第7話.部屋に上がり込むコスプレイヤー、鉄の獣

 容赦なく降り注ぐ紫外線から身を守るために、追風・静夜はコンパネ打ちっぱなし調のベランダ前面部の影にしゃがみ込んで身を潜めていた。

 白子アルビノ体質なため、人一倍紫外線には気を配らなくてはならない自身を呪う。ついでに常日頃から日焼け対策をしておけば良かったと今更ながら後悔。

 長時間日差しに晒されれば、日焼けどころでは済まされず、痛々しいほどに赤く焼けてしまう。思い出しただけでも首筋がヒリヒリする。


 ろくに陽も当らないのに、鉢植えのブルーベリーが置かれている。

 全然キャラにそぐわないのよね…。

 田中・昌樹という見た目がソウルフルな迷い人・迷いペット探し専門の探偵が、それ以前に、女性をベランダに監禁するような人でなしがガーデニングなんて、つくづく鼻で笑ってしまうわ。

 腹立ちまぎれに、葉っぱが太陽とは逆向きになるように、向きを変えておいてやろう。

 すると、植木鉢の隙間からハサミムシが這い出てきた。


「あ、ち○ぽ切り」

 ふと、声に出してしまった。

 いささか下品な表現ではあるが、古くから日本ではハサミムシの事を男性の“下”に関連する不名誉な名称で呼んでいる地域が多々ある。それは、雅な古都・ここ京都も例外ではない。

 今でこそ絶滅種に数えられるが、ハサミムシはところ構わず現れる、見た目はアレだが、ほとんど人には危害を加えない、むしろ作物を荒らす害虫を捕食している益虫である。



 ベランダ前面部には数か所に縦長のスリットが設けられている。が、下から覗き込めないような構造になっているため、裏を返せばスリット部分から路上を見下ろすことが出来ないために昌樹たち・・たちが戻ってきたことに気付くことはなかった。


 いっその事、大声を上げて助けを求めてやろうかしら…。思っている矢先、カーテンが勢いよく開けられた。


 突然の出来事だったので身構えると、中の人物と目が合ってしまった。

 田中・昌樹ことマッキーではない。この人物は誰?

 青みがかった銀色の目の青年。しかも髪は白銀色。


(あらヤだ。ここの事務所、コスプレの人も出入りしているの?)

 御池通りへ出て東へ向かうこと10分足らずで烏丸通りへと出ることが出来る。



 京都マンガミュージアム。

 烏丸御池北西辺りに位置する、かつては小学校だった建物をリサイクルして運営されているマンガの博物館。

 そこでは定期的にコスプレイベントが開かれており、参加者たちがコスプレ衣裳のまま構わず通りを歩くわ、地下鉄を利用することでも有名。

 世の中、作品そのものを知らない人が多数を占める中、闊歩する彼らを目にする人々の眼差しは、決して温かいものではない。



 静夜は中の青年を唖然と見るも、その衣裳のカジュアルさに残念な気持ちを抱いた。

 コイツ、髪とメイクはバッチリなくせに、普通の格好で来ちゃったの?何のキャラだかゼンゼン分からないけど、衣装と合わせて来なさいよ。つくづく残念に思う。


 ベランダ戸が開けられた!

 と、反動で戻ってきたベランダ戸を青年が手で止めた。


「追風・静夜か?」

 不躾にも挨拶もなしにいきなり訊ねてきた。


「え?ええ」

 返事をしつつ、青年を上から下へ、折り返して下から上へと舐めるように見やる。


「彼の手当てを頼みたい」

 告げて、道を空けると、ソファーに寝かされた昌樹の姿が。

 !?

 夢でも見ているのか?


 この男にベランダへ締め出しを食らって、かれこれ30分ほどばかり。

 カーテンを閉め切られた窓越しからは、全然騒がしい音など聞こえはしなかったが、随分と派手にボコられた様子。しかも自身の営む事務所内で?

 で、貴方がやったの?

 冷静という無情の中、昌樹の心配は二の次に、青年へと目線を戻す。


「病院の前を通ったが、俺が彼の中にいた・・・・・・おかげで骨折や内臓破裂は起こしてはいない。見た目ほど彼の容態は酷くないので通常の手当てだけで十分だ」

 ところどころ可笑しな事を口走っているが、これも何かのキャラ設定なのだろうか?

