聞こえませんでした。
言い訳なんざ聞かないなんて
理不尽な世界だってのは分かってる
そんなことばっか言われてさ
耳元に蛸ができちまうよ
本当の事言ってるだけなのに
なんで分かってくれないの?
聞こえるような悪口が胸を突き刺した
教えてよどう言えばさ
君に伝わるか
教えてよどう声を出せば
君に届くの?
透明な心を透かした
声が跳ね返って僕を苦しめた
貼られたレッタルは剥がせない
言い訳に塗れたタグ塗れさ
所詮人生なんてそんなもん
大人たちの定義はそれだけ
それでいいの?なんて疑問は
どうせ聞こえてない
それ以上何も言わないでよ
どれだけ嬲れば気がすむのですか
お前みたいな理不尽な大人になんか
なるもんか
決めたんだよ僕の心が決めたんだ
もう、何も聞かないって
もう、何も聞こえないことにしようって。
僕の声が小さいからって
何も聞かないつもりなんだ
そんなことばっか投げられてるから
もう慣れっこさ、痛くない
なんて強がりなんて誰も知らないよ
これもまた、言い訳か
教えてよどうすればさ
声が大きく出来るの?
教えてよどうやればさ
君は聞いてくれるの?
僕の心を溶かした
声はストレートに突き刺さった
ガラス片のように鋭利で
一生抜き取れない
だからお前は怒られるんだって
大人たちはみんなそう言う
違うよ、なんて声が
締め付けて出せやしない
それ以上何も言わないでよ
僕の声なんて聞こえてないんでしょ
都合よく生きようなんて思ってないし
決めたんだよ一切合切
お前らの言葉は聞かないって
聞こえないふりをすることにしようって。
きっと僕は悪くない
頭では全部分かってるよ
でも言えない声を出せない
怖い痛い怖い痛い
恐怖が抜けねえんだ
それ以上何も聞かないでよ
弱いものいじめする癖して
上からの態度はもうやめろ
お前らに従う気なんざない
決めたんだよ何もかも全て
もう聞かない何も言わない
全てを遮断することにしようって。
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