【おすすめ】アーリータイムズ ホワイト【アメリカン】

 今回紹介するのは終売になったブランドから帰ってきたこの子です!


 アーリータイムズ ホワイト


 終売になったアーリータイムズブランドから新発売のホワイトです!

 かつてのイエローやブラウンの復活ではなく、新参の登場になりました。しかも世界に先駆けて日本先行発売なのだそうです。

……そんなに日本で大人気ブランドでしたっけ?

 アルコール度数は40%で原料はグレーン、モルトです。

 表記はアメリカンブレンデッドウイスキーでバーボン規格ではないようです。

 ラベルによると、まろやかなその味わいはオリジナルなアメリカンウイスキーを想わせる味わいだそう。

 さあ、そのお味のほどは?



〇ストレート

 香りの印象は甘いボンドといった感じで、ビターでウッディな雰囲気もあります。

 口にすると最初に甘味、次にビターさとボンド、そこからキレのいい黒胡椒系のスパイス感が現れます。

 干すとスパイシーさと甘味が合流して心地のよく、ささやかながら次の一口が欲しくなる余韻となります。

 次の一口にはより華やかさとバニラも感じました。

 香りとお味の両方ともまろやかで、ストレートでも充分楽しめます。

 ガツンと来るバーボンとは違うテイストですが、かなりの優等生な気がします。 


〇加水

 数滴の加水で香りの印象はボンドとスパイスの辛さといったものに豹変しました。

 味わいもスパイスが前面に出てきて、華やかながらスパイシーな印象の味わいになりました。

 切れが良く甘さもありますが、もう一声といった感想に落ち着きました。


〇ロック

 香りは甘さとバニラの印象が強くなりました。

 味わいはブラウンシュガー系のしっかりした甘味、アーモンドを想わせるビターさ、短くスパイス感といった印象です。

 一番バランスがいいように思いましたが、氷が解けてくるとちょっと崩れるかもしれません。


〇ハイボール

 香りは木と甘さ、接着剤を感じますが、バーボンと比べてまろやかな印象です。

 味わいはバーボンっぽいウッドと酸味、華やかさ、ビターさと不快でない接着剤がまろやかに広がります。

 まろやかで飲みやすく、クセがないので、洋食と合わせたり、軽めのバーボンハイが欲しいときに飲むと良さげな気がします。



 この子はあれですね、ヤンキー一家の優等生ですね。

 真面目かつ明るい性格をしており人道の真ん中を駆けていく眩しい存在です。

 多少不器用なところがありますが、瀬戸際で押し切られない粘り強さと、時には誰かのためにケンカが出来る人間味を持ち合わせています。

 素晴らしい人格の持ち主ですが、本人としては能力特別なものを持たない者だというコンプレックスを抱いています。

 きっと悔しさ全開にして何かに噛り付いて、事を成し遂げる経験を経たら大成することでしょう。

 いまはまだ、その前。そんな成長過程の若さを感じさせます。


 妄想が過ぎるぞっ‼



 バーボンを想わせる甘さと華やかさ、ボンドと木質、ビターさとスパイス感がありますが、まろやかで優しい味わいです。

 価格を考えるとかなり高レベルにまとまっていますね。


 アーリータイムズ ホワイト


 価格は1300円ほどで700ミリドラッグストアでも売っています。

 新規ブランドのため、なくなるときは急に見かけなくなるかもしれません。

 この子はバーボンではありませんが、バーボン初心者やまろやかで甘く華やかなウイスキーがお好きな方には是非試して欲しいです。



 お勧め点数はこんな感じです!


 世楽好み ☆☆☆☆

 万人受け ☆☆☆☆★★

 コスパ  ☆☆☆☆☆

 合計   15点



 ちなみにかつてブラウンを紹介した回はコチラです!


 アーリータイムズ ブラウンラベル

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/1177354054887496861

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