第2話

私の宣言に美結はうーん...と悩んで


「よし、優那が望むならいいと思う。色々と心配な部分もあるけど、応援するよ。」


こう言ってくれた。

その言葉がとても嬉しかった。もし私らしくないなんて言われたら結構ショックだったかも。


「流石親友。ありがとう!美結は中学の時。とおんなじで女子サッカー部に入るんだよね、ここ強いんだっけ。」


「らしいね。うちも女サカは絶対見学行くかな。」


「お互い頑張ろうね」


「おう...にしてもよ優那さんよ。お父さんは大丈夫なの?」


うっ。

それ言わないで欲しかった。


「だー...いじょうぶ...かも??」


「いや絶対ヤバいでしょそれ。」


「うぅ..(汗)」


お父さんはどんな反応するだろうか。

やっぱ驚くかな。


一番怖いのはお父さんだなぁ

それこそ私らしくないとか、入るな、とか言われそう。


『これから、部活動体験の時間です。

自分にあった部活を見つけましょう。』


そう担任の先生の言葉で帰りのHRが終った。


さっきからうずうずして仕方なかった...!!


お父さんの事はまだ重く考えなくていいや。


今が楽しみ過ぎる。


「じゃ、うちは女サカの方に行ってくるから、優那も頑張ってね」


「うん!!」



いざ、軽音楽部へ...!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

半年とそれから。 @maki2131

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