首長竜の夢


私は崖っぷちに立っていて

目の前は、見渡す限り大海原だ。

その視界に収まりきらないくらいの大海が

ばさん、ばさんと水しぶきを上げ

左右に大きく揺れ始める。

崖っぷちの私はふらつく。

その荒れた海の中から

首長竜が顔をだす。

首をもたげ、私の目の前に顔を置く。


私はついに崖から落ちる

首長竜が暴れる、渦巻く海に落ちる。

海中には巨大な首長竜の体と

もう一体、小さな首長竜を見つける。

私は、首長竜と共に泳ぐ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る