 このまま放って置く訳にもいかないので、まずは消毒をして腫れた箇所を冷やさなければ。


 経験ゼロではあるが、とにかく応急処置を施さないと。

 その前に傷口をキレイにしなければ。水道の蛇口を開いてタオルを濡らす。


「あ、キミ。悪いけど、消毒液と包帯を探してくれない?見つけられそうになかったら、1階のトリミングショップまで行って借りてきてよ。犬猫用でも医療用品なら人間用と大差ないでしょ…」

 指示を送り振り返れば、もう、そこには青年の姿は無かった。

 キョロキョロと辺りを見回しても、青年の姿はどこにも見当たらない。

 ほんの数秒目を離した隙に姿をくらました?でもドアが開いた音はしなかったし。


「何なのよ、アイツ!私にマッキーを押し付けてトンズラしやがった」

 彼の素性を訊きそびれてしまった後悔など一切湧くことなく、今度会ったら絶対に警察へ突き出してやろうと腹の虫がおさまらない静夜であった。




 数時間後―。


 遠くで女性の声が聞こえる。



 まだ覚め切らない意識の中、田中・昌樹は微かに聞こえる女性の声に全神経を集中させた。


 やけに高い、少しイントネーションが異なる口調。まあ、今じゃ混ぜこぜの関西弁(どの関西圏府県の人も“関西弁など存在しない!”と言い張る)を他府県の人が話すと、どうしてもそうなってしまうけれど。


 でも、不思議な事に声はテーブルの上から聞えてくる。

 テーブルに頭でも乗っけているのか?世の中おかしな奴がいるものだ。


 ハッ!と昌樹は飛び起きた。

 すっかりソファーに横になっている感覚が心地良過ぎたせいで、肝心な事を思い出すのに手間取ってしまった。


「か、かばん!かばんは何処だ!」

 辺りをキョロキョロと見渡す。と。

 バシィッ!と“どつき漫才”さながらに“盆のくぼ”辺りを良い音を響かせて叩かれた。


「く、首が・・・」

 首元を押さえて再びソファーに横になる。


「あら、ごめんなさい。その頭じゃ、直接叩いてもクッション叩くみたいで意味が無いでしょ?」

 見上げれば追風・静夜の顔。


「かばんの心配をしてくれるのはいいけど、どうして私のバッグがこんなに汚れているのよ?」

 バッグを手に問い詰められている。が、今はそれどころではない。バッグを取り返そうと手を伸ばすも、ヒョイと上へと掲げられ。

 それでもめげずに飛びついてバッグを奪い返す。急いで中を確認。

 ジュラルミン製の小箱も、少し散らばり無造作に押し込められたお札も無事だ。


「良かったぁ・・」

 安堵も束の間、今度は頭上からゲンコツが打ち下ろされた。アフロヘアーは何のクッションも果たさなかった「痛ってぇ」。


「センセイ!それじゃあ、尋問じゃなくて拷問ですよー」


「理依、アナタは黙っていなさい。それと報告ありがとう。切るわね」

 テーブルの上のタブレット通信に向かって労いの言葉を事務的に伝えると、昌樹へと向き直るも、依然彼を見下ろしたままの姿勢を崩さない。


「さっき中身を確認したけど、私のものじゃないジュラルミンの小箱と大金が入っていたわ。しかも、お金は詰め込まれたみたいに無造作に。まるで銀行強盗がバッグにお金を詰め込んだみたいに」

 腕を組んでドスン!とソファーに深く腰掛けた。


「その前に確認しておきたいんだ。お金は一枚も失われることなく1千万円あるかどうか」


「アナタ何言っているの?今からこのお金を数えるつもり?それとも私がネコババしていないか疑っているの?」


「いや、そうじゃなくて。数が減っていたら依頼を受けなきゃならないでしょうが」


「依頼?あの外国人のおばさんの?」

 身を乗り出して訊ねてきた。続けて「で、何を頼まれたの?」訊いておきながら、即座にソファーの背もたれへと身を退かせて。


「い、今のは聞かなかった事にして。ごめんなさい。別にアナタのお仕事に首を突っ込むつもりなんてサラサラ無いから」

 あくまでもビジネスとプライベートは割り切る。


「いや、いいんだ。俺は彼女に―」

 開いた口をつぐんだ。

 街中にたむろしていたチンピラ風情から、いきなり暴行を受けた上にサンジェルマンの居場所までも訊ねられた。あれは普通の強盗事件では片付けられない。

 確証は持てないが、何か良からぬ“うねり”のようなものを感じてならない。

 この件に静夜を巻き込む訳にはいかない。


「手に負えないようなら、いつでも声を掛けて。頼りにしてくれて構わないから」

 昌樹の手の上にそっと優しく静夜の手が重ねられた。


「先生…」

 と、油断させておいて、静夜は昌樹のまだ包帯を巻かれた手を握り潰すように押さえた。


「い、痛いよ、先生!て、手を離して。お願い!」

 もう片方の手をバタバタさせて懇願する。も。


「心の広いこの静夜サマは大切なバッグを踏まれようが叩き付けられようが、さほど気にしてはおりませんが、私をベランダに閉じ込めた事を未だ謝らないその能天気な態度に怒り心頭なんですけど」

