第310話テア、コロ、クーのあらすじ&シルフィン、ハクアの次回予告
「え~、本作の主人公ハクアさんがいらっしゃらない為、本日のあらすじは私、テアと」
「まさか我が女神とこんな事をするとはの。クーじゃよろしくなのじゃ」
「え、えと、本当にボクで良いのかな? コロです」
「の、三人でお送り致します」
「しかしお主。元女神のクセにこんな事までするのじゃな?」
「ふふ。何をおっしゃっているんですか? 私は女神である前に一人のメイド。あらすじくらいこなせなければ恥ずかしくてメイドを名乗れません!」
「いや、逆なのじゃ! メイドの前に女神なのじゃ! 本当になんなのじゃお主のそのメイド信奉! 神が信奉者とかなんの冗談じゃ!」
「ボクも時々エルザ達見てるとメイドってなんなのかな? って考える時が多いかな。あはは」
「しっかりするのじゃ! ほぼ唯一マトモな人間のお主が諦めたらダメなのじゃ!」
「メイド。それは神をも凌駕する至高の頂。掃除、洗濯から諜報、軍略、民衆操作まで行う正に神のごとき職業」
「それもうメイドの領域飛び越えてるのじゃ!」
「さて、それではさっさとあらすじ説明を始めてアレをどうにかしましょう」
「……我には何も見えないのじゃ」
「クー。気持ちは分かるけど無理だと思うかな?」
「嫌なのじゃ! アレには関わりたくないのじゃ! 見なかった事にして蓋したいのじゃ!」
「皆、異様な空気を醸し出して「殺す」だの「結婚」だの「八つ裂き」だのブツブツブツブツ言いながら準備をしてますからね」
「我、あやつらの方が魔族とかよりも余程怖いと思うのじゃが?」
「あ、あははは。さあ、テア様の言うとおりお仕事しようかな!」
「誤魔化した!?」
「そうですね。では私から、今回の章では前半に皆さんの修行風景やユエ達ゴブリン組も登場した場面が描かれてましたね」
「ハクアの鬼珠スキルの説明も曖昧だっから楽しみかな」
「うむ。ユエ達も順調に強くなり、最近あの辺りのモンスターは駆逐されてきているのじゃ」
「それにハクアさんのゴブリンに対する実験のお陰もあり、被害だけでなく、ゴブリンの発生も少なくなっているそうです。そしてその後、他国とのゴブリン討伐作戦が決行されますが、そこで事件が」
「仲間の死にロークラで召喚された勇者の存在。ハクアはその全てを受け入れ、承知の上で戦いを挑んだかな」
「結果として勝利を得て、勇者二人からスキルをゲットしたが主様の気は晴れなかったのじゃ。しかしそんな主様も、兄を亡くしたリンナとリンク二人の姉弟が前を向き歩きだしているのを見て立ち直ったのじゃ」
「うん。ハクアが元気になって良かったかな」
「ですね。その後もハクアさんは三国会議に出席してフープに有利な条件を飲ませたりと大活躍します。そして全てが終わりフープに帰るとそこにはクーが土下座で迎え入れていました」
「まあ、華麗にスルーされたがの。我の土下座の理由。それは奴隷商に捕まった仲間のサキュバスの救出だったのじゃ。色々な手を使いオークションに潜入した主様は無事我の仲間を助けてくれたのじゃ」
「まあ、他にも、エルフに月兎族、ドラゴンまで競り落として来ましたけどね。まあ、そんな彼女達も仕事や住む場所を与えられ今は自由に暮らしています。特にサキュバス達はハクアさんに仕える為にメイド修行まで行っているのが素晴らしい」
「あのテア様? 前に見たんですけど主人の気を引くスカートの捲り方講座とかって本当に必要なんですか?」
「もちろんです。主人の全ての要望に応えてこそのメイド。まあ、伽などは本人の意思も大事ですが」
「コロ。諦めるのじゃ。所詮主様の仲間なのじゃ」
「あ、あははは」
「まあ、そんな風に皆に働く場所まで作ってくれた主様なのじゃが、ある日研究素材を取りに出掛けたまま行方不明になってしまったのじゃ」
「うん。皆で必死に探したけど手懸かりが見付からなかったかな。でもそんな中、一人の兵士がハクアの身に付けている物と一緒に手紙を持ってきたんだけど……」
「その内容が【結婚式招待状】でしたね」
「ヒィーー! 止めるのじゃ! その単語はいかんのじゃ! 一気に後ろの連中の殺気が膨れ上がったぞ」
「み、皆、何気に聞いてたんだね。聞こえてないと思ったかな」
「まあ、そんな訳で次回に続くのですが次回予告は任せます。私も用意が色々とありますので」
(実はテア様も怒ってるのかな?)
(正に触らぬ神に祟りなしなのじゃ。しょうがない我達も行くぞ)
『シルフィン:あちらは忙しそうですね?』
『イシス:何気にティリスも向こうに混じってるわね。早く回収しないとそのうち全員に力を渡しそうよ?』
『シルフィン:回収! 早く回収を!? ……ふう。ブリギット達が行ってくれたから大丈夫でしょう』
「おいしょっと、ふう。脱出成功」
『シルフィン:貴女! 本編で助かってないのになんで脱出してるんですか!? と、言うか今まで何処に──』
「いやいや。ここの私は向こうとは違うから分からん」
『シルフィン:なんというメタ発言。まあ、今に始まった事ではないですね』
「そうそう。皆に見付かると大変だからささっと予告済ませて助けて貰おう」
『シルフィン:貴女は全く。それでは次回のタイトル言ってください。私は知らないので』
「知らんのかい! それでよく出て来たな。じゃあ。コホン。では次回〈この程度で私は屈しない。おかわり〉です」
『シルフィン:明らかに餌付けされてるじゃないですか!』
「バカな。私の鋼の意思は障子紙だって辛うじて破るというのに!」
『シルフィン:想像以上に貧弱だった!?』
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