1‐7 終恋。

2年前の9月に差し掛かる少し前に

紹介してくれたA子と君が付き合っていることを聞いた。

夜中の3時に君からのLINE。


「実は、付き合ってるんだ。」


涙すら出なかった。


A子からのLINEには「向こうがすごい言い寄ってきてくれて」

「部屋に行くと何度も誘われた」と言われた。

わたしはただ、『そうだったんだね。』と

『彼がLINEしてきたのは、A子が言ったからでしょ?』と言うと、

細い目を全開にしてわたしをみてきた。


君を想って曲を書いたの。

どうか、どうか、君が幸せになりますように。と願いを込めて。

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