第9話 「俺アン」に登場した敵キャラ☆連合宇宙軍の装備(その①)
さて、作中では敵キャラとなっている連合宇宙軍です。本来は味方のはずなのに何故か敵対しているという一風変わった設定となっております。
この連合宇宙軍というのは、正式にはアルマ星間連合宇宙軍と言います。アルマ帝国が中心となって組織されている星間連合において軍事を司っている組織となります。基本的には宇宙空間での戦闘を目的として組織されています。というのも、宇宙船は大変高価で、戦闘艦となると尚更高価なのです。一つの星、一つの国家が複数配備するには負担が大きすぎる為、連合体での共同組織として立ち上がった経緯があります。星間連合を構成する各星、各国家が人員と予算を供出して運営されています。地球で言えば国連軍よりはNATOの方が近いニュアンスでしょう。軍として統一されており、特定国家の影響下にはない建前です。
艦隊は7つあり、其々が担当区域の人員で構成されています。建前上は個の星、個の国家の影響はないと言いながら、やはり影響を受けているのも事実です。アルマ帝国は第三艦隊の担当区域となります。本来、アルマ帝国よりであるはずの第三艦隊が敵対しているという事実を設定上盛り込んでいる訳ですね。ちなみに、地球は星間連合外で担当区域からは外れています。
さて、この宇宙軍の装備ですが、歩兵が所持しているのがビームライフルと光剣です。拳銃は実弾式、バズーカ砲の様なロケット弾発射筒、火薬式の手りゅう弾等。ビーム兵器と実弾兵器を両方装備していますね。
作中には出てきていませんが。ナイフや日本刀のような実剣、銃剣、グレネードランチャー、火薬式のアサルトライフル、大口径の対物ライフルなど、地球の軍にあるような装備は大体あると思ってもらって結構です。ビーム兵器の使い勝手が非常に良いため、これを多用しているのですが、エネルギー補給が断たれたサバイバル環境では実弾兵器が有用と言われています。
ビームライフルはエネルギーカートリッジ式。カートリッジ一本で約50発撃てる仕様。通常の対人用。5倍の威力がある対物用。麻痺用の三通りの出力が選べる。外観は米軍のM16に似ているがサイズは二割位大きめ。これは、体格の良い獣人部隊が格闘武器としての使用を考慮している為。宇宙船内では小型のプルバップ式が用いられる。これは軽量で全長が短い。サル助が使っていたのは前者、ゼリアが使っていたのが後者です。
次は光剣です。作中では単に光剣と呼んでいますが、いわゆるビームサーベルです。スターウォーズのライトセイバーと比較すると斬れないものもある。自動人形パンゼの装甲は斬れませんでした。レイ軍曹はこの光剣でビームを弾いていましたね。ちなみに、安全装置が仕込んであり、手放すと刀身が消えてしまいます。投げては使えないようになっています。ちなみに、この光剣にも麻痺機能がついています。もちろんエネルギーカートリッジ式。
作中でゲルグ・ガラニア大尉が使っていた拳銃は実弾式で9㎜です。ベレッタみたいなやつ。
さて次、上陸用舟艇クロウラです。大型バス三台分の黒い芋虫のような姿です。
大型バス三台分というのは、横に二台並べてその上に一台乗せたくらいの感じという意味です。全長は約18m。全高約10m。全幅約8m。重力制御でゆっくりと飛行します。ブースターを吹かせばそれなりの速度は出せますが、所詮は惑星上へ上陸する為の乗り物で大した機動力はありません。
武装はビーム砲二門、20㎜機関砲二門、対空ミサイル4発。ビーム砲の出力は小。自衛用なので大したことはない。
作中ではサイバー戦指揮所として使用されていました。ここを拠点に山大近辺のすべての電子機器を動作不良にしてアンドロイドの椿さんを支配下にしようとしていたわけですね。使用していたのは四次元憑依型のマルウェアです。魂を持つプログラムらしい。ゲルグ・ガラニア大尉が手塩にかけて育てたものらしい。
普通に意味が分かりませんね。具体的なものはそのうち説明すると思います。
そして、このクロウラに搭載されていた対人兵器が自動人形パンゼです。腕が長くて脚が短いゴリラのような体形の戦闘用人形です。黒く艶のある装甲には対ビームコーティングが施されていて光剣やビームライフルでは傷をつけることができない。実弾兵器は有効だが戦車砲でないと貫通できない装甲。作中では火器を装備していなかったが、両肩や腕に機関砲やビーム砲の装備も可能。とにかく格闘戦がめっぽう強く、一般的な歩兵部隊では歯が立たない。作中では何故か椿さんになついてしまいました。美女とゴリラでしょうか。三つ目で通常は緑色、戦闘モードに入ると赤色となります。
さて、設定上は存在していたが登場していないのがクロウラのガンシップ型。
大きさは半分くらいになり、AIによる無人操縦が可能。装甲と武装が大幅に強化されています。全長9.5m、全幅3.5m、全高5.5m、重量35t。こちらも芋虫の様なデザインだが、重力制御により空中に浮きあがり移動できる。速度は遅い。通常で時速30~40㎞。最大時速250㎞程度。
口の部分に大口径の質量弾砲が装備してある。220㎜相当。眼の部分に2門。脇腹に4門。尾部に2門。計8門の強力なビーム砲を装備している。背中より各種誘導弾を発射する。
装甲は強固で120㎜滑腔砲でも撃ち抜けない。また、対ビームシールドと対物理シールドを装備しており、通常の攻撃では傷をつける事は出来ない。
ビーム砲は強力だが、発射速度は毎分15発程。各砲100発程度発射すると冷却が必要となる。戦闘可能時間は概ね3時間。それ以上の継戦能力はない。
完全に無人で索敵と攻撃をこなすことができるが、有人での運用も可能。操縦席は並列複座になっている。
こちらは自主企画用に性能は過剰にしております。もし、作中に登場させるとしたら、元々のサイズで火力と装甲を強化したものになると思う。複数で連携させながら運用するのが基本でしょう。
おや、ララが素手で戦ったエリダーナは次回です。エリダーナの派生型、旧式だがまだまだ現役のアカンサスとその派生型も登場する予定。
艦艇と艦載機は??
しばらく連合宇宙軍ですね。
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