第2話、インフォーマル帝国

防衛企業には社員がいて、給料をもらって生活をしているわけですね.


原発メーカーにも社員がいて、給料をもらっているわけです.


そういう企業の社員が支持するのは、どういう政権なのかと考えると、自分達の会社に仕事を持ってくる政策を掲げる政党ですね.


まあ、日々の生活に追われるとそうなっちゃいますよねぇ.


●ちょっと引用してみます.

(P70)・・・対米従属の問題だけに囚われていると安倍政権の本質を見誤る.日本には日本の、”戦争のできる国”でありたい事情があるからだ.アベノミクスの3本目の矢「成長戦略」を想起されたい.そこには”企業が世界で一番活躍しやすい国"づくりのスローガンとともに雇用制度改革や税制改革、技術革新の促進などが謳われ、勇壮な「インフラシステム輸出」なる国策メニューが盛り込まれている・・・要は新興成長国の都市計画や発電所、道路、鉄道、通信網、港湾、空港建設などのコンサルティングから設計、資材の調達、施工完成後の運営、メンテナンスに至るまでを官民一体のオールジャパン体制で請け負おうという国家戦略のことである・・・原発輸出がその中核になる.各地の原発の再稼働がいそがれてる最大の背景だ.売り込みをかける相手国の要人に、万が一にも「自国では怖くて動かせないモノを売りつけるつもりか」と反発されるわけには・・・

●引用を終わります.

(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る