第45話 東の国

サリタ「ところで、賢者類の方はどういう研究をしてるんですか?」

東の民「主に、呪絵ジュエの開発だな。あとは木の伐採する機械の開発、家の建築だな。」

サリタ「あぁ、なるほど。それで木材や植物の知識はすごいのですね。少ないですが、本がこちらの国まで届いていて。僕の研究はその知識が元になっているんです。」

東の民「ほー!あの本がそんな遠くまで流通したのか。面白いもんだなぁ。」

二人でカカポを食べながら談笑している。

ユリーヌ「ん、ん、この感じ、カイキがピンチだ。」


サリタ「カイキ?」

ユリーヌ「ああ。すまん。先に行くことになりそうだ。もうちょっと合体するまで時間があると思ったんだがなー。くそー。」

ユリーヌは立ち上がると、身体中の呪絵を発動した。

ユリーヌ「インテ。」


瞬間、彼女の体が光った。

そして、姿形もなくなった。


東の民「すげえ・・・。転移の呪絵ジュエを初めて見た。あれは入れると、だいたい死んじまうんだよ。何者なんだ。あいつ・・・。」

サリタ「いい人ですよ。僕は彼女のおかげでここまで来れましたから。」

それにしても、何があったんだろ・・・。カイキ・・・?


東の民「ただいまー。おーいこんくらいでいいか?」

サリタ「あ、ありがとうございます。ってこんなに!?」

東の民「ふっふっふ。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る