春子ちゃんの選択肢でキュン死しました。
とても良質なお話だったと思います。彼らの身の丈にあった解釈、視点、だけれど夏男と春子のフィールドワークでしか伝え合う事の出来ない感情。
キャラクターの内面と、それに対するチグハグな行動をしてしまう双方の葛藤は、とてもリアルでした。こういう恋をされていたのではないか?と疑ってしまう程です。
黒板に彼女が書いた問い。それに自身が答えるのも、葛藤があるし、彼が夜の黒板に書いたそれも、自分の決意が見えつつ彼女へのアンサーであり、そして彼女のあの二択。
というかまぁ、ここまで波長があってればきっと結婚するんだろうなぁって思います。それを違和感なく思える、二人のバックボーンの描き方がとにかく素晴らしいです。
脱帽致しました。
良いところはたくさんありますが、指摘箇所が見つかりません。
あえて言うなら夏生一回目。会話文の応酬、春子が黒板に三点書くまでのあたりが、もう少し整理、深みを持たせた上で読みやすく出来るのではないかと思いました。
タイトル回収もグッド!
ご参加頂きまして、本当にありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます。
「筆致」がテーマという事なので展開は特に冒険せずに、心情中心に、そして、季節感や情景の描写を散りばめる事を意識して臨んでみました。ぶっちゃけ、「夜の教室」が書きたかったのですけど。笑。
そして、実は春子の3項目の箇条書き部分は、「よっしゃ、最後にタイトル回収してやるぜ!」という勢いで付け足した個所なのです。笑。ご指摘の通り、バランスが悪いですね。良く読んでいただいているなあ、と感じ入っております。
また、自主企画のホスト、本当にお疲れ様です。拝見するだに、いろいろとご心痛もある中、本当に丁寧な運営っぷりで頭が下がります。楽しい企画に丁寧な運営、ありがとうございました。
ご無理の無いよう、楽しめる速度で進めてください。
企画からきました。
うーん、ばっさり言うと私はこういう書き方する小説というか書きモノは苦手です。
なんというか面倒臭いんですよね。書き方も登場人物も。
リンゴを拾った。誰かが落としたようだ。 という文章を
そこにあったのは真っ赤なリンゴであった。これはどこからやってきてここに置かれているのであろう。罠か……? これは私に対する陰謀という考えはないだろうか?
いや、そう決め付けるのは早計だ。先程曲がった八百屋で特売で売られていたのをまとめ買いした主婦が落としただけではないだろうか……
まてまて、目の前にあるアパートの2階の住人が窓から中二病患者がニュートン……
と広げられているような感じが面倒。これがギャグで笑いを誘うのが目的ならいいんだけど、真面目に全体を通してしてるから私には受け付けませんでした。
受ける人には受けるんでしょうが、私は良いコメントが出てきませんでした。
作者からの返信
ありがとうございます。合わないものは合いませんものね。
また、コメント欄で返信しただいた「魅力的なキャラの多くはアクがある」というお話、なるほどと思いました。
すごく良かったです!
各話それぞれに良く、勢いもあって、とても楽しく読みました。
・もったいなかったところ
>「計画的」な事をやってやろうじゃねえと
やろうじゃねえ「か」と、でしょうか……?
・良かったところ
沢山ありすぎます。
「A:はい / YES」
これ、春子らしくて良いと思うし話のラストとしてインパクトもあると思うのです。でもここだけでなく、むしろクライマックスからラストまで、それ以外の描写がすごく印象に残りまして、その点がすごいと思いました。
夏男が黒板に書いた内容がすごく良いですね! そうきたか! という感じです。
ラスト、「明日の黒板」というタイトルを見事に回収していて、すごいと思いました。小さな黒板を持っていく、だなんて。よく考えつきましたね。
忍び笑いをしちゃう俺も、すごくいいです。
好きな文章がいくつもありました。特に以下。
>「場当たり的で、無計画」、春子に言われた言葉を思い出す。「場当たり的な『好き』はいらない」、言い返せなかった言葉を思い出す。そんな事はない。俺はずっと、ずっと考えていた。言えなかっただけだ。
言葉の並べ方というのでしょうか、繰り返しの使い方など絶妙で、すごくいい文章だと思いました。
全編通して、ストーリーも科学ネタもバランスよく作られていて、春子と夏男の好感度も高く、お見事でした。お疲れ様でした。
作者からの返信
ありがとうございます。恐縮です。
「か」のtypoミス、見逃していました。やはり撲滅は難しいですね。しれっと直しておきます!
実はラスト1話の部分は、割と力尽きていて(夜の教室がかけて満足していて)、「おもてなしモード」とでも言うのでしょうか、良さげで、読後感がいい雰囲気に強引に持って行こうという感じでした。
せっかくだからタイトルも回収してやるぜ!と、強引に黒板を捻じ込んだところ、うまいことはまってくれました。笑。
楽しんでいただけたのであれば、嬉しいです。
よませていただきました~。
みんな大好きシュディ猫。私も好きです。
子供の頃ウルトラマンガイアで見て以来好きになって物理学の本で調べたものでって……すいませんどうでもいいですね。
では、感想をば。
個人的には、一番好きなのは1話でした。
電車の中にいるのにお互いにつめきれない距離感。
春子ちゃんの言う、「決まり切っていない関係」の心地良さと、それが学校と共に終わっていく切なさを感じてしまいました。
そうでありつつ、最後のYESかはいで答えろ設問。
やっぱ、ハッピーエンドはいいっすね!
夏男君の計画に添削する春子ちゃんの表情を思い浮かべるだけで、心がときめきますよ。
二人の将来に幸あれです。
作者からの返信
ありがとうございます。
シ猫、いいですよね。猫というところがグッとくるんでしょうね。笑。
1話は、「このお話はこういうテーマのお話なんです」という紹介というのでしょうか、それを心がけてみました。
読むのが遅くなりすみません。
最初から最後まで、纏まりがすごいです。語彙が稚拙ですみません。
でも、これをどう表現すればよいのか。
一糸乱れぬ?淀みのない?
整っているのとはまたちょっと違う、きっと吉岡さんの世界なんです、隅々まで。これこそ筆致というものなんでしょうか?
最後の設問に答えがはいかyesしかないところが、クスリと同時にグッときました。
作者からの返信
ありがとうございます。
筆致というか、クセなんでしょうね。笑。1文の長さですとか、リズムですとか、そういうものが自分好みになっているのかもしれません。