第250話土魔法で遊んでいただけなのに
私が騎士様(笑)に言った言葉は、多少なりとも自分でも思っていたのか、言葉を詰まらせるのに十分な威力を持っていたらしい。
怒りに目を血走らせ、真っ赤に染まった顔で鬼の様な表情を浮かべた騎士様(笑)は、不意に片方の白い手袋を脱ぎ始め思い切り私へと投げ付ける。
たが、それを華麗に回避する私。
投げ付けられた手袋は衝突する筈の目標に避けられた事で重力に囚われ、放物線を描きながらポトッと地面に着地する。
止まる時間。
誰も何も言わずに少しだけ気まずい空気が流れる。
でも私のせいじゃないんだよ。
まさかこの場面で避けられるとは思っていなかった騎士様(笑)も、地面に落ちた手袋をポカンと見詰め、私が手袋を避けたのだとようやくアタマが理解するとまたもや顔を真っ赤にして私を糾弾してくる。
「き、貴様! 騎士の決闘を愚弄する気か!」
「悪い、悪い。そんな合図とか知らんかったわ。でも、やる気の無い女相手にいきなり決闘申し込むとか馬鹿なのか? 何処まで恥と自己都合で出来てるんだよお前の言う騎士道って?」
勿論私が決闘の合図を知らないというのは嘘だけど、知ってたよ? まあ、この世界でも同じ行為が在るのは知らなかったけどね。
でもまあ、あの流れならねぇ? ま、相手のペースに合わせる気も無いし。自己満足に付き合う気も無い。とことん挑発して、都合の良い騎士道精神とかってのも踏みにじりますよ?
そんな風に考え愚物を見ながら、良く回る口だな~。なんて思いつつ冷めた瞳で見続ける。
すると、更に馬鹿にされたと思ったのか、遂に腰に吊るした騎士剣まで抜き私に突き付けた。
ふう、やっと抜いたか。
しかし、流石にそれには周りが反応したので、私はそれを片手を上げ制止すると騎士様(笑)に向けてニコリと嗤ってみせる。
「はは、本当に屑だなあんた。こんな事までしておいてまだ騎士道精神なんて語るのか。でも、まあ良いや。先にやったのはそっちだからね。私もしょうがないから
私はそう言って腰の後ろに手を回し、騎士様(笑)から見えないように、空間魔法で作ったボックスの中から一目で安物と分かるナイフを取り出し構える。
しかしそれを見た瞬間、周囲からは驚きに息を呑んだ気配がした。
それはそうだろう。
相手は腐っても騎士。
この世界で騎士は少なくとも二回輪廻を行った者を指すらしい。それ未満は見習いなのだとフーリィーが教えてくれた。
そして多少時間やステータスに差はあれど、ほとんどの人間は位階3までは平均的に成長し、ここから一気に其々伸び始めるのだとか。まあ、ここに本人の資質とクラスの補正が掛かるから実際には差があるように見えるけど。
そんな訳で騎士として活動しているこいつは、少なくとも私と同じかそれ以上のステータスという事になる。しかもこいつは既に私の事を鑑定系のスキルで調べている事から、私とやり合っても勝てる算段は在るのだろう。
そんな相手に同じ剣では無く、長さも大きさも違う、如何にもすぐに壊れてしまいそうなナイフで応戦しようとしている私は、周りの人間にはさぞ無謀に映るだろう。
その証拠に目の前の愚物は、もうその内倒れるんじゃ無いの? と、言いたくなるレベルで顔を真っ赤に染めている。
勿論羞恥も在るのだろう。
騎士道精神まで引っ張り出したプライドの高い貴族様が、平民上がりの格下だと思っている女に、如何にもみすぼらしい武器で応戦出来ると思われたのだから、しかも自分は装飾の在る立派な剣を使おうとしてるしね。
勿論私のボックスの中にはこんなナイフよりも立派な物は幾つも入っている。コロが打った物は大した素材でない武器でもこんなのよりも上だからね。でもそんな事を教えてやる義理は無い。
「貴様、
いや~。怒ってる怒ってる。でもさ、この程度は挑発とは言わないんだよ?
