ガンアクション殺陣、軍崩れ分隊VSギャング

 メキシコ人はAKを持っている。

「グリンゴどもをラムエルテに捧げよう」

 マガジンに7.62×39ミリ弾を28発詰めて、AKに装填してボルトを引いた。照準器を300mに設定して、ストックを展開。他の奴がP90を手にしてドットサイトをのぞいた。メキシコでは警官殺しと呼ばれている5.7×28ミリ弾を使うPDWだ。サプレッサーが着いている。

 拉致して吊した適当な民間人に発砲。ダブルタップ、モザンビーク、ジッパーそれぞれの射法を試した。メキシコ人はメキシコ軍の特殊部隊上がりで、米陸軍特殊部隊がたむろするフォートブラッグにも通ったことのある選りすぐりの殺し屋だ。

 SUVに乗って、目的地の近くの林の中に止めた。

 P90を持った男がポイントマン、AKの三人が後ろをやる四人分隊で、メキシコに進出してきたディキシー・マフィア(アメリカ南部のマフィア)の資金洗浄担当を殺す予定だった。資金洗浄は商売上重要で、見せしめにもなる。

 敵の建物に近づいた。彼らにとっては歩哨、ディキシーにとってはただの休憩しているだけの一人をポイントマンが相手の首を抱え、腹を突き上げるようにして滅多刺しにして殺した。米陸軍でフレームと呼ばれている。小腸がそこら中の腹の穴から腹圧で飛び出し、胃酸が死体の腹を溶かしている。

 ドアをゆっくりと開け、一人を腹から頭まで撃ち上げるジッパーで射殺。腸から脳まで全ての臓器が食い破られた。次のドア。

 メキシコ人が指で三つカウントをした瞬間、手榴弾を投げ込み、敵の4人が死亡。銃や指や手足が転がっている。破片が体を食い破っていて、頭部がずたずたになって、目から汁や血が流れたり、もちろん肉体からも大出血した。

 1が突入、2が右へ、3が左へ、4が最後に前へ。マチェーテでかかってきたディキシーをポイントマンが蹴り飛ばし、射殺。脳漿と血液を垂れ流させた。

 次のドアからディキシーがなだれ込み、カービンの5.56ミリをばらまく。

 巻き込まれたディキシーの女が叫びながらきりきり舞いをし、撃ち殺された。

「レベッカ!」、ディキシーの一人が叫んだ瞬間首を撃ち抜かれ、首を押さえて倒れた。他の二人もすぐさま脳を撃ち抜かれて倒れる。

 メキシコ人は叫んだ男の頭をなんども踏みつけ、歯を折り、顎を外し、喉を潰した後笑った。

 次のドアを開けると、震えている男がいた。ポイントマンはナイフを抜き、男の頭をブーツで蹴り飛ばした。

 倒れたところを、足を押さえつけてアキレス腱を切って歩けないようにした。

「グリンゴ。メキシコはどうだ?」

 そして車に乗せて拠点に連れ帰り、ありとあらゆる拷問をして、そいつを血祭りに上げて、エルパソの高速道路に首を吊った状態で放置させた。

 死体は皮がなく紅い筋肉丸出しで、体中に数十本のナイフが突き刺さり、頭が豚と交換されて、本来の頭は道路に置かれたサッカーボールの横に放置。骨は軟体動物のようになっていて、股間と全ての指がなかった。眼窩には魚の目玉がキャビアみたいに詰め込まれていたらしい。

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