第410話 海堂

「ボー……!?」面倒くさそうに凶二が応えた。


「あなたの舎弟でしょ!!」

 麻衣姉の言葉に、

「フン、オレのじゃねぇ~よ……兄貴のだ……」


「どっちにしてもあなたが面倒みなさいよ!!」


「はァ~…、ガキの遠足じゃねぇ~ンだ……」

 そう毒づきながら、凶二は海堂の部屋をノックした。

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