サザンフォッカチオ・クソモロヘイヤ

第1話 VTuberデビュー

前回のあらすじ

声優事務所オーディションに落選した竹馬三郎。しかし彼は諦めずに夢を追い続け、ついに念願の事務所所属Virtual YouTuber、サザンフォッカチオ・クソモロヘイヤとなった。


S「いや、サザンフォッカチオ・クソモロヘイヤって何!?!?」


S「つーか、ここどこ!?」


S「確か俺はVチューバー契約のため、事務所に来てたはずだろ!?」


S「おい! 責任者出てこい!」


前回のあらすじ

どうかしました?


S「うわぁ!? いきなり出てくるな!」


前回のあらすじ

最初からいたわ。


S「普通に意思疎通するな! お前は何者なんだよ!?」


前回のあらすじ

私が誰なのか、その質問に意味は無い。


S「うるせーよ! 少なくとも、俺が今ここにいる説明はいるだろーが!」


前回のあらすじ

ここは現実と虚構の境にあるバーチャル空間。そして貴方はVTuberサザンフォッカチオ・クソモロヘイヤとして、この世界に生まれ落ちました。


S「何一つとして理解できねぇ! 」


S「まず、そのふざけた名前は何だ!?」


前回のあらすじ

あなたのことですけど?

・鏡が出現する。


S「バケモンじゃねーかッ!?」


前回のあらすじ

その姿でVチューバー活動を行ってください。


S「できるわけねーだろ! この気色悪いキャラデザは何!?」


前回のあらすじ

食虫植物をイメージしたらしいです。


S「なんで、よりにもよって食虫植物をチョイスした!?」


前回のあらすじ

我が社の優秀なデータベースの組み合わせにより、8000人いるバーチャルライバーとの差別化を図りました。


S「そもそもデータに食虫植物を入れるな! お前の会社はバカしかいないの!?」


前回

日本の食虫文化を世界に広めたい、という設定があなたに課せられた使命です。


S「企画会議からやり直せ! 虫なんて一度たりとも食したくねーから、早く現実世界に帰せ!」


前回のあらすじ

YouTuber登録者数10万人を達成したら解放しましょう。


S「無理に決まってんだろ! この見た目で! 女子供が逃げ出すわ!」


前回のあらすじ

VTuberサザンフォッカチオ・クソモロヘイヤがお気に召さない?


S「当たり前だろ!」

・口からビームが出て爆発する。


S「この力は何だ!?」


前回のあらすじ

これがサザンフォッカチオ・クソモロヘイヤの力です。


S「うるせーよ! だから、そいつは何者なんだ!?」


前回

汚染された環境の突然変異で産まれ落ちた、悲しきモンスターです。


S「お前らが産み出したんだよ! この悲しきモンスターをなぁ!」



次回予告

VTuber活動に意欲的なサザンフォッカチオ・クソモロヘイヤ。まずは手始めに自己紹介動画を撮影する彼だったが、予想もしない数々の苦難が彼を待ち構えていた。


S「新キャラ!?」

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