あぁ殺したい

妾は苦痛に歪んだ顔が見たいぞよ

そろそろ人も増えてきたからええじゃろお

これまで300年も待ったのだぞ

あの血液が吹き出すときの表情が好きじゃ

絶命する瞬間、瞑る目が好きじゃ

それにしても、冥府の王よ、何故そこまで人を守る？

そうだな・・・。理由などないが強いて挙げれば美しい大陸を赤だけに染めたくないだけだ

ほっほっほ。冷酷に見えて、繊細じゃのう

まぁ妾は快楽で殺すが、そなたはまた違う動機じゃからの

あぁ

しかしお主の力は偉大だったのお

見てる妾もゾクゾクしたわ

あの恐怖に満ちた、か弱き人

そなたが規則なぞ作らなければ、ここまで増えなかっただろうに

無秩序にしたら、貴様らが大地ごと喰ってしまうだろう

あの惑星のように

まぁそれもそうじゃな

そうなると退屈じゃったなぁ次の惑星を見つけるのに随分時間がかかったしのう

あぁだからある程度の数になるまで待ってからするのがいいだろう

ほっほっほなんじゃそなたも好きじゃのう

当たり前だ

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい