第13話 伝家の末脚、韋駄天の称号

 八月最終日曜、札幌騎馬場に衝撃が走る。

「出遅れ最後方から大外一気に強襲する! その差は五馬身、六馬身!」

 家で騎馬中継を観ていた僕は、握った拳の手汗をズボンで拭き、居ても立ってもいられずランニングを始めた。


 先ほどまで観ていた騎馬中継、新馬戦を大差で勝利した天音さんたち社ノ台高校。

 スタート出遅れとあったが、あれはおそらく馬群を避けわざと出遅れたのだ。

 道中は淡々と最後方の位置取り、最終コーナーでは距離をロスする大外を回り、別格の末脚で二着以下を突き放す。


 デビュー戦をこれほど冷静沈着に運び、圧倒出来るものなのだろうか。

 社ノ台は合宿を共にした騎馬、模擬レースでは力及ばずも健闘したと思う。

 合宿を終えて二週間ほどだが、テレビに映る天音さん、宇藤くん、栄士の騎馬がやけに遠く感じた。

 来週は僕たち館森高校が新馬戦を迎える。


「おはよう、有太」

 月曜、いつもの場所で僕を待ってくれている甲斐、隣には珍しく和緒。

「週末にはいよいよ私たちも新馬戦よ。一緒に行動すれば、多少息も合うようになるでしょう」

 さすがの和緒も緊張しているようだ。


 社ノ台のレースを一人で観ていたら不安な気持ちになっていたが、この二人に会ったら早く新馬戦を迎えたい気持ちになっていた。

 今週の騎馬部の練習、登山先輩の掛け声は相変わらずであるが、細かい調整程度。

「……見えりゅ……主らの圧倒的勝利が見えりゅ」

 こなちゃんも気を遣ってくれている。


 レース二日前から、レースに出る騎馬はトレセンに宿泊、外界との連絡も遮断される。

 騎馬が公正公平を期するギャンブル、八百長など起こらないようにするための決まりだ。


 トレセンに向かう前日、普段はあまり鳴らない携帯電話の受信が目立つ。

「栄士は君のおかげで成長した。ありがとう。和緒さんは素晴らしい騎娘だ。甲斐はおそらく一年で最強の騎馬だし、その甲斐と騎馬を組める力が君にある。館森高校は強い。臆することは何もない。新馬戦、楽しみにしているよ」


