SCP-112-JP Safe

 びっくりするほどただの食品サンプル。ナポリタンの形しててものっそいおいしそう。ポリ塩化ビニル製。

 パスタをまいたフォークが浮いてるように見えるあのタイプ。

 こいつの近く、もっと詳しく言うなら3,6m以内には入ってはいけない。

 入ったら最後、即ポリ塩化ビニルに変化。液体と有機物のみ有効なので無機物は入っていいよ。

 ちなみに出てきても戻れないので注意。ポリ塩化ビニル化とかどこのニッチ向けだよ。

 こいつは■■都■■■区の洋食屋「■■■」店内で発見された模様。

 13:20分の119番通報、およびその内容で財団に知られる。なぜか日付は9月のみ伏せられていない。なんでや。

 利用客によると35分くらい前までは異常もなかったそう。

 被害者、関係者はBクラス記憶処理済。やったねたえちゃん。

 ちなみにこのSCPが発見されたとき一緒にいっぱい彫像群(SCP-112-JP-A)が発見された。

 もちろん全部ポリ塩化ビニル。

以下SCP-112-JP-Aの一覧。


テーブルセット 客席スペースの中央に位置していたテーブル。

        ポリ塩化ビニルになっちゃってるから強度はギリギリ。

        SCP-112-JPが置かれ、男性Aが座っていた。


オムライス   半分くらい残ってる。女性Aが食べていた。

生姜焼き定食  ちょっと残ってるけどほぼ食い切ってる。

        女性Aの向かいに居た男性Bが食べていたもの。

カツカレー   カツ残り4切れまで減ってた。男性Cが食べていたもの。

水       計4つ。上記の料理横に置いてあった模様。

        中の水の量は全部異なってる。結露まで再現されてる。やべぇ。


男性A      38歳会社員。SCP-112-JPのフォーク部分を持っていた。

女性A      24歳会社員。窓際に座っていた。

男性B      19歳学生。女性Bの向かいに座っていた。

男性C      69歳自営業。奥のカウンターから女性Bを見ている状態で発見。

女性B      18歳店員。カウンター前に立っていた。

         男性Cの方を向いて笑顔の状態で発見。

男性D      47歳店主。厨房入り口に立っていた。

        後頭部、背中、右足は被害を受けてなかった模様。エグい。

女性C      52歳主婦。帰り際。頭と右腕が破損。

        左足が被害を受けなかった模様。こっちはこっちでグロい。

男性E      28歳救助隊員。女性Cの知人が通報して現場に来た人。  

        入り口で右ひざをついていた。

        胴体と足は被害を受けてなかった模様。今回一番かわいそうな人。






この作品は”Stringfish”様作「SCP-112-JP  洋食店のサンプル 」に基づきます。

http://ja.scp-wiki.net/scp-112-jp


このコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンス(http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja)の元で利用可能です。


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