桃花詩記
壬生 葵
登場人物紹介
※
字とは本名とは別に使われる呼び名。互いの関係、状況によって使い分けて呼称される。女性は基本的に持たない。
現実の中国史では、本名を呼ぶことはめったにありませんが、この物語は中国に限りなく遠いようで近い「華の国」の物語なので、諸々習慣が異なります。
主な登場人物
張本陶……字は宇曽、都の官吏。律の国への査察を命じられ、同僚の顔路と律に赴く。仕事はまじめにこなすものの、都の風潮に辟易している所がある。女性に目がない。
顔路……字は由、都の官吏。本陶と共に律に赴く。性格は豪放、誤ったことはすぐに改められる柔軟さもある。女性に弱く、恋愛に疎い。詩も苦手だが実務は優秀。
耀白……字は太清、律の官吏。爽やかかつ純朴な好青年。若くして詩の才を認められており、鈍灰と共に「漢柳二聖」と称される。実は重大な秘密を抱えているようだが……?
鈍灰……字は染濁、律に住む謎多き詩人。昼間は眠りこけ、夜は大酒をあおる生活を送っており、だらしのない人物。そのような性格とは裏腹に、詩の才能にとどまらず、書・画・音楽などの芸術にも精通している多芸な男。耀白と共に「漢柳二聖」と称される。
尹詩耽……律の県令、尹巴の娘。明るく朗らかな性格で街の住民に慕われているが、とある事情で最近は物憂げである。詩の才も高く、学と容姿両方を兼ね備えた女性。
尹巴……字は湯、都から形ばかりの県令の役職を与えられ、律の自治を任されている。とにかく腰の低い人物。早くに妻を亡くしており、一人娘の詩耽を可愛がっている。
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