 紅城さんから初めてメールがきた。

 振り返れば半年も経っていない僕の高校生活、甲斐と和緒の物語に登場するキャラとしては悪くないかな、そんなことを思いながら眠りについた。


 九月第一日曜、快晴の新潟騎馬場。

 館森高校の新馬戦(芝、距離千八百メートル)が行われる。

 同日開催の数あるレースの中の一つ。

 格付けは一番低いレースだが、新馬戦は全ての騎馬が通る道。

 紅城さん、マリオ兄弟も通った道。


 体育館のように広いレース控え室、甲斐と僕はブーツを履く。傍らには鞍がある。

 騎馬の規定で、レース時の騎馬は鞍と同系色の服を着る。

 和緒が選んだ栗毛色の鞍に合わせ、僕たち騎馬はベイジュのボトムスに白い長袖ポロシャツ……。

 紳士かっ! と思わず声が出そうであったが、新馬戦を控える空気に僕は合わせていた。

 各校、控え室では距離を置いてレースの準備をしている。


 雰囲気が華やいだ。

 別室でレース前の準備をしていた各校の騎娘が騎馬の元へ。

 皆リボンで髪を結っていて、華やかな衣装に身を包む。

 女の子らしい私服はもちろん、メイド服、ドレス、コスプレを思わせる衣装などなど。

 和緒はどんな衣装なのだろう。


「お待たせ」

「あれ? 和緒、衣装は?」

「はい? あなたには私が裸に見えるの? どこまで変態なのよ」

 目の前には、いつも通り高校のジャージを着ている和緒の姿。

「別に新馬戦だからって、構える必要もないんだから。いつも通りよ」


 和緒はリボンを口に挟み、長い髪を束ねる。

「こなちゃんの占い、ポニーテールがラッキーアイテムと出ていたわ」

 そう言いながら、得意気にリボンを巻き、可愛らしいポニーテールの出来上がり。

 こなちゃん、ナイスアシスト。

 心の内で感謝した。


「そしてこれよ!」

 満面の笑みで和緒が校旗を掲げる。

「ウチの校旗、グンマーちゃんモチーフに旗印はタヌたんよ!」

 和緒のタヌたんなんて口調、思わず吹き出してしまいそうだったがこらえた。


 旗には館森の字と“グンマーちゃん”というゆるい馬キャラが描かれ、旗印にはタヌキ。

 緑と茶色の配色が目を引く。

 というより、けっこう引く色味だ。

 なかなかの感性ではあるが、和緒の校旗への愛情を尊重してあげよう。

「……か、可愛い校旗だね。守り甲斐ありそうだ」

「でしょでしょ!!!」


 嬉しそうな和緒。周りの緊張感に対し、僕たちは拍子抜けするくらいリラックスしている。

「和緒、有太、いよいよだね」

 甲斐と僕、鞍を持ち和緒を乗せてパドックへと向かう。


「あれ? 折出じゃね?」

 パドックに向かう地下道、後ろから聞いたことのある不快な響き。

「騎馬やってたのかよ。俺は中学の時から少しずつ準備して、騎馬部のある強豪校選んだよ。熊田高校、先輩は重賞レースの常連だぜ」

「そうなんだ」


 思い出す。

 いや、思い出したくない中学時代。

 あまり触れたくない過去、もがいたあの頃の僕。


「有太、知り合い?」

 甲斐の声がやけに遠く感じる。

 泣いている時、耳の奥が詰まっているような不快な感覚。

 不快な感覚は教室の机でうずくまる過去の僕に繋がる。


 少し問題のある生徒のほうが、先生には可愛かったのだ。

 先生と教師の熱血ストーリーなどではない。

 問題が起こらないよう気を配る先生の中で、居心地の良い生徒がチクリチクリと棘を刺す。

 棘が刺さる程度のこと、笑顔で生徒を諭す先生たち。

 先生にとっては小さな問題だったんだ。

 問題を起こさない生徒はむしろ何もない生徒に映っていたのかもしれない。

 僕は学校が嫌いだった。


「久しぶりなのに一言だけ? ずいぶん冷たいじゃないの。折出、レース中に腹痛早退とか勘弁してね」

 中学時代、何を言われても平気、というより諦めていたのに。

 甲斐、和緒が居る状況で馬鹿にされると悔しくて腹立たしい。

 みじめな僕を二人には見せたくないから。

「…………」


「パドックでは私語厳禁。耳が可哀相だから、もう話し掛けないでちょうだい」


 鋭い眼差しというより一瞥を送る和緒。

 淡々と冷静な口調の裏に、とてつもない嫌悪と怒りが込められている。

 あまりの迫力に、熊田高校は足早に僕たちから離れる。


「有太、社ノ台のデビュー戦観ただろ? 僕たちはあそこに向かうんだ。相手は出走騎馬だけじゃない。観てくれてる皆のために走ろう」

 甲斐の爽やかな笑顔を照らすように、パドック出入り口から光が差し込んだ。


 円形のパドック、全校の騎馬が周回する。

 出走は十校、僕たちは一枠一番。

 パドック内スクリーンを見る。

 全校の競走能力が示されているが、特にひいでる部分もなく十校中僕らは五番人気。

 それもそうだ、今年創部の騎馬部など賭けの対象にならないだろう。

 一番人気は実績のある熊田高校。


「有太、能力や人気を数値化されることに抵抗ある? 思ったより低いとか。でも、見えることだけじゃない。駆け引きは始まっている。ウチは力をコントロールしてるんだ」

 僕の気持ちを察してか、甲斐が声を掛けてくれる。


 パドックを見回すと多くの観客の姿、横断幕も掲げられている。

――あれ?

