笑ってみよ、一度だけさ

この世界にいる自分の存在証明なんて

出来っこないって笑ってた

自分自身が分からなくって

でっかい壁にぶつかっちゃって

空いた傷口がちっぽけさを吐き出した


何もかもが分からなくって

課題すらも人の気持ちも

「分からない」気持ちをビンに

窮屈に押し込めて

後悔はない、とフタをした

それだけじゃまだ、まだ

足りないかもしれないけど

履き潰したスニーカーが

「大丈夫」だと背中を押した


壁を避けて通るなかれ

「臆病者なんかじゃない」と胸を張れる

自分を肯定していたい

壁をどう乗り越えるかは君次第さ

飛び上がった体がどうなっても、

壁を破ることに変わりはない

傷ついたり、傷つけたり

感傷は少なくないけれど

僕は「分からない」ままの

僕を肯定してあげたい

決して出来ない気持ちは笑わないさ

きっとカサブタが君の歩んできた証拠さ

絆創膏はもういらないよ

肯定できる自分がいるから

だから僕は笑わないよ

どんな世界であろうとも

「分からない」自分のままでも

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