だから私はその言葉を聞いて、一瞬驚いた顔を作りやれやれと首を振り如何にもしょうがないという体で嗤いながら挑発する。
「ああ、そうだね。悪かったよ。あんた程度にナイフを使おうだなんて私が間違ってた。あんた相手にはこれ位で十分か?」
そう言った私はナイフを仕舞い、人差し指を一本立て他の指を握り込む。そしてその人差し指を騎士様(笑)に向けて突き出し腰を落として構える。
その行動に流石に目の前の愚物も言葉を失う。
そしてそれは私の仲間も同じだった。
ただし私の事を地球時代からよく知っている面々は、とても哀れな者を見る目で騎士様(笑)を見ている。
「ハ、ハクア! 流石にそんな人差し指一本で勝つなんて無理だよ!」
うん。ナイスリアクション。
「そ、そうかなハクアやりすぎだよ」
「ご、ご主人様考え直して下さい」
「そうニャご主人様」
「ハクア様、ハクア様の強さはわかりますが、サンドは態度こそあれですが位階4の実力は確かです。お考え直して下さい!」
ほうほう。フーリィーが言うならかなり強そうだな? フロストと同じ位かな? なら、丈夫そうだね?
あまりの事に目の前の愚物はブツブツ殺してやると、何度も小さな声で呟いている。そして、血走った瞳を私に向け今にも私に斬りかかりそうな雰囲気だ。
「ハクア様! っっ、ミオ様からも考え直しすよう仰ってください!」
「やらせておけ、フーリィー」
私に考えを変えるように澪に言葉を求めたフーリィー。だがそんな懇願をされた澪は、無駄だとでも言うよに私の行動を止めようともしない。それにはフーリィーも驚き、なっ! と声が漏れる。
「場は整える。制限は無し、相手の降参又は気絶、命の危険が在る場合、終了で良いか?」
「構わない」
「意義あり。相手の降参じゃなくて、それを受け入れた場合終了で、気絶も確認はカウントで、寝たフリされたら敵わんからね」
「騎士が卑怯にもそんな手を使うと思うのか!」
「ああ、厚顔な騎士様ならやりかねんだろ?」
食って掛かろうとする騎士様(笑)を澪が止め、私のルールでOKなのか確認を取る。それに騎士様(笑)は良いだろうと言い。私に向かい、二度と生意気な口を聞けないよう、辱しめてやろう。と、顔を歪め増悪に満ちた嗤い顔で私に言った。
そういう陵辱系は、他の人間でやってくれないかな? あ~でも、スチルは見たいような見たく無いような。やっぱ駄目だな。そんなん皆にされたら魔王だろうが神だろうが殺すわ。
てか、これが騎士道精神うんぬん言ってる騎士様の言葉ね……。
と、そんな事を思っていると思いっきり手を引っ張られ皆の所へと連行される私。
やだ。アリシアさんったら強引。
「何考えているんですかご主人様」
「そうだよ! せめて装備くらいちゃんとした物を──」
「大丈夫大丈夫。信じてよ」
私がそう言っても流石に納得は仕切れないようで皆何か言いたげな顔をしている。
「ああ、そんな心配せんでもこの馬鹿は平気だ。それに……心配するなら向こうの方だろうな。完璧に術中に嵌まってる。フーリィー、カークス、アレはもう助からん。このバカに再起不能にされるからな。団員に穴が出来ると考えておいた方が良いぞ」
その澪の言葉に瑠璃と心以外の全員が驚いて顔を見詰める。しかし澪はそれを受け流しさっさと始めるぞと、言って皆を下がらせ、私と騎士様(笑)の中間辺りに立つ。
私達の位置としては上から見ると三角形を作るような感じだ。私と騎士様(笑)の距離は目測で十メートル程だろうか。
「準備は良いか? ルールは先程の通りだ」
澪がルールの確認をし始めた段階で私は派手に【雷装鬼】を発動して、先程のように右の人差し指を立て、腰を落として騎士様(笑)に向き合う。
それを確認した澪は何も言わずに騎士様(笑)にもお前も先に発動するならしろ。と、スキルを発動させる。
「では、始め!」
澪の合図で騎士は一直線に私を目指し走ってくる。が、私はそれを腰を落としたまま如何にもカウンター狙いのように構えを解かない。
思ったよりも早いな。実力は確かに在るみたいだ。それでもグロスとかに比べれば全然だけど。
その間にも私に肉薄してくる騎士との距離は遂に五メートル程になる。そして、騎士が更に距離を一気に詰める為思い切り足を踏み込むと、その踏み込みで地面が
「なっ!?」
騎士の顔が一瞬驚愕に染まりながら、私の視界から下に消えていく。
これは勿論騎士の踏み込みで出来た物でも無ければ、自然に発生した物でもなんでも無い。私が土魔法で作った落とし穴だ。
