現代において失われた大和魂を想い出させる作品。

今さっきほど最新話の3話まで見させていただきました。



以前は小説家になろう、に登録されていた三木さんの新作魔法少女ものという事で、レビューを書かせていただきます。
三木さんの小説と言えば、正義が曖昧で不明瞭な世界の中で主人公がどう生き抜いていくかを問われ、己の正義を見つけ出して行く、そこからは現代におけるこの流動的な時代の中に囚われない、今に失われた精神を取り戻せ、という壮大なメッセージ性が感じ取れます。
三木先生の前作の異世界ものでは、タイトルと打って変わってハーレムと言っておきながらラブコメ要素が0に等しい、それどころかヒロイン枠の幼女を殺してしまうなど、良い意味で期待を裏切られるダークファンタジーでした。
こちらの魔法少女ものは、またタイトルが魔法少女ものと言う事を忘れているような、センセーショナルな物ですが、これもまた魔法少女の常識に囚われるな、という三木先生の強い意志を感じ取りました。まだストーリーは始まってすぐですが、今後の展開に期待、という事で星3つをつけさせていただきます。

追記
本当に3話まで観ると感動しました。
1話の時点で「笑い方が移った」と言うセリフで、まさか??!!とは思っていましたが3話の終盤、三木先生の前作、自分勝手な意志で殺されたコミュ障の俺が神様から貰ったチート能力で異世界美少女に囲まれるハーレム転生(書いててサブイボたったわ)の主人公である「俺」の登場を匂わせる展開など、この世界に三木先生しか書けないような展開、素直に絶頂へ到達しました。