9芋 トランプゲームは意外と白熱する
下着を買いに行った日から1週間が経った頃。
「兄さん、付き合ってください!」
凛が部屋に飛び込んでくるなり、すぐにそう叫んだ。
「だから、付き合うのは無理だって」
「兄さん、もう分かってやってますよね?」
凛が眉をひそめて陽の顔を覗き込む。
もちろんわかっている。
下着の次は一体何に付き合わされるのか。
若干の不安を抱えながら、陽は聞き返した。
「今度はなんだ?」
「兄さん、トランプゲームをしたいんです!」
「いきなりだな」
小さい頃に少しした記憶はあるが、凛とということになるとかなり前……もしかしたらしたことは無いかもしれない。
「トランプはいきなりと相場が決まっていますからね」
「そんな相場、お兄ちゃん初めて聞いたな」
「兄さん、そんなことを知らないなんて遅れてますね〜」
凛はそう言いながら人差し指を立ててチッチッとしている。
俺が遅れてるんじゃなくて凛が進みすぎていると言った方が当てはまりそうだ。
そんなことを考えながら、トランプが入っているはずの引き出しを開ける。
「あったあった」
「足りないカードがないか確認しますね」
床に座ってゲームをする準備のできている凛にカードの束を渡し、陽もそれに向かい合うように座る。
「トランプゲームって、具体的には何をするんだ?」
「そうですね、無難にババ抜きでも」
「2人でか?」
「夏ちゃんには声をかけてありますから、直ぐにくるはずです」
「雪乃は?」
「出かけているみたいですよ?チャイムを鳴らしても出ませんでしたし、鍵を開けて中に入ってみても誰もいませんでした」
「そうか、なら最大で3人か」
鍵を開けて……の所は聞かなかったことにしよう。
凛による職権乱用は日常的に行われている。
注意しても無駄だろうし。
そんな半ば諦めのような感情を抱きながら、陽は凛から受け取ったカードを混ぜる。
「2人でババ抜きってのはいくらなんでも厳しいと思うぞ?初めはそうだな、共同ブラック・ジャックなんでどうだ?」
陽は、なにそれ?という顔をしている凛の真意を察して説明を始める。
「ブラック・ジャックってのは分かるか?」
「あの黒医者ですね?」
「間違ってはいないが……今はそっちじゃなくて、トランプの種類のひとつだな」
陽は山札を裏向きに置くと、その1番上のカードを取って、数字が表になるように置いた。
「今ここで4が出たな。ブラック・ジャックってのはこうやってカードを足して21に近かった方が勝ちって遊びだ」
そう言いながら陽はもう2枚のカードを引く。
8と9が現れて合計21だ。
「本来はカジノとかで対ディーラーって感じだったりするが、今は俺と凛しか居ないから特殊ルールだ」
3枚のカードを山札に戻してもう一度混ぜる。
そして、もう一度1番上のカードをめくる。
「8だな。この次は凛の番で、交互にめくって行って21を超えた方の負けってルールにしよう」
「つまり完全に運ですね」
「そういう事だ」
陽は山札を凛との間に置いて思い出したように言う。
「そうだ、
「ジョーカーはどうしますか?」
「そうだな、特別ルールでジョーカーは好きな数字に変えれることにするか。ただし、引いた瞬間にその数字を決めるってルールな」
「わかりました!」
「じゃあ俺はこの8を引いたことにして、次は凛の番だ」
「ではいきますね……よいっと!3ですか」
合計11、ここでA以外のアルファベットが出ればぴったり21だ。
「じゃあ俺も……ほいっ!んー、6か」
合計17だ。
「4よ、出てください!」
凛がそう言いながらめくったカードは4だ。
「おお、運がいいな」
「ふふふ、私の権力に怯えてのこのこと現れたようですね。長いものには巻かれろ、いい信念です」
「悪役みたいなセリフやめろよ」
「まあまあ、勝利の感傷に浸らせてくださいよ」
それもそうかと、陽はデコピンように貯めていた中指への力をゆるめる。
「でもこのゲーム、地味ですね」
「それを言ったらだめだろ」
凛の本音には賛同できるが、それを言ってしまったらトランプなんてほとんど地味だ。
あまり盛り上がることも無く、ただただ黙々とカードを並べたり引いたりしていくだけだ。
それならウーノでもあれば良かったんだけどな。
ウーノなら夏と雪乃が加わっても楽しめそうだ。
今度買ってこよう。
「あ、兄さん、いいことを思いつきましたよ!」
「いいこととは?」
