SCP要約

真坂 裕

SCP‐422‐JP Euclid

 東京都■■区の飲み屋が立ち並んでいた直線道路から聞こえるクッソうるせぇ酔っ払いの声。


エージェント・■■「警察の振りして話しかけてみたら罵声と罵声と罵声で何言ってるのかさっぱりわからん。大体60代くらいの男性声」

謎の声「あの[罵倒]みてえな店から出てくる[罵倒]が俺に[呂律が回っていないため判別不能]!」


 移動すると声が大きくなったり小さくなったりするから多分どっかから発されてる。


 財団「とりあえずその地区封鎖するから土地買い上げやで~」

 飲み屋「つぶれたンゴwww持ってって持ってって」


 財団が買収し始めるとこの声、発生が大幅に減少。

 とりあえず発生したタイミングでエージェント・■■を使い緊急調査。


エージェント・■■「警察のにーちゃんやで」

謎の声「いぇーい。呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」

エージェント・■■「このあたりビル建てるってさ」

謎の声「良かった良かった。これであのバカ野郎どもにゲロひっかけられることもなくなる」

エージェント・■■「そうか。ゲロかけられてないから酔ってないんだな。だいぶ静か」

謎の声「酔っぱらわんと騒いでる狂気は持っとらんのや。やっと静かに暮らせるわ。ほなな」


 二年かけて工事してる最中も「寝てたから起こさんといて」「騒ぎたくて騒いでたんじゃない」「もう飲み屋もないから騒がない」と繰り返していた模様。

 どうやら謎の声はゲロに含まれるアルコールで酔っていたらしい。

 コンクリの精もアルコールには弱い。草。

 とりあえず今はビルでふさいでる。そろそろ財団フロント企業とかに貸し出される予定。






この作品は”triplet_pp”様作「SCP-422-JP   人騒がせな酔っぱらい」に基づきます。

http://ja.scp-wiki.net/scp-422-jp


このコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンス(http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja)の元で利用可能です。

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