通常足裏で魔法を発動しようが魔方陣の光が漏れるが、私は派手に【雷装鬼】を発動する事で秘密裏に落とし穴を作っていた。
だが──甘い! と、言葉を発しながら空中の僅かな土を踏み台に跳躍して脱出を計る騎士。しかし、跳躍した騎士が穴から出て脱出したと皆が思った瞬間、騎士は空中で
これも勿論最初から脱出された時用に、跳躍の力が最大限発揮される筈の位置に【結界】を張ってあっただけだ。
落とし穴の大きさは直径三メートル、深さは四メートル程で、下に行く程先細りの構造になっている。
更に、下に落ちた段階で手足に石で重りを作って、壁と同化させているので騎士はもう脱出出来ない。
そんな騎士を上から確認すると、私を見付けた騎士が文句を言ってくる。
「貴様! 神聖な決闘をなんだと思っているだ! 魔法を使い、あまつさえこのような不意討ち恥を知れ! 騎士ならば正々堂々剣で決着を付けろ!」
この期に及んでまだそんな事を言うか。
「残念だが私は騎士じゃ無い。お前のルールに従う必要は無いな。それに私はなんの違反もしていない。ルールは無制限の
「なっ! ふざけるな! 何時そんな事を! それに貴様は指一本で戦うと──」
「いやいや、ルールはちゃんと聞こうよ。それに私は指一本で戦うなんてそれこそ一言も言ってないけど? 勝手に勘違いして決め付けて欲しく無いな。私は一分もあれば倒せるって言いたかっただけだよ?」
まあ、あのタイミングと話題でナイフを仕舞ってあんな事をすれば、そう取ってもおかしくは無いよ? 実際私はそう思えるようにあんな風にやった訳だし、否定も全くしなかった。まあ、言わないけど。
「なっ! ふ、ふざけるな卑怯め!?」
「何が? 武器を持たない相手に斬りかかる方がよほど卑怯だろ? さて、ギブアップするか一応聞いてやるよ」
「誰が貴様のような卑怯者相手に降参などするか!」
うんうん。良く言った。まあ、ギブアップしても受け入れる気無いけど。
私は地面に手を着くとアースクリエイトを使う。
テアから聞いたがこの魔法は他とは少し違うのだとか、この魔法はイメージを形にして物を作る。そしてそれは、魔力を流し続ける事で変化させ続ける事が出来るらしい。だから作った物に魔力を込め続ければ強度を強くしたりも出来る。
実際それが本当の使い方なんだって。
アリシアが最初の頃作った物は五分位しか持たないと言っていたのは、熟練度もさる事ながら魔力も足らなかったかららしい。
作った物に相応の魔力を注げば崩れなかったらしいよ?
まあ、そんな訳で私は細部まで明確にイメージしながら魔法を発動する。
作った物は石柱だ。それを騎士の下から足の間、つまり股間を突き上げるように思い切り上に伸ばす。
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
少し強度を下げておいたとはいえ、壁と同化した手足を持ち上げる程の勢いで股間を突き上げられた騎士は、絶叫を上げながら突き上げられる。
しかも、その足には石で出来た重りがある為、騎士の体重+重りの重量が股間の一点に集約している。
しかもこれには見た目とは違う効果も在るのだ!
あの騎士を突き上げている石柱の一番上の平らな十五センチ四方の四角い部分、あの部分は実は賽の目状になっております。
それに加え、その賽の目は微妙な時間差でそれぞれ上に伸びている為、秒間数十発分のダメージが股間を襲っているという、まさに匠の技!
イメージに苦労するぜ。
そんな風に脳内解説していると、手元が狂いバランスを崩して10メートル程の高さまで持ち上がった騎士を落としてしまう。
あっ、落ちちゃった。
足の重りが良い感じに働き、ドゴンッ! と、音を立てながら足から落下するとそのまま仰向けにベチャッ! と、倒れる騎士。
どうやらその衝撃も大分体に響いたようだ。赤かった顔を真っ青に染め、白目を向きながら痙攣しているが、アレもきっと私を油断させる為の演技だろう。うん。そうに決まってる。
そんな訳で私は石柱を維持したまま立ち上がり、騎士を某初代ライダーのように地面に固定すると、ウォーターボールを倒れている騎士に放ち追撃する。
しかしあまり使わない魔法の為、
いかんいかん。
水を掛けられ目覚めた騎士は何が起こったのか分からず呆けているが、私は正々堂々と騎士道なんちゃらの精神に乗っ取り一切手を抜かない。
本気でやってる相手に失礼だからね!
