第14話 二〇一九年の目標読破数・三〇冊
そう決めたものの、一月の半分になって、やっと一冊を読み終えた。
前途が多難である。
一応、計算上では、一月に二冊半くらい読めば、達成できることになっている。
また、これは紙の本に限定する。……まあまあハードルが高いかもしれない。
なぜ、そう決めたのかというと、去年の読破数が、八冊だけだったからだ。
読書家を自称している割には、少なすぎる。あまりにショックだった。
「今年はいっぱい本を読もう! まずは三十冊!」と決めた、二〇一九年、初読破は三島由紀夫の『潮騒』だった。面白かった。
読書メーターに感想を書いた後に、他の本と一緒に図書館へ返却した。ちなみに、借りたのは去年の十月である。
読むのが遅いのは昔からだったが、それでも時間が掛かり過ぎた。
読書をサボっている、という言い方が正しいのだろう。読む時間は作ろうと思えばいくらでも作れたはずなのだから。
さて、今度読むのは、米澤穂信さんの『満願』である。この作家さんを読むのは初めてで、下の名前の読み方も今検索して知った。
交流のあるカクヨム作家さんの、月波さんにお勧めされて、今日買ってきた。これから読むのが楽しみである。
今年は、色んな本を読みたいなーと思う。
川上弘美さんの話をフォロワーさんとしたので、そこら辺と、まだ『全て真夜中の恋人たち』を読んでいないので、それと、まだ読んでいないと言えば『コンビニ人間』がずっと気になっているのにそのままだし、又吉さんの『劇場』だって、読まねばと思い続けているし、伊坂さんと森絵都さんも大好きなのに、最近追いつけていないし、森見登美彦さんも新作出たのに『有頂天家族』の二巻で止まったままだし……
そうそう、文豪の本も、もっと強化していかないといけないなーと思ったままだから、やはり川端、谷崎を読んでいって、自分で作っためけぽんビンゴを完成さるために、有馬も読みたいし、太宰や漱石もまだ読めていない部分が多し、もっと言えば、海外文学がまだまだだから、もうそろそろドフトエフスキー行ってもいいんじゃないかと思うし、カミュと同じ誕生日の癖に『異邦人』しか読んだことが無いから、『ペスト』辺りもいいし、カミュの後にかカフカだってもっと読みたいし、ドイルやクリスティー辺りも進めていきたいし、やはり王道としてシェイクスピアの三大悲劇ぐらいは押さえておきたいし、でもずっと気になってる「あるいは牡蠣でいっぱいの海」も何とか読みたいし……
まあ、なんだかんだで短編、単一系が多くなってしまっているから、もうちょっとシリーズものを、あとラノベも読んでいきたいから、『デュラララ!!』はSHになってから全然だったし、まず、「バッカーノ!」をどこまで読んだのかが分からなくなっているから復習したいし、どこまでと言ったら、『キノの旅』もチェックしないといけないし、アニメ見たのにまだ原作読んでいないと言ったら『人類は衰退しました』だし、カクヨムでやってるのにカクヨムから出版した本があまりだから、『横浜駅SF』は読みたいし……
ざっくり挙げたつもりが、とんでもない量になってしまった。今年三十冊では足りなくなってくる。
でも、読みたい本がたくさんあることは幸せなことだ。全部は無理でも、一冊一冊、じっくり読んでいきたい。
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