




 呼吸を整えた二人は、言葉を交わし合った。

「……ねえ、姫様」

「何でしょうか、騎士様……」

「これだけじゃ、足りない気がするんだ。姫様の願いを叶えるには、ね」

「ええ。わたくしも、足りませんわ」

「それじゃ、する?」

「ええ!」

 その後、二人は更に互いを味わった。


     *


 この三か月後。


 帝国全土に、「ご懐妊」のしらせが響き渡ったそうな。



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 近況ノートにて、こっそりお教えいたします。

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