 静夜の怒りが、そのまま押さえつけられている手に伝わってくる。


「わ、わ、悪かった。ごめんなさい。謝ります。謝りますから、どうか、この手をどけて下さい。お願いします」

 心からの謝罪に、ようやく静夜の鬼の手から解放された。


「大体ベランダ戸が軽すぎるのよ。何あのベランダ戸?ゆっくり閉めないと反動で戻って来ちゃうじゃない。それを私が盗み聞きしたとか言い掛かりをつけて、ベランダに閉じ込めるなんて」

 言われてみれば、先月ベランダ戸の底部に付いている滑車部分が擦り減って滑りが悪くなったので新しいのと交換していたのを思い出した。ついでに滑車軸に油も差しておいたんだっけ。


 思い当たる節があったのでソファーの上で正座して、改めて静夜に謝罪。

 しかし、当の静夜は腕を組んだまま、厳しい表情を緩めてくれない。


 バンッ!と静夜はいきなりテーブルを強く叩いた。

 思わず昌樹の両肩が波打つ。


「ケガは大した事無いって言っていたけど、事実そうだったけど、診れば全身あちこち蹴られた跡があるじゃない?一体何があったの?この部屋で。あの外国人のおばさん、いなくなっているけど、それに関係ある事なの?」


「え?え?え?」

 何この質問責め。

 それ以前に、“けがは大した事無い”と誰が言った?えぇ・・?押小路の橋の下で暴行を受けたはずなのに、この部屋で受けたことになっているのか?そもそも何で事務所に戻っているんだ?


「で、誰なのよ?アイツ。銀髪、銀眼の中途半端なコスプレイヤー」

 静夜の口から出た情報に心当たりがある。あれは夢ではなかった。


「エイジがいたのか?ここに!アイツはここにいたのか?」

 詰め寄るも、静夜は容赦なく昌樹の頬をつまんで顔まで引き寄せる。


「彼がいてくれたから、私がベランダから解放されて、アナタの傷の手当てもしてあげられたんでしょ!何今更寝言を言っているのよ!」

 続けて。


「で、彼は何処の誰なの?そのエイジって」

 その問いに思わず「え?」と答えに詰まってしまった。


 まさか“私のお腹の中から這い出て来ました”なんて言えば、今度こそ蹴り飛ばされかねない。


「エイジはどこへ行ったんだ?」

 即答で「こっちが訊きたいわよ!」返ってきた。


 まさか…。


 昌樹は無意識にお腹をさすりながら。


 アイツ、腹の中に戻ったんじゃないだろうな…。

 新たなる不安を抱える。




 夜―。


 木屋町界隈の古いテナントビルの一室。


 かつてはダーツバーを営業していたものの、客足が遠のき、さらには同じビル内のクラブやキャバクラなども景気が悪くなると軒並み店を畳んで、今は通路の明かりすらまともに点いていない、ほぼ空きビルの物件。

