第17話 トーニと狼
トーニ
あぁ、そうだそうだ。教会の整備しないと。巨大化したまんまだし、1日で終わるだろ。
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んー随分荒れてるけど、よし資材置き場に資材は残ってるな。
窓ガラスが割れて・・・。うんと、狼がいて・・・。よし問題ないな。
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狼「なんだお前!うちに何の用だ!」
トーニ「ん?いや、すまんすまん。よし俺に従え。」
狼「な!?え!?でっかwwwwwwだっさwwwwwパンツいっちょwwwwクソワロタwwww。」
トーニ「ああ、もうなんで狼はどいつもこいつもこうなんだ!!」
狼「おい!みんな来てくれ!wwすげえのが来たぞwwww。」
狼「なんだなんだ。」
狼「餌か?」
狼「人間か?」
わらわらと狼が出てきた。
トーニ「おお、随分いるな。よし。お前らここを守っててくれ。窓と屋根は今から直すから、すぐに中の雪も水もなくなるだろ。餌ならさっきのマンモスの肉を少し分けてやる。ほれ。」
狼との主従関係は簡単で餌をあげると、懐く。まぁ狼の言葉がわかるのは王族である俺たちとウルミだけなのだが。
人間より強い。西の国のものは狼だけでもかなり手を焼く存在だろう。
狼「おお!うめえwwwwメシウマwwwwマンモスうめええっwww」
狼「ところで巨人様、おしっこって、出るんですか。」
トーニ「おお、そうだ。よし今から屋根の上でやるから見てろよ。」
トーニは屋根の上に上がった。
うむ。ちょうど雲の隙間から太陽が出てきたぞ。
トーニ「行くぞおおおおおお!!!!!」
綺麗に放物線を描いた尿が雪で覆われた白い大地に虹をかけた。
狼「うおおおおおおすげえええ!!!wwwwwくせえwwwww」
狼「虹だ!!!!!!すげええ!!!!!」
狼「滝だ!!!!!!うおおおおおおおお!!!!!」
トーニ「すげええ!!超綺麗だ!!!!うおおおおおおお!!!!!」
狼の歓声とトーニの咆哮がこだました。
『トーニの尿 とても暖かく氷をも溶かす。巨大化中は量も多く、匂いも強い。』
トーニ「フハハハハ!!超楽しいい!!!!」
狼「巨人のおしっこwwwwだっっさwwっwwwwくっさwっwwwww写メ撮りてえwwwwクソワロリンヌwwwww。」
狼「あぁ綺麗なおしっこだ。何よりあの放物線の角度が良い。」
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昔々、巨大な竜がいました。それは王宮より大きく、強く、北の兵はたくさん食べられました。その時、旅人が不思議な呪文を唱え、竜は雪の下へ氷漬けにされました。
恐ろしいことに、雪におしっこをすると氷が溶けて復活してしまうのです。
復活した竜に、北の国は壊滅させられてしまいました・・・。
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ごごごごご
狼「ん?あれ、なんか?大地が揺れて・・・。」
アイスドラゴン「ふぅ・・・。しばらくぶりに、この時が・・・。あの呪いをかけたものはまだ生きてるだろうか・・・。喰うてやる・・・。」
狼「うわああああああああ!竜だ!!!やべえwwwww強そうwwっw」
狼「なんだ!あの変態と同じくらいでかいぞ!!」
狼「逃げろおおおおお。」
トーニ「え?あれアイスドラゴンじゃね?御伽噺の?」
アイスドラゴン「貴様か・・・。我が眠りを覚ましたものは・・・。ところでなんだかにおうなこの泉は。」
トーニ「ああ、それ俺のおしっこ。」
アイスドラゴン「え?」
トーニ「え?」
竜はあたりに広がった尿を見た。ほのかに黄色く少し泡立っている。
氷の鱗に包まれた、体が怒りで震える。
アイスドラゴン「汚い・・・。」
トーニ「礼には及ばんぞ。」
アイスドラゴン♀「もうやだ!!!汚い!!!死ね!!!」
竜はトーニめがけて、飛び立ち、ものすごい勢いで体当たりをしてきた。
トーニ「あんだ!?てめえやるのか!?」
トーニは全身の力を拳に込めた。
トーニ「ツケウョヒ、レオコ!」
氷で覆われた拳がアイスドラゴンの顔面にぶつかった。
『がぎん!!!!!!』
アイスドラゴン♀「キャ!私の鱗の上からダメージが!?てか、なんで裸!?きもい!でかい!」
トーニ「ふっはっは。お前メスだったのか。よし、俺のメイドにしてやろう。」
アイスドラゴン♀「はぁ。仕方がないわ。強いものには従うのが竜の掟だわ。」
トーニは狼とアイスドラゴンが仲間になった。
トーニ「よっしゃー!マンモスの肉食うか?まだあるぞ。」
『トーニの支配力 武力で、従えさせる。ちなみに人間には効果がなく動物のみの能力 使い勝手が非常に悪い。』
アイスドラゴン♀「いただくわ!あー。それにしてもよく眠ってたわ。」
トーニ「おお、そうだ。色々話聞かせてくれよ。ついでに狼もいるからよ。」
狼「なんだ、変態の仲間が増えたぞwwwwwブッハwっww」
狼「山が二つあるみたいだ。変態だ。ダブル変態マウンテン。」
狼「あの竜なんかかわいいな。」
トーニは巨大な戦力を持って、西の国攻略に乗り出す。
トーニ「話が終わったら、戦える部隊で、西に奇襲をかけるか。よし親父達に連絡だ。」
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