ポイント高いですねっ!
「なんでって、可愛いからに決まってるじゃないですか!」
こうかは、食い気味でそう答えた。まあ、事実としてこうかのボーイッシュな雰囲気とチャイナドレスの妖艶さが、ぶつかり合うことなく上手くマッチしていると感じた。
「確かに凄く似合ってると思うよ!」
「おーなるほど!お兄さんはそういうことはっきり言える方なんですか。わたし的には、結構ポイント高いですよ!」
こうかは満面の笑みを浮かべながらそう答えた。
「そういえば、話したい事どんな事なの?」
「えーっとですね、楓ちゃんってどんな子なのかなっーて事を聞きたかったんです!」
「あ、楓ちゃんのこと知ってたんだね」
「もちろんです。なんたってししょーのお子さんですからね!」
まぁ確かに渚さんと一緒に居るんだから、その娘さんの事は気になると思う。
しかし、僕自身も余り楓ちゃんの事を知っている訳では無い。
「ごめんね僕も余り楓ちゃんの事知らなくて。」
別に嘘をつく事でも無いので、正直にそう答えた。
するとこうかは、少し困った顔をしながら
「え?でも渚さんは言ってましたよ楓ちゃんは秀太さんと会った事あるって。」
「えっ」
開いた口が塞がらないとはこの事を言うのかと思ってしまうぐらいには衝撃を受けた。
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