 一際派手な横断幕に“甲斐さま”の文字。

 見上げると、館森高校の女子生徒の姿。おそらく二十人以上は居る。親衛隊の文字も踊る。

 最前列に姫宮先生、登山先輩、先輩に肩車されたこなちゃんの姿。

 驚いた。

 紅城さん、天音さんの姿もある。

 パドックがザワつき始めた。


「あれ? 館森の騎馬って広井甲斐じゃない? 社ノ台辞退した全国一位の」

「おい、社ノ台の紅城が居る。この前デビューした一年生も」

「社ノ台と館森、デビュー前に合宿したらしい」


 騎馬ファン同士での会話が交錯し、パドックは異様な熱気に包まれ始めた。

 パドック解説でも場内の雰囲気を察知し、館森高校のプロフィールが何度もアナウンスされていたようだ。


 券売所には、再度馬券を求める観客が押し寄せる。

 館森高校のオッズは下がり続ける。

 馬券購入締め切り直前、館森高校は一番人気に推されていた。

 スタート地点のゲートに向かう僕たち。


「一枠一番、一番人気なんて縁起悪いわね」

 和緒が呟く。

「和緒、騎馬にはちゃんと舞台があるんだよ」

 二人の会話を僕は察した。

「お兄ちゃん、有太。今日のレースはハナから先頭譲らないわ」

 スタート前の全騎馬に宣戦布告でもするように、和緒は一際大きな声で僕たちを鼓舞する。


 新馬戦のスタート前も高校生の演奏が行われる。

 新馬戦の格付け同様、演奏する生徒も初めての演奏に臨むようだ。

 一人でトランペットを持ち、緊張の面持ち。


「パプゥ~ピィ~」

 初めから音を外して場内が笑いに包まれる。

 今にも泣き出しそうな女の子ではあるが、最後まで懸命に演奏を続けていた。

 演奏後、各校ゲートに入る。


 全校がゲートに入るまで、僕は意識を集中する。

 時間が長く感じる。

 自分の心音が組手を通して甲斐に伝わりそうだ。

 甲斐も同じ気持ちなのだろうか。

 和緒の負けられない気持ちが伝わってくる。

 騎馬場が静寂に包まれる。


 目の前のゲートが乾いた音と共に開く。

 和緒が勢い良くハンドルを前に。

 甲斐と僕、勢い良く駆け出す。


「最初に出た騎馬は館森高校! 絶好のスタートで他校を引き放します!」

 テンポ良く実況もスタートする。

 僕らは和緒のハンドルに合わせてグングン加速、後続との差が一気に開く。


「まったく、出来立てホヤホヤの騎馬部はあんなもんだな。ゴールの時に先頭にいないと意味ないのに」

 新馬戦、レース経験の無い各校は一番の強豪と位置付けた熊田高校をマークする。

 館森高校は大逃げをして最後は大失速、そんな算段で全校が走る。


 会場でレースを見つめる紅城が天音に問う。

「冴、館森の最大の強みは何だと思う?」

「模擬レースで感じたのは……スタートの反応の良さ、加速力、坂路での対応力、末脚もキレがあります」

「ポイントは抑えてるけどちょっと違う。もっと核となる部分。スピードの絶対値だ」


「スピードの絶対値?」

「そうだ。スタートの反応の良さ、加速力、末脚に関しても、練度を考えればまだまだ。なのに際立って見える。持っているスピードが別格なんだ。簡単に言うと、他が十割の力で出せるスピード、館森は七割で出せる。このレース展開だと、その力を見せるまでも無さそうだが」

 会場はメインレースよりも盛り上がる。

 ただ一校、館森が大逃げを打っている。


「さぁ、館森高校。まもなく千メートルを通過するぞぉ!」

 二番手以下をスタートから大きく突き放すこの展開に、実況席は相当に速いタイムを期待する。

 千メートルのハロン棒を館森が通過する。

「千メートル通過は一分ジャスト……ん? 一分ジャスト! 間違いありません! まさかのスローペースです!」


 千メートルの通過タイムに会場がどよめく。

「かかったわね!」

 和緒が得意気に最終コーナー手前で一言。


 スタートダッシュに成功した館森、後続と差を広げつつ、和緒の巧みな手綱さばきで徐々にペースを調整する。

 二番手以下の離れた距離感、それは後続の騎馬にとってハイペースに映る。

 スタート前、和緒があえて先頭を譲らないという宣言をすることでハイペースを印象付けることが出来たこともあろう。

 ペースを落としながらも差を広げるという作戦、レース未経験の騎馬が出走する新馬戦だからこそ通用する作戦。


「くそっ、はかられた!」

 二番手以下、熊田高校含め全校が和緒の術中にはまり、慌ててペースを上げる。

 内ラチをギリギリ、最短距離でコーナーを回る館森高校。

 他校は慌ててペースを上げたため、コーナーの遠心力で外に膨らみ、距離を大きくロスする。


「和緒さん、騎娘として徹底している。このレース、全てにおいて上回っている。冴、やはり館森は強いぞ」

 天音の瞳に焼き付く光景。


「最終コーナーを回って最後の直線! 先頭は館森高校! 後続は慌てて仕掛けるがまったく差が縮まらない!」

 実況席も会場も大興奮だ。

 格付けの低いレースとはいえ、衝撃的なレースは皆の記憶に残る。


「お兄ちゃん、有太。冴たちの背中はまだまだ遠いわよ。紅城さんは遙か遠く!」

 和緒がハンドルを強く動かさなくてもスピードがまったく落ちない。

 むしろ、レース終盤まで和緒の手綱さばきに従ったのだから、もう自由に駆けさせてくれといったブーツの勢いを感じる。

 前半のスローペース、僕たち騎馬のスタミナも十分余裕がある。

「館森強い! 鞍上の騎娘はハンドルを持ったまま、持ったままだ! 後続ははるか後方、追わずして勝てる! これはモノが違うぞ!」


 競馬のある頃を知るものであれば、最後の直線で騎手が鞭も打たず、ただ馬の動きに手綱を合わせるだけの“馬なり、持ったまま”の状態で二着以下を大きく突き放す光景。

 ヒーローを予感させる。

 それが、スタートから一度も先頭を譲らない逃げ馬であればなおさらだ。


「館森高校、スタートから一人旅で圧勝です! とんでもない騎馬が現れました!」

 先週の社ノ台に続き、大差で新馬戦を勝利した館森高校であった。


 翌日の騎馬新聞には、新馬戦が見開きで紙面を飾った。

 新馬戦の扱いとしては異例だ。

“二週続けて新馬戦の衝撃! 伝家の末脚 社ノ台高校、韋駄天 館森高校デビュー”

