　北海道禰守ヶ町の■■■■遊園地（廃遊園地）で見つかったスペースショット（上に行って落ちるやつ。フリーフォールというよりドロップタワーが近い）と呼ばれているアトラクション。SCP的強固さを誇っていて損傷は不可、構成要素も不明。い　つ　も　の。

　特異点は一番上に行ったときに発生。被験者は椅子とともに消滅、異空間へ転移している。異空間内部で被験者は「自分の周囲でビックバンが発生して宇宙が誕生していた映像を見た。」と主張。同時に壮大な音楽も流れていたと主張する。音楽の内容は不明。理由は後述する補遺1818-JP.1にて。

　なおこの時被験者は高速で宇宙を漂う感覚に覚える。並みのアトラクションより酔いそう。

　この壮大な音楽が終盤になるにつれて、天の川銀河→太陽系→地球と接近して、楽曲が終わったタイミングでSCP-1818-JPの最上部に到達する。

　被験者はこれを「着地」と表現しているが、外部からは「出現」に見える模様。

　また、記憶の混濁や言語障害を起こしていることがほとんどのため、被験者は多くの場合意思疎通が困難。

　遊園地が廃園になる前まではこの特異点は発生していないこと、また制作会社がこのアトラクションを制作した記録がないことなどから、現在まだまだ調査中。

以下補遺1818-JP.1

　異空間内部で何度か映像の撮影を行おうと試みてはいるものの、どの撮影方法でも真っ黒な画面中央に「ご来園誠にありがとうございます。当アトラクションにつきましては撮影をご遠慮願っています。」と表示されるのみだった。

以下補遺1818-JP.2

　第■■回目の実験において、再出現後の被験者がヒト科によく似た生物であったことを確認（周知の事実の通り、ヒト科は6000年前に原因不明の突如とした絶滅が起こっている）。サイト‐991■■■■■の標準生物収容室に収容。この生物を以下SCP-1818-JP-Aと呼称する。

　SCP-1818-JP-Aは夕外語派の言語に酷似した未知の言語を話しているが、未だ解読には至っていない。

以下蛇足。ディスカッション欄の作者様が解説したものを作者的にかみ砕いて書く回答。

↓

　このオブジェクトはなんかめっちゃ壮大なスペースショットではなく、打ち出されるたびに被験者が「新たな宇宙へ飛ばされる」オブジェクト。つまりこれは新たな宇宙をガンガン創っていくSCP。

　またこのSCPの報告書を作成した地球も、我々の地球ではない。そのため、サイト-991■■■■■、夕外語、北海道禰守ヶ町等存在しないものや、Dクラスではなく「被験者」だったり補遺が1818-JP.2とかいう謎表記だったりする。

この作品は”Fennecist”様作「SCP-1818-JP - [EARTHWARD]」に基づきます。

http://ja.scp-wiki.net/scp-1818-jp

このコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ表示-継承3.0ライセンス(http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja)の元で利用可能です。

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