第1話誕生
「おぎゃー、おぎゃー。」
よし、ちゃんと泣いた。
あぁ…、何で生まれてきたんだ。
前世で人間として生きるのが
面倒くさいと学んだのに、
不運なことに人間に生まれたか…。
まぁ、母親が美人でよかったな…。
まぁ、お利口にして、
少しドジにして可愛がってもらおう。
前世ではモテずに、
体に触れられた女性は母親だけだった。
もしかしたら、同じような人生になるなら、
この赤ちゃんの時ぐらいしか、
女性の体に触れられないからな…。
母乳を味わうのは今だけか…。
あぁ…こんなこと考えてると
疲れるな…。
なんで赤ちゃんって体力ないんだよ…。
宴会とかで抱っこしてくれるのは
嬉しいけど、
もつのが下手な人は
落ちそうで怖いんだよね。
それにタバコくらいおじさんには
抱かれたくないな~。
母親より可愛い人に抱かれると
少し目がいってしまう…。
あぁー歩きたいけど
早すぎると変だから
もう少しハイハイするか…。
あぁーイライラする
歩きたい~。
まぁ早めだけどハイハイしよ。
うまくしゃべるタイミングなども調節して
しゃべる言葉も面白いように間違えよう…。
おぉー、みんな笑ってくれてる。
嬉しい。
俺モテてるわ~。
赤ちゃんの時って一番のモテ期だな~。
利害 @kumen78
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