「トランプの遊び方は無数にありますが、今は生憎2人しかいません。でも他のカードゲームとは違って、トランプは2色だけです!」
「そうだな、赤と黒だけだ」
「なら、それを活かして2人だけの遊びを作りましょう!」
「それはいいアイデアだな、凛もたまにはいいこと言うんだな」
「ほ、褒められているんですか……?」
「ああ、褒めてる褒めてる(棒)」
「兄さんから感情を感じませんが?!」
騒がしい妹のことは一旦放置して、陽は赤と黒でカードを分け始めた。
「そうだな、トランプ戦国(仮)ってのはどうだ?」
なんとなく思い浮かんだ言葉を口にしてみる。
「トランプ戦国(仮)ですか?」
「ああ、そうだ」
陽はそう言いながら、適当にトランプを重ねていく。
そして5つの束に分けるとそれを裏返す。
「こうやって赤と黒の両陣営5軍ずつをつくるだろ?」
「ふむふむ、これを戦わせるんですね?」
「お、察しがいいな。初めに作った陣営をひとつずつぶつけ合って、その陣営のカードに書かれた数字の合計が大きい方が勝つ」
「5軍ずつですから、先に3勝した方が勝ちということですね」
「そういうことだ」
陽は赤色の束を凛に渡す。
「じゃあ、お互い相手に見えないように軍を作るんだ」
「わかりました!」
「そうだ、ジョーカーは数字じゃないからカウントなしな。あと、Aは1、他のアルファベットは10でカウントだ」
「了解です!最強の兵を作りますよ〜♪」
そう言って凛は背中を向けた。
鼻歌を歌いながらトランプを並べ替えている。
陽も軍作りに集中しようと凛に背中をむける。
凛の性格からして、おそらく強い軍を3つ、弱い軍を2つで来ると予想する。
弱いふたつをこちらの強い軍にぶつければ、強いのを残したまま、相手の残り戦力を削ることが出来るからだ。
ただ、そこには大きなリスクを伴う。
そういう組み方をしてしまうと、順番を間違えると負けを待つことしか出来なくなる。
しかし、だからといって均等にわけたとしよう。
トランプはAからKまで13の位に別れている。
そして黒はスペードとクローバーの2種類。
J、Q、Kは10でカウントするため、その合計は170。
5つの軍に均等に分けるとひとつの軍の戦力は34。
もしも凛が3強2弱で組んだ時、おそらく軍の戦力は50、50、50、10、10あたりでくると予想できる。
3戦を勝利するために2戦を捨てる覚悟だという事だ。これでは全て戦力34で組んだのなら、確実に負ける。
つまり、結果のわからない今、こちらも3戦を勝つ気で行くしかない。
2弱を拾って2勝、ほかの強い軍に1勝できれば3勝だ。
「よし、これで行くか」
陽は意を決して軍を作り上げた。
戦力で言うところの、
10(♠2、3、♣︎2、3)、枚数4。
10(♠5、♣︎5)、枚数2。
22(♠1、4、6、♣︎1、4、6)、枚数6。
48(♠7、8、9、♣︎7、8、9)、枚数6。
80(♠10×4、♣︎10×4)、枚数8。
「よし、準備出来たぞ」
「私もちょうど終わりました」
両者共に準備を終えて、5つの軍を並べる。
順番はバラバラだ。
戦力順に並べたりすると、凛にバレてしまうだろうから。
「じゃあ、先に軍を出して宣戦布告する方と、それを見てどれを出すかを選んで迎え撃つ方を交代しながらやるか」
「そういうルールにするんですね。じゃあ、兄さんが先攻でいいですよ」
「そうか?じゃあ、俺はこの軍で攻める」
陽が前に出したのは枚数2枚の戦力10の軍。
まずは弱いので様子見だ。
凛もこれなら大丈夫だと思ったのか、3枚で組まれた軍を前に出す。
このゲームでは、相手の戦力がわからない以上、枚数である程度予想するしかない。
2枚なら最高戦力は20、それ以上の軍を出せば確実に勝てるのだ。
「じゃあ軍をオープンですね」
そう言って凛が開いた軍は戦力15(♥3、5、7)。
陽のはもちろん戦力10、凛の1勝だ。
「やりました!」
凛は両手を上げて喜んでいる。
なんとも微笑ましい姿だ。
だが陽はこれで1敗、それに弱い同士のぶつかり合いだったので、大変不利だ。
ここは次で勝負に出るしかないのかもしれない。
「じゃあ次は私が先に出しますね、ではこれを」
そう言って凛が出した軍は枚数4、最高戦力40だ。
先程は小さな数だったから、今度は大きな数の可能性も十分にありうる。
ここは確実に勝ちに行こう。
「俺はこれだ」
陽が出したのは枚数6の軍。
それも、確実に勝ちに行くための戦力48の軍だ。
