理不尽言語とビビット・ドリーム

「あの子って自分勝手だよね。」

「お前は自己中すぎるんだ。」

何度言われて来たんだろう。

普通の人の倍くらい言葉を発する時は

気を遣ってきたはずだった

なのにこの有様さ。笑えてくるよな


世界ってもんは理不尽さ

どんなに頑張っても容姿がよければ

そっちが優遇されるんだ

そんなの昔から分かってた

分かってたはずなのに


鮮やかな夢だとしても

きっと報われないさ。報われやしない

世界を甘く見すぎてたんだ。

誰のせいでもない擦りつけ合いの

オンパレード

いけないんだと言ってやりたい

言いつけてやりたい

まだ、自由でありたい


「そんなこと言ってかまって欲しいの?」

「だから嫌われるんだよ。」

どうでもいい言葉のはずなのに

聞き流せない真に受けてしまう

ずっと頭の中でループする

妄言が虚言が消えないんだ


細やかな願いさ

ただ平穏に生きたいだけなんだよ

どうしてそこまで弄ぶ?

興味がないならさっさと失せろよ

嫌いなら離れろよ

除け者扱いする癖して


煌びやかな世界だとしても

きっと嫌いになれる、そう確信してる

生まれた時から決まってたんだ

僕は貶され陥れられそれでいい

お前らの驚いた顔を拝みたい

拝んでやりたい

ずっとこのままで笑われてたい


さぁ反撃だ僕らの番だ

ずっと黙っていると思うな

被害妄想はもう終わりだ

今度は、僕らだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る