 その4階の明かりも点けてないフロアにて。


 4人のジャージを着た男性たちがオフィスチェアーに座る男性の前に横一列に立たされていた。


 オフィスチェアーに座る男性が、男性たちのリーダー格の男に顔を向け、脚を組んで見せた。

「お前、サンジェルマンの居場所を知っている男を見つけたと電話で報告してきたよな?」

 確認を求めた。


「とっても良い声で『報酬の方、頼みますよ』とか言っておきながら、夕方になるまで俺に電話を入れなかったよな?」

 さらなる確認に、男たちが姿勢を正す。


 オフィスチェアーに座る男性が窓の方へと顔を向けて溜息ひとつ吐いた。

「なあ、聞かせてくれ。他の連中に見つからなかったら、お前ら、俺を差し置いてあの外国人にサンジェルマンを引き渡すつもりだったのか?」

 その問いに、リーダーの男は慌てて申し立てを開いた。


「ち、違います!兄貴!」


「俺はお前らの兄貴じゃない」

 静かに告げ。


「飼い主だ。野良犬共のな」

 ご丁寧に言い直した。で、話の続きをするよう促した。


「お、俺たちはサンジェルマンのBBAの身柄の確保なんてしていません。そ、その…あのBBAを探していた野郎の口を割らせようと痛めつけていたら―」

 話の途中で口をつぐんでしまった。


「何だ?言えよ」


「アンタは信じちゃくれないだろうが、そいつの腹の中から人が出てきて、その・・」


「怖くなって逃げ出したのか?」

 問いに男は何度も頷いて見せた。


「大の大人が4人もいて?それはそれは、また情けない話ですね」

 影からもう一人の男性が現れた。

 いわゆるヒョロガリ体格の若い男性。しかも日本語を流暢に話してはいるが、白人男性ではないか。


「あ、兄貴。そいつは誰です?」

 あからさまに怪訝な表情を見せて訊ねた。


「お前が知る『お初にお目に掛かります。私、“見張る者エグリゴリ”のスノーと申します』」割り込んできたばかりか、話を続けて。


「以後お見知り置きを…とかもうキミたちに必要無いですね」

 ニッコリと微笑んで見せた。さらに。


「ゴミは消えて無くなれ」

 微笑んだまま毒を吐いた。


「あ、兄貴!何ですか!?この礼儀知らずは!」

 スノーと名乗った男性を指差して非難した。


「エレメンツを見ただけで逃げ出す腰抜け共をゴミ以外に何と呼べば良いのです?」

 見た目優男。しかも丸腰。なのに、彼がまとう空気は一般人のそれとはかけ離れていた。


「おい!まさか、ここでるって言い出すんじゃないだろうな!止めろ!」

 一歩踏み出したスノーにオフィスチェアーに座っていた男性が立ち上がって彼を制止したが、スノーは聞く耳を持たずに歩みも止めない。

 4人の男たちへと向かって。


 スノーの足音が何やら錆びた金属が擦れる音をし始めた。

 ギギッ!ギギィーッ!ギギッ!


「少しウルサイですが我慢して下さいね。私のエレメンツはこのけたたましい音と外見のせいで隠密性に欠けるもので、こういったゴミ掃除くらいしか仕事を与えられないのですよ。困ったものです」

 オフィスチェアーの男に説明をしている間に、4人の男性たちに先手を取られて囲まれてしまった。すでにナイフを手にしている者までいる。


「へっ。兄さん。拳法か何かの使い手かい?それでも俺たちを甘く見過ぎだぜ!それと兄貴!アンタともこれでお別れだ!分け前を持って行かれるとか、アンタ!小せぇんだよ!この男と一緒に、今ここで始末してやるぜ!」

 言い放つが、オフィスチェアーの男性は再び座ると彼らに背を向けた。

「後始末と部屋の掃除も頼むぜ。始末屋スノーの兄さん」


「承りました」

 ニヤリと笑うと彼の両肩から、それぞれもう一本の腕が現れ、先に付いているチェーンソーで両側に立っていた男を二人同時に斬り付けた。

 ギュルギュルギュルッ!肉はおろか骨までも切断!激しく血飛沫を上げて男たちは床に倒れた。

 突然の出来事に、恐れをなしたリーダー格の男が手にしていたナイフを床に落としてしまった。


「拾いなよ」

 笑いながら掛けられるスノーの言葉に、必死の形相でナイフを再び手にすると、大声を上げながらナイフを振り上げ、スノーを斬り付けた。


 チュインッ!斬り付けたと思ったら、男の腕がスッ飛んでいた。

 そしてスノーの胸から人間サイズのカマキリの頭そして胴が現れた。その姿は、まるで金属で作られたオブジェのよう。


「な、何なんだよ!コイツは!?」

 未知なる存在を目の当たりにし、恐怖に顔を歪める。

 そして近づく、ギギッ!関節が動くたびにけたたましい金属の擦れる音。

 その音を耳にする度に腕を飛ばされた男の顔は不快を露わにする。その顔も長くは続くことなく、チェーンソーによって無残に袈裟斬りされて男は息絶えた。


「さて、残るはひとり」

 スノーがナイフを手にした男に向いた。


「に、逃げ出した事は謝るよ。だけど、怖かったんだ!お願いだ!助けてくれ!」

 命乞いをする男の足元から洩れ出た尿が滴り落ちる。


「僕はね、君たちを“役立たず”だと見なしたんだよ。その男のエレメンツの能力の一端を垣間見てさえいれば、君たちを始末する必要は無かったのさ。おかげで情報の無い相手を倒さなければならないリスクが生じて困った事になっているんだよ」

 説明している最中に残った男性はすでに始末されていた。

 さらに遺体の始末をし易いように、床に転がる遺体をさらに細かく切り刻んでゆく。

 フロアに血の匂いが立ち込め始めると、オフィスチェアーの男性がハンカチを口に当てて部屋から出て行ってしまった。


Feフィーエ、もう少し掛かりそうかい?」

 フィーエと呼ばれた鉄のカマキリはギギッ!と擦れた金属音を立ててスノーへと向き、ガクンッ!と古いエレベーターが動く時のような音を立てて首を縦に振って見せた。





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