無題

翠幽月

依存

脳の片隅に置いてあった

淋しさと息苦しさを忘れていた

埃をかぶって引きずって

大きくなって

目を覆う

君の赤いリップだけが頼り

浮かび上がって霞んだ

真冬の朝、カーテンのない窓辺で

泣いた

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無題 翠幽月 @long-sleep

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