これなら確実に勝てる。
「じゃあ軍をオープンだな」
凛、戦力6(♥1、2、♦1、2)。
陽、戦力48(♠7、8、9、♣︎7、8、9)。
しまった、枚数に釣られてやってしまった。
陽は心の中で後悔しながら、頭の中で計算する。
凛の残り戦力は149、自分の残り戦力は112。
さっきの失敗で大きな差がついてしまった。
でも、勝敗だけを見れば一勝一敗、まだ勝ち目はある。
陽は戦力10、枚数4の軍を前に出した。
ここで強い軍にぶつけることが出来れば、勝ちも有り得なくはないはずだ。
そんな期待を抱きながら、進軍した。
「じゃあ私はこれです!」
そう言って凛が出したのは2枚の軍、おそらく捨て軍だったはずのカードたちだ。
つまり、陽の作戦は失敗に終わった。
陽、戦力10(♠2、3、♣︎2、3)。
凛、戦力16(♡8、♢8)。
これで陽は一勝二敗、勝つのは難しくなってきた。
そう思えた……が。
「これを出しますね」
そう言って凛が出したのは枚数にして7枚、最高戦力70の軍だった。
これに80の軍をぶつければ、確実に勝てる。
そう確信した陽は、迷わずその軍を前に出した。
「オープンです!」
陽、戦力80(♠10×4、♣︎10×4)。
凛、戦力21(♡4、6、♢5、6、ジョーカー×2)
「……え?」
「ふふふ、兄さん、まんまとハマりましたね!」
凛はしてやったり!という顔で陽を見つめる。
「ジョーカーはカウントはされませんが、ゲームから除外するとはいいませんでしたからね。ここに入れていてもルール違反ではありません!」
さっきも言ったが、このゲームは相手の戦力がわからない以上、枚数を見て予想するしかない。
つまり、ノーカウントのジョーカーが入っていることで、その予想は全て無駄になってしまうという事だ。
事実、陽は弱い方の軍で勝てた相手に、最高戦力をぶつけてしまっている。
これは凛に一泡吹かされてしまったらしい。
これで2勝2敗。
そうは言っても、残り戦力を考えれば、どちらを出したとしても、負けは確定していたらしい。
陽、戦力22(♠1、4、6、♣︎1、4、6)。
凛、戦力121(♡9、10×4、♠3、4、7、9、10×4)。
この圧倒的な敗北を胸に刻もう。
2勝3敗で陽は負けた。
「やったぁ!兄さんに勝てました!」
「まさか凛に負けるとはな」
「ふふふ、甘く見てもらっては困りますね!」
そう言って胸を貼る凛がいばり可愛い。
「それもこれも、指示してくれた夏さんのおかげですね」
「……え?夏?」
「お兄、ただいま♪」
振り返るとそこに夏がいた。
今の今まで全く気配を感じなかった。
「夏、いつから居たんだ?」
「えっとね、確か『トランプ戦国(仮)ってのはどうだ?』くらいだったかな」
「いや、序盤じゃねぇか」
むしろ、ゲームが始まってすらいない。
そんな長い時間、気配を消していて、オマケに凛にアドバイスまでしていたなんて……夏、恐ろしい子。
まあ、凛がそんなに頭が回る子ではないことは分かっていたから、夏のおかげだということが分かって安心した。
「夏ちゃんはトランプ競技で地区大会準優勝までしていますからね。夏ちゃんさまさまですよ」
「そんなことないよ〜?お兄に気付かれずにサインを受け取る凛ちゃんもすごかったよ!」
「そうですか?ぐへへ…」
「そうだよ〜♪ぐへへ…」
お互いに褒め合うのはいいが、変な笑い方だけは治してもらいたい。
まあ、2人が楽しそうなのがなによりだから、良しとするか。
その日の夜、夕食の後に夏と雪乃も混ぜて、4人でババ抜きをすることになった。
凛がやりたがっていたが、内心陽も楽しみにしていたことは内緒だ。
均等にカードを配ってババ抜き開始だ。
「では、私から引かせてもらいますね」
「さあ凛ちゃん、選ぶがいいよ!」
互いに気合が入っているらしい。
ところで夏の手札で1枚だけ飛び出しているように見えるのは、なんなのだろう。
あれがジョーカーだったらわかり易すぎるよな。
トランプ競技で準優勝までした夏がそんなわかりやすい策を使うはずがない。
凛も陽と同じことを考えたのだろう。
その飛び出している1枚を引く。
「……」
何も言わないが顔に書いてある。
『ジョーカー引いちまった』と。
まさか、夏のそれが凛の思考の裏を読んでその裏を行く、いわゆる裏の裏作戦だったとは。
素直に感心してしまう。
そんな夏に陽はカードの束を差し出す。
