SCP要約

SCP-1014-JP Euclid

　SCP-1014-JPはこの報告書が出た時点で20代の男性。右太もも内側には"ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・非検閲"（ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードについては最後に説明）とタトゥーが彫られている。普通に人生送るうえで恥ずかしいタイプのタトゥー。

　SCP-1014-JPは認識した画像、動画の[ﾋﾟｰｰｰｰ]や■■■を違和感なく自由自在に改変できる能力者。端的に言うとめっちゃ上手いクソコラクリエイター。ただし[ﾋﾟｰｰｰｰ]や■■■を含んでいない元の画像、動画にも影響を及ぼす。まさに最強のクソコラ師。

　SCP-1014-JPは調子こいてSNSに改変画像をアップしていたところ財団に案の定発見され、さらに被写体が[言っちゃいけないアレ]や[名前を読んではいけないあの行為]をしていたのでとりあえずIPアドレスから特定→異常性発見で収容のいつものコンボ。なお被写体となっているのはSCP-1014-JPが嫌悪感を示していた人物ばかりだった。

　隠ぺいにはカバーストーリー”悪質なコラ画像”の流布がなされた模様。コラ画像で済まされるものではないはずなんだが。

以下、インタビューログ

登場人物

松田博士　　　真面目。クソ真面目。財団の人。

SCP-1014-JP　今回の加害者。キモオタ。

松田博士：いぇいいぇいしくよろ。インタビューしますよ。覚えてる記憶を教えて下しあ。

SCP-1014-JP：きょ、去年の冬辺りに……あ、11月、で、でした。起きたら知らない家にいたんです。あ、お、知らない人の家って言うか自分が何者か知らなかったですね。部屋の中でちょっとうろうろしてしたら、俺と同じ年かなぁ、それ、それくらいの外国人が、居ました。そして、俺に画像を見せてきたんです。

松田博士：どんな画像ですかな？？？？

SCP-1014-JP：あ、あ～。えっと、いわゆるアレ系？ですかね。

松田博士：具体的にｋｗｓｋ

SCP-1014-JP：[しばらく沈黙]よ、要するにアダルト系……です。えっちなやつです。で、その。あ、外国人の人は男の人だったんですけど「こいつのモザイク消してくれん？」って俺に頼んできたんです。顔だけ隠れているものだったんで、まぁ俺も「消えろ」って、ね、念じるだけ念じてみたんです。とりあえずやってみようか程度だったんですけど、消えたんですよね。そしたら、顔が出てきたんです。目の前にいる外国人の顔でした。

松田博士：特徴分かる？外国人の

SCP-1014-JP：す、すみません。ヨーロッパ……？金髪だったんでそのあたりの人だったような記憶しかないです。

松田博士：家で生活できてたの？

SCP-1014-JP：え、ええ。一応家具とかは、そ、そろっていたんで……。

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松田博士：じゃあ、話題をチェンジして。SNSで改変した画像の投稿をしてたのかね？

SCP-1014-JP：ツ〇ッターのやつですかね？TL見てたら元写真回ってきたんで、あ、あの冷蔵庫に入ってみたｗｗｗみたいなあれです。あれにスタンプ？みたいなもので顔の部分が隠されてたんですよ。

松田博士：それで、能力を使おうとしたわけねん。

SCP-1014-JP：はい。見事に全員俺の嫌いな奴だったんでめちゃくちゃせいせいして、にゅ、ニュースの犯人にかけられてたモザイクを消したこともあったなぁ……。そ、そん時も俺の嫌いな奴だったんで、知り合いに見せまくりましたよ。結構ウケも良かったです。

松田博士：えっと、ちなみに確認なんだがSCP-1014-JPさんの能力についてｋｗｓｋ。

SCP-1014-JP：え、モザイクを消す能力だと思ってますけど……。

松田博士：さてジョン。いやこの際ジョンなんて名前はどうでも良いんだ。大切なのは一つショッキングなニュースがあることさ。なぁに、君の能力は”モザイクを消すこと”じゃないんだ。冷静に聞いてくれ。君の能力は”モザイクを書き換える能力”なのさ。犯人の顔も、冷蔵庫に入っていた輩も、全員君の嫌いな奴と全く関係ない別人だったのだよ。

SCP-1014-JP：え、ええええええ、えとえっと、じゃ、っじゃじゃ。じゃあ俺関係ない人を悪いことやらかしたみたいなコラにして流布してたってことですか……。

えっと、俺は何をここでされるんですか？裁判とか……。

松田博士：多少の制限はあるが、ジョン……いやSCP-1014-JP。君の生活は保障しよう。詳しくは言えないが、君が罰せられることはないさ。

SCP-1014-JP：ありがとうございます！あ、最後に一つ質問なんですけど。

松田博士：なんだ、言ってみな。最大限協力はしてやるさ。一般人をこんなことに巻き込んでるんだからな。

SCP-1014-JP：ここってツイッ〇ーできますか？

松田博士：笑えない冗談だ。

インタビュー終了。

以下、文書1014-983

この文書はSCP-1014-JPが能力を使用したすべての画像に移りこんでいた、女性の顔面を覆い隠すようにコラージュされていたものです。

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ホーリー・ヘック！

あなたはちょうどミスター・非検閲の発見しました！身元が判明することは女の子の大敵です。ワンダーテインメント博士はだれですか？

～以下ミスター〇〇の名前が21~35まで載っていましたが割愛～

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著者補足

ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードとは

ＡＷＣＹ？（ＳＣＰ世界のバンクシー）の派生組織。ＡＷＣＹ？が芸術家気質なのに対して、ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードは大学の美術サークルみたいなノリ。そんなノリで異常なものをばらまくな。

モットーとして”人は傷つけない”を目標に掲げている。

ミスター〇〇シリーズ以外にはあまり表立ってゲーマーズ・アゲインスト・ウィードの名前を使うこともないので、目立たない組織でもあるので量自体は少ない。

メタいことを言うならば、ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードは最近の世相を反映したＳＣＰに関連していたりするのであまり評価されない傾向がある。最近だと某カード大統領の反デモ中にSCiPが見つかったとか。

特徴として、絶対に何らかのインターネットWebなどのデジタル傾向が記事に存在することがあげられる。

なおこの組織には現実改変者が大量にいる（らしい）ので財団としては拘留はできない模様。

ワンダーテインメント博士「何勝手にミスターシリーズ名乗っとんねん殺すぞ」

以上です。

この作品は”EFU”様作「SCP-1014-JP - 裏アカでやってくれ」に基づきます。

http://ja.scp-wiki.net/scp-1014-jp

ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードに関してはこちらの”Communism will win”様作ガイドハブ「ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードハブ」を参考にさせていただきました。

http://www.scp-wiki.net/gamers-against-weed-hub　（本家Ver）

http://ja.scp-wiki.net/gamers-against-weed-hub　（翻訳版）

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