第5話竜馬の如く
俺はおしっこを我慢しながら、震えてのぶおを見ていた。
「なんだこいつ怯えてんのか?」
モビルなんとかのザ○のパイロットが言うようなセリフをはいたのぶお。
だがそいつは一話でやられた奴のセリフである。
さらに俺には作戦があるその名もズバリ『ハッタリ』だ。
チーから渡された刃こぼれしたナイフ通称『たよりナイフ』をエクスカリバーと思い込み、人間の弱点喉元を狙っていた。もちろんハッタリなので何もしない。
それにこんな大きなトロルみたいな奴に効くかは謎である。
「やんのかぁ!?」
のぶおの声は小さな木造の小屋を揺らしてしまうのではなかろうかと思うほどの大声だった。
飲み口が欠けて血だらけになりそうなコップことノコギリコップ、床板、チー、俺の大切な所。
すべてが振動をおこしている。
そして奴の手には俺のナイフより長いタマタマボロックナイフが突きつけられている。
だがこんな事に屈してはハッタリ作戦がパーとなる。
「
俺は土佐弁の方が凄みがありそうので訛っていた。『お~い竜馬』も読破していた。
今おれは竜馬のような目をしていると思う。
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