第244話

「うわァ~ー! 助かったァ~ー!!」

 左腕を血塗まみれにした男がラウンジ内へ倒れ込んできた。

 右手には拳銃を持っていた。


「ぬゥ~、気をつけろ~!

 銃を持ってるぞ!!」

 阿久津兄弟が怒鳴った。

「こいつが殺人鬼かもしれない!!」


「う……」

 一瞬、謎の来訪者の様子を伺った。


「ち、違います! ボクは刑事です!!」

 男は座り込んで血塗れの腕を押さえた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る