第370話

 地味で目立たないヤツだって……

 それって、まさか……

 また…、ボクを……

 冷や汗が頬を伝った。


「そして、犯人は『タコ』と呼ばれていたヤツなンだ……」

 勝ち誇ったみたいに断言した。


「ああ…、ッで……!?」

 凶二が先をかした。


「そう、真犯人は……」

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