そう。これこそ礼儀なのだ。相手は降参も気絶も
そんな訳で私は石柱に更に魔力を注ぎ込み、賽の目状の天井部分を騎士の股間に向け位置を調整する。
そして今度は更にイメージを注ぎ、ついでに先程の魔法陣を調べて分かった『ルーン』を使う。
ルーンとは、あの有名なルーン魔術の事である。
物品に特定のルーンと呼ばれる文字や記号を刻み、魔力を流すだけで発動させる事が出来る魔法の一種だ。(詳細は違う)
まだ詳しく教わって無いけど、テアからの授業で魔法陣に使われているのがルーンだと教えて貰った。
更に魔法には属性など以外に大きく分けて、属性を変化させる魔法、変化させた物を押し出す指向性の魔法、魔法の形を維持する制御魔法がある事を教えて貰った。
そして、魔法陣とはこれらを合わせる事で一つの魔法を使いやすくするものなのだそうだ。
そして私が解読出来たルーンは指向性のルーン、それも狙った所に発射する物だ。(狙いは甘め)
それを賽の目状の部分の一つ一つに刻むように、もっと言えば金太郎飴のようなイメージで作り上げる。
そこまでした頃には騎士もようやく事態を把握出来て来たらしく、焦ったようにや、やめ。と、言うが、私はニコリと嗤うと「|発射(ファイア)」と、石柱をサイコロサイズの石礫にして発射する。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!」
ルーンの効果は良い感じで一つ一つの石つぶては、地面を抉るレベルに引き上げられている。
響いていた耳障りな悲鳴はその内聞こえなくなり。
騎士の顔は、赤から青へ、青から蒼白になり今は土気色になり白目を向きながら泡を吹いている。
最初は当たる度に大袈裟に反応していた身体は、次第に動きが小さくなり今は小刻みに震えてビクンッ! ビクンッ! と、気持ち悪く動いている。
一分間程の暴虐の限りを尽くした石礫の弾丸が止まると、騎士はまたもや
私は今度こそ失敗しないように、騎士の顔にウォーターボールを当てるが、やはり威力が弱かったのかまたもや気絶したフリを辞めさせただけに留まった。
クソう。失敗失敗♪
そんな騎士に私はゆっくりと近付いて行く。
それには気が付いた騎士は負け犬のような目をしながら怯えるようにしているが、手足を地面に固定されている為に全く動けない。
まあ、よしんば固定されてもいなくてもその身体は既に動かないだろうが。
そんな騎士の前に立った私は、ニコリと嗤いながら騎士に話し掛ける。
「さて、ギブアップはするかな? 今なら考えてやらなくも無いけど?」
まあ、何を言っても考えるだけだけどね?
私の言葉に騎士は必死に言葉を絞り出そうとするが「あ、ぐ、えあ」と言葉にならない鳴き声を出していた。
まあ、
うん。不運、不運。私には関係ないけど。
「そうか。そうか。ギブアップは無しか。最後の最後に少しはその騎士道精神? って奴を見直してあげるよ」
瞳を潤ませながら必死に首を振る騎士。だけどこれも私を油断させる罠に違いない。
私は、バスケットボール並の大きさのストーンブレッドを作ると優しく語りかける。
「女々しい事をグチグチ言うような奴には
「あ、あぐっぁあ」
何か言いたげにしているが関係無い。私はストーンブレッドを一点に落とすと何かが潰れたような音と共に、声にならない絶叫が響き今度は本当に騎士が気絶したみたいだった。
そしてこの日、一人の男が死に、一人の
ふう。終わった。
私は振り向くとスゲー良い顔で澪に向かい「カウント」と言うと、澪は何故か騎士に同情的な目を向けながら必要ないだろ。と言う。
ふむ。まあ、良いや。
そして今度は、私達の
そんなギャラリーの中で、騎士様(笑)の言葉にニヤニヤと笑っていた騎士団の一角に向け。
「さて、次は誰が私の相手をしてくれるのかな? あんた等もこいつと同じ考えなんだよね?」
私がそう言うと、言葉を向けられた連中が首が取れるのでは無いかと思うほど、左右に振って否定する。
まあ良いか。
これで逆らう人間は居なくなるだろう。と、結論付け私は仲間の元へと向かう。
何故か皆引き気味だ。ジャックやカークス等の男は蹲ってはいないが若干内股気味だった。
「ビクトリー」
「やりすぎだ。馬鹿」
何処が? 殺してないよ?
「お前、本当に敵に対しては魔王だよな?」
「意義あり。魔王でもあそこまで酷くないのじゃ!」
失礼な!
「あそこまでする必要有ったのか?」
「中途半端にやって今後同じのが出るのはウザイ。まあ、良いカモになってくれて感謝だよ。
「
「上手い事言ったつもりか!」
その後何故かしこたま怒られました。
解せぬ?
因みに、後日サンド君に私がサンドラちゃんという名前を付け、将来周りの国に名を轟かせる
これが後にあんな事になるとはこの時の私はまだ知らなかった……。
その後、その
そして後に魔王が生まれた日と呼ばれるのだった。
私は土魔法で遊んでいただけなのに何故こうなった? 解せぬ?
〈自業自得です〉
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