 僕は保存用と閲覧用で二部購入、記事を読む。


 主に目立った内容は、作戦として正反対の勝ち方をした社ノ台、館森との比較。加えて、和緒の騎娘としての評価の高さだ。


 スタートから最初の一ハロンまでは速いラップを刻み、差を広げながらもハンドルを緩め徐々にペースを落とす。

 千メートルを計算通りと言わんばかり、一分ジャストでまとめる。

 二番手以下の騎馬は離れている距離感で完全にハイペースだと思い込み、ペースを乱される。

 逃げ馬の利点である距離のロスがないインコースを進み、他校が仕掛ける中でも冷静にレースを運び、最終コーナーを回り切ってから仕掛けに入る騎乗ぶりは新人の域を超えている。 レース考察・馬場園了


 僕たち騎馬に関しての記述もある。

“未知数”

 パドックで示された能力では計れない何かがある。

 突如として表に現れた甲斐、無名の僕との騎馬は専門家でさえコメントが難しいようだ。

 最初から先頭を譲らず、最後の直線三ハロンのタイムは出走騎馬の中で最速のラップを刻む。

 この見事な逃げ切り勝ちに、館森高校を“韋駄天”と評す専門家のコメントが誇らしかった。


 今日の練習は休み、放課後は調理室で次走の打ち合わせだ。

「次は十一月三週目、東京スポーツ杯(GⅢ)が目標だね。重賞の格付け、距離は新馬戦と同じだよ」

「冴たちは十一月一週目の京王杯(GⅡ)に出走予定ね。お互いが上手く勝ち上がれば、十二月三週目の朝日杯(GⅠ)で一年生チャンピオンの座をかけて勝負することになりそうね」

 甲斐と和緒がスケジュールを話す。


「その前に、十月三週目は菊花賞(GⅠ)よ。紅城さんたち、無敗での三冠達成がかかった大舞台。夏の休養明けぶっつけで菊花賞に臨むみたいだけど」

 日本ダービー制覇後、社ノ台二年生騎馬は長期休養となっていた。

 夏の合宿こそ共に過ごしたものの、秋騎馬の開催が本格的になってきた中でも動向は分からず。


 紅城さんと同世代の騎馬たちは、日本ダービーを機に驚きの成長を遂げている。

 夏開催のレースから二年生、三年生混合のレースが増えてくる。

 そのレースの多くのタイトルを、二年生騎馬が独占している状態だ。


 七夕賞、函館記念、中京記念、小倉記念、札幌記念、新潟記念。

 どれも格付けの高い各地の重賞レース、社ノ台一強と言われ続けた二年生の世代ではあるが、夏で力をつけた“夏の上がり騎馬”と呼ばれる各騎馬は、菊花賞で社ノ台に勝つことだけを目標にしているようだ。


「正々堂々、背中を追われている紅城さんへのプレッシャーは相当なものね。距離も今までで一番長い三千メートル。休養明けぶっつけで大丈夫なのかしら」

 紅城さんを心配する和緒の表情。

 僕も、菊花賞に関しては紅城さんというよりマリオ兄弟に不安要素を感じる。

 特に、サイレンスブーツの二足使いという“力の濃さ”に、マリオ兄弟は三千メートルの長い道中耐えられるのだろうか。


 能力を発揮するブーツほど、騎馬に対して時に挑発的とも言える力の引き出し、コントロール不可な状況を生む。

 力が強いブーツは、騎馬の力をも奪うのだ。

 何だか、甲斐のように冷静に騎馬を分析している自分に驚いた。

 僕が騎馬だからこそ感じることだ。


「紅城さん、真理尾先輩は大丈夫。おそらく年末のレースを見据え、負担を最小限に抑えてスケジュール組んでいるんだよ」

 甲斐の言葉に和緒も僕もホッと胸を撫で下ろす。

「レースでの疲労は練習とは比較にならないからね。目標のレースを見据えて、しっかりスケジュールを立てることも今後は大事だね」


 圧倒的なデビューを飾った館森高校であったが、冷静に次を見据える僕たちの目標は高いところにある。

 気を引き締め、次走に備えた準備が進むのであった。

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