「さあ夏よ、引くがいい」
「聞こえる、カードの声が!」
若干厨二臭がするがそこはあえて流して。
夏は引いたカードと手札の1枚を合わせて捨てる。
「私が1歩リードだね!」
「よし、雪乃からいただくぞ」
「陽、慎重に選んで。これは運命を左右するカード」
「タロットカードじゃないんだから、適当にいただくぞ」
「ああ……ついでに私のハジメテもいただいてくれていいよ?」
「結構です!」
陽はそう言いながら揃った2枚を捨てる。
「凛ちゃん、仕方ないから貰ってあげる」
「私の初めては兄さんのです!いくら雪乃ちゃんでもあげれません!」
「その話はもう終わりにしようか」(ズクシッズクシッ)
「あふんっ♡」「んぁっ♡」
馬鹿なことしか言わない2馬鹿に制裁をくだす。
「はっ、私は今まで何を!?」
「凛ちゃん、私も記憶が無い!」
「雪乃ちゃん、これはきっと兄さんとの初夜を終えたので記憶を消されてしまったんですよ!」
「ブッダ……なんてことを……」
「キリストの方かもしれませんよ?全く、なんてことを……」
「どっちも違うから安心しろ」
どこまで行ってもこの妹達は馬鹿だった。
ていうか、ブッダとキリストを巻き込むなよ。
しっかり謝っとけ。
2神の制裁を食らうことになるから。
「じゃあ、凛ちゃんからはこれを貰う」
「ふっ」
雪乃がカードをつかもうとした時、凛が差し出したカードの束を少し横にずらした。
そのせいで雪乃が取ろうとしていたのとは別のカードを掴むことになってしまった訳だが。
「凛ちゃん、ずるい」
「どうしてですか?ほら、揃ったカードがあるなら捨てたらいかがです?」
「揃ったカードなんてあるわけない。だってジョーk……」
雪乃は陽の方を見ると言葉を止めた。
今、雪乃からカードを引くのは陽だ。
つまり、ジョーカーを持っていることがバレたら警戒されてしまう。
そんな考えが雪乃の思考回路を巡ったのだろう。
「なんでもない、偶然揃わなかった」
でも、残念なことに既にバレてしまっている。
反応、言葉、目線、その全てがジョーカー持ってますよ〜と言わんばかりに教えてくれている。
我が義妹がわかり易すぎる……。
そんなこんなでもう何周かした頃。
「私が一番だね!」
そう言って夏が最後のカードを捨てた。
回って、雪乃が凛の最後のカードを引いて凛も上がる。
残るは陽と雪乃のふたり。
自分がジョーカーを持っていないことから、雪乃にジョーカーがあることは確定。
「まって陽」
そう言って雪乃は陽に背中を向けると、残り3枚のカードを混ぜ始めた。
「これでどれがジョーカーか分からないはず」
「ああ、分からないな」
それでも引いては行けないのは3分の1。
その他2つは自分の持っているカードとペアを組めることは確定している。
つまり、超有利な確率論。
陽は雪乃の手札に手を伸ばす。
一番左かもしれない。
「( •̅_•̅ )」
いや、真ん中かもしれない。
「( •̅_•̅ )」
いや、やっぱり右か?
「( ≖ᴗ≖)ニヤッ」
もしかして左?
「( •̅_•̅ )」
右?
「( ≖ᴗ≖)ニヤッ」
真ん中?
「( •̅_•̅ )」
右?
「( ≖ᴗ≖)ニヤッ」
「……これだな」
陽は迷わず左のカードを取った。
「(꒪д꒪IIガーン」
うちの義妹がかなりわかり易すぎる。
全部表情に出ちゃってるよ。
雪乃は絶望の表情を浮かべて、捨てられたカードの上に倒れ込んだ。
彼女の手から落ちた2枚のカード、陽から見て右側にジョーカーがあった。
最後は雪乃が陽の残りの1枚を引いて終わりという流れが確定しているので省略。
それにしても、夏がこんなにトランプが上手だったとは。
離れ離れだった凛はともかく、ずっと一緒にいた雪乃や時々会うこともあった夏のこともあまり理解出来ていないということを痛感した1日だった。
ところで、夏が準優勝ってことはその上にもうひとりいるという事だけど、どんな人なんだろうな。
そういう所は結構気になる方な陽だった。
「またみんなでトランプしような」
「はい!」「する」「うん!」
三者三様な返事を受ける。
そう言えば、もうそろそろテストの時期だったような。
テスト勉強を強要する必要があるやつがひとりいるが、どうやってさせようか。
そんなことを考えながら、陽は夕飯の準